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PaulとPaul 83歳と82歳の感動のパフォーマンス

アメリカの人気バラエティショー「サタデー・ナイト・ライブ(SNL)」50周年のイベント(現地2月16日)で、オン年83歳のポール・サイモンと、82歳のポール・マッカートニーがそれぞれライブ演奏を披露しました。

オープニングを務めたポール・サイモンは、25歳の歌手サブリナ・カーペンターと登場。

ポールが、

「僕はこの曲(「早く家へ帰りたい」)をSNLでジョージ・ハリスンと1976年に歌ったよ」

と言うと、サブリナは、

「私は生まれてない。ていうか、私の両親も生まれてない」

と応じて、会場の笑いを誘いました。

ポール「そうかい。それを聞けてうれしいよ」

サブリナ「私も言えてうれしいわ」

Paul Simon and Sabrina Carpenter: Homeward Bound (Live)


「今宵、私はまた歌を歌う。でも、私の言葉は虚しさとともに自分に返ってくる・・Tonight I’ll sing my songs again,..but all my words come back to me, in the shades of mediocrity, like emptiness in harmony..」

こういう歌詞をこの年齢のポールに歌われると、ひときわ心に沁みます。


(なお、上の演奏で、サブリナは、2番の歌詞「タバコを吸いながら雑誌を読む日々が絶え間なく続く Everyday's an endless stream of cigarettes and magazines」を、「空港のラウンジで雑誌を読む〜 of airport lounges,  magazines」に替えて歌ってます。「cigarettes and magazines」という言葉の響きがいいんだけど、今はもう「タバコ」が禁句なんですかね)


そして、クロージング・アクトはポール・マッカートニー。

「アビー・ロード」の最後を飾る「ゴールデン・スランバー〜キャリー・ザット・ウエイト〜ジ・エンド」のメドレーを披露しました。

「ゴールデン・スランバー」の「かつては家に帰る道があった(今はない) Once there was a way to get back homeward」という歌詞は、オープニングのポール・サイモン「早く家へ帰りたい Homeward Bound」と見事に対応している。よく考えられていますね。

「早く家へ帰りたい」では、恋人が待つ自宅への帰還を願った音楽家。だが「ゴールデン・スランバー」で、もう帰る家がないことを告げられ、「至福のまどろみ(ゴールデン・スランバー)」の中で(永遠の)眠りにつくよう、子守唄を歌われるのです。

永遠の安らぎを求めて彷徨う、人間の一生を慰めているよう。

粋な選曲で、S&Gとビートルズの芸術的コラボを実現させています。

そして、

「結局のところ、あなたが受け取る愛は、あなたが生み出す愛とイコールです And in the end, the love you take, is equal to the love you make.」

という「ジ・エンド」の歌詞は、なるほどイベントのクロージングにふさわしいメッセージでした。

Paul McCartney: Golden Slumbers/Carry That Weight/The End (Live)


どちらも、心の内から溢れ出る「音楽」を存分に感じさせる、自発性に富んだ素晴らしい演奏で、しみじみと感動させられました。

この二人の天才と同じ時代に生きたことを、改めてみんな感謝したのではないでしょうか。

イベントの視聴者数は1500万人を超え、ここ5年のプライムタイムでは最高だったとNBCは発表しました。

イベントが終わった後、二人のPaulが談笑する画像がXに投稿されていました。その光景も、歴史的で、感動的です。


ポール・マッカートニーは、2月11日にもNYでサプライズ・ライブをおこない、ファンを歓喜させました。


また、ポール・サイモンは、今年、全米(&カナダ)を回るツアーを発表しています。


衰え知らずの二人のレジェンドの活躍に、これからも期待します(でも、まあ、どうぞ無理のない範囲で)。


<参考>


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