江口寿史「トレパク」問題で「中央線文化」のイメージ暴落中
JR中央線には、文化的なイメージがあった。世に「中央線文化」なぞと言う。
昨日、その「中央線文化」に触れる記事を書いたばかりだが、その中央線文化の象徴のような江口寿史氏のイラストが、「写真を無断にトレースした」、いわゆる「トレパク」だという疑惑で、炎上中だ。
漫画家でイラストレーターの江口寿史さんが10月3日、自身が手掛けた「ルミネ荻窪」のイベントのビジュアルについて“SNS上の写真の無断参考・利用”を公表。これをきっかけに、江口さんが手掛けた企業や自治体のその他のビジュアルについても“無断利用やトレース”を指摘する声が続出中です。各企業が対応を発表しています。
(ねとらぼ 2025/10/7)
漫画家・イラストレーターの江口寿史氏による、写真を無断でトレースして商用利用する、いわゆる“トレパク”問題が波紋を広げている。
複数の企業が使用していた江口氏のイラストを取り下げている状況だが、新たな疑惑も相次いで発覚しており、問題がどこまで広がるか現時点ではわからない状況だ。
(東洋経済 2025/10/8)

江口氏を「中央線文化の象徴」と書いたが、それが私だけのイメージでないからこそ、ルミネ荻窪は「中央線文化祭」ポスターに起用したのだろう。
まさにその「中央線文化祭」ポスターが炎上のきっかけとなったことで、「中央線文化」のイメージ下落は避けられない。
江口氏の過去のイラストが、写真からの無断トレースであったことが次々発覚中で、江口氏を起用した企業が対応を迫られている。江口氏自身の謝罪・説明はいまだない。
【最新版】現時点で判明してるイラストレーター江口寿史先生のトレース疑惑画像まとめ
— 😷コラコラ😷 (@korakora_19) October 6, 2025
#江口寿史 pic.twitter.com/WwqaDgubK6
江口氏は、少年ジャンプ黄金期を勝ち抜いた漫画家だから、才能があることは間違いない。
しかし、イラストレーターとしては、どうも写真の無断トレースを常習としていた気配がある。
私の中で、江口氏が「中央線文化の象徴」のようになっていたのは、吉祥寺をふくめた中央線の街中で彼のイラストをたくさん見たこと(彼はたしか吉祥寺に住んでいる)、そして、わりあい漫画の文化性や芸術性について、上から目線のもの言いや態度が多かったことによる。
私の世代(1960年前後生まれ)にもファンが多かった。「天才」と呼ぶ人もいた。若い人には「巨匠」とも呼ばれていたらしい。
漫画が、いつの間にか日本の代表的文化になった。それを象徴する文化人の一人でもあった。要するに、けっこうエラソーだったのだ。漫画家はみんなそうだが、作品の権利についてももうるさかったと思う。
そういう江口氏のもの言いについても、今回の騒動で、過去にさかのぼって発掘されていた。
私は、それも含めて江口氏の個性と受け取っていたが、それが今回、はね返ってきて、江口氏のダメージをさらに広げている気がする。
「中央線文化」なんて、結局幻想だったのかもしれない。
中央線沿線になど一度も住めなかった貧乏人としては、ざまあ見ろと思う。これをきっかけに、沿線の地価が下がれば、世のため人のためだ。
これからはね、小田急線文化ですよ。
<参考>
