ポール・マッカートニー、「モンキーズのテーマ」を歌う!
日本時間の今日(12月21日)未明、「モンキーズのテーマ」を歌うポール・マッカートニーの動画がXで投稿され、話題になっています。
(撮影されたのは19日のロンドン、撮影者は娘の写真家、メアリー・マッカートニー)
Paul McCartney and the band singing Hey Hey We're The Monkees! backstage at the O2 Arena, London 🇬🇧 December 19 2024 *Filmed by Mary McCartney* pic.twitter.com/21CB8uRJtx
— DIÁRIO DOS BEATLES (@Diario_Beatles) December 20, 2024
私は12月15日にnoteで「ビートルズとモンキーズの友情」を書いたばかり。
ポールが、歌で私の記事を裏書きしてくれているようで嬉しい。
1967年ごろ、ビートルズとモンキーズは世界で最も売れているバンドでした。
音楽批評家は、モンキーズを、「偽ビートルズ」とバッシングしましたが、ビートルズのメンバーは、モンキーズを好意的に受け止め、お互いの解散後もメンバー同士の交流を続けました。
1967年、ラジオのインタビューで、モンキーズを好意的に語るポール・マッカートニー↓
なお、ポールが「モンキーズのテーマ」を歌うのは初めてではなく、2020年にも映像がネットに上がっています。
Paul McCartney Sings the Monkees↓
この曲の作者はトミー・ボイスとボビー・ハート(Tommy Boyce & Bobby Hart)。ボイス&ハートは60年代に活躍したデュオ。「恋の終列車」などの楽曲をモンキーズに提供します。
もっとはっきり言えば、ボイス&ハートが、初期の「バブルガム」的モンキーズの音楽的実体でした。
以下が「モンキーズのテーマ」オリジナルのデモです。
ボイスとハートの「モンキーズのテーマ」デモ音源↓
2人は60年代、70年代の隠れたヒットメーカーでした。彼らは300曲以上を作曲し、提供した楽曲のレコードは累計4200万枚以上売れたそうです(英語版wikiによる)。
モンキーズからピーターとマイクが抜けた後、ボイスとハートは、残りのモンキーズのメンバーと「ミッキー、ジョーンズ、ボイス&ハート」を結成します。
実質的には「新モンキーズ」であり、ある意味「本物の」モンキーズでしたが、法的に「モンキーズ」という名は使えませんでした。
でも、日本では「ニュー・モンキーズ」として売り出されました。1976年に来日コンサートもおこない、ライブ盤も出ました。
Dolenz, Jones, Boyce & Hart ~ 1976 TV Special (Part 1)


だが、ボイス&ハートのその後はあまり恵まれず、ボイスはうつ病になり、1994年、55歳で拳銃自殺しました。(ハートは85歳で存命)

他人にヒット曲を山ほど提供し、著作権料では潤ったでしょうが、自分たちのバンドは売れなかった。気の毒な人たちでした。
また、「モンキーズのテーマ」は、日本のGS、沢田研二を擁するザ・タイガースのテーマ曲でもありました。(モンキーズはビートルズをモデルに生まれ、タイガーズはモンキーズをモデルに生まれた)
ザ・タイガースのテーマ↓
<参考>
