コピーライターに憧れるインタビューライターの話
AIがとんでもなく賢くなって、人間は文章を書かなくてもいいよ、そんなことに時間かけなくていいよ、と言われるようになりましたね。
不思議なもので、そういう時代になればなるほど、私は「書くこと」に対して貪欲になっている気がします。
昨日もそう思う出来事があったので、もうちょっと考えてみたいと思います。
ロゴとコピー
大阪に帰省中の昨日は、(株)Color Brandingの梨那さんとかげさんに声をかけていただいて、おいしいスペイン料理を食べてきました。

そこで、ロゴデザインをされているオニオンさんとたくさんお話しして、たくさん共感したし、いろいろと考えました。
いまさら、な気もしますが、私のなかで大きな発見だったのは、ロゴとコピーというのはとてもよく似ているということ。
・向かう場所への旗印となること
・答えはクライアントの中にあること
・クライアントの「声」を聞いて、かみ砕いて、煮詰めて、練って練って生まれること
・何かを切り取るわけではなく、全体を表すこと
・右脳と左脳、具体と抽象を行き来して生み出すこと
……他にももっと、共通点がある気がするなぁ。
私はインタビューライターとして、主に2000字~3000字の文章をこれまで10年間書いてきましたが、ここへきて、ビジネスにまつわる文章の最高峰って、やっぱり短いコピーな気がしてきたのです。
長文は読まれない、とか、そういう文脈ではなくて、その気迫とか濃密さとか洗練され具合とか伝わりやすさとか。
そういうところで、すぐれたコピーは文章の王様みたいです。
3000字だから伝えられることもあるし、3000字だからこそのよさもあるのだけれど、いいコピーを書けるようになりたいと、最近ひしひしと思います。
どうして私はコピーを書けるようになりたいのか
オニオンさんが、昨日話したことから、さっそくnoteを書かれていました。
仕事は、制作者だけでは完結することはないでし、クライアントの課題や悩み、現状や過去の経緯や、目指す未来があって、初めかたちにできます。
クライアントと向き合い、クライアントのことを一番分かっていなければならないのは、他ならぬ〝私〟のはずです。
ここの部分、ほんとそうだなぁと思います。
クライアントと向きあい、クライアントのことを自分がいちばん分かってる、と思える状態で生み出すことにこそ、価値があると、私も思います。
そう胸を張って言えるライターでいたいです。
それはもう、自分の存在価値と言えるかもしれません。
そのスタンスでクライアントに寄りそおうとしたとき、やはり3000文字より、20字の方がずしっと重いのです。
3000字は覚えきれないけれど、20字ならいつもそばにいられる感じ。御守りになります。
そこに、憧れているのだろうな。
人がコピーライティングをする意味
私がオニオンさんとちょっと意見が違うのは、使い方を間違えなければ、すばらしいコピーをAIで生み出すことが可能だと私は思っている、というところです。
今はまだ完璧じゃないかもしれませんが、時間の問題だと思っています。
というのも、AIと一口に言ってもさまざまで。
すぐれたライターさんとコピーライターさんが、自分たちが言葉を生み出す思考をトレースしてAIにしている様子を見ると、その道のプロの頭脳が、広く提供される時代なのだと思い知らされるのです。
そんな時代に、それでも自分でコピーを書きたいなぁと思うのは、生み出すプロセスをクライアントと共有したいからなのだと思います。
例えば昨日、このコピーとロゴの話を、でっかい鍋から取り分けたとびきりおいしいパエリアを食べながらしたことは、私のなかでセットで残ります。
ちょっと例えとしてどうかと思いますが、そういう人間くさい記憶とともにいつもそばにいられるコピーを生み出せたら最高だなぁと思うのです。
言葉を見つける「体験」を、私はクライアントとともにしたいのでしょうね。
新しい夢ができました。
なんて思ってたら、さっそくコピーライティングの仕事にどっぷり関わらせていただけそうだし、学びを深める場もありそうだし。
人生のなかで、波ってこういう感じでやってくるんだなぁって、しみじみしています。
これまで「聴く」ことは散々やってきたから、その経験は活かせるはず。
がんばるー!

ココロ ツムグ研究所かげいろは、栃木県宇都宮市で「丁寧に紡いだストーリーで人との距離を縮める」をMissionとして取材・執筆活動をしています。
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