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ポール・マッカートニー、「モンキーズのテーマ」を歌う!

日本時間の今日(12月21日)未明、「モンキーズのテーマ」を歌うポール・マッカートニーの動画がXで投稿され、話題になっています。
(撮影されたのは19日のロンドン、撮影者は娘の写真家、メアリー・マッカートニー)


私は12月15日にnoteで「ビートルズとモンキーズの友情」を書いたばかり。

ポールが、歌で私の記事を裏書きしてくれているようで嬉しい。


1967年ごろ、ビートルズとモンキーズは世界で最も売れているバンドでした。

音楽批評家は、モンキーズを、「偽ビートルズ」とバッシングしましたが、ビートルズのメンバーは、モンキーズを好意的に受け止め、お互いの解散後もメンバー同士の交流を続けました。


1967年、ラジオのインタビューで、モンキーズを好意的に語るポール・マッカートニー↓


なお、ポールが「モンキーズのテーマ」を歌うのは初めてではなく、2020年にも映像がネットに上がっています。


Paul McCartney Sings the Monkees↓


この曲の作者はトミー・ボイスとボビー・ハート(Tommy Boyce & Bobby Hart)。ボイス&ハートは60年代に活躍したデュオ。「恋の終列車」などの楽曲をモンキーズに提供します。

もっとはっきり言えば、ボイス&ハートが、初期の「バブルガム」的モンキーズの音楽的実体でした。

以下が「モンキーズのテーマ」オリジナルのデモです。


ボイスとハートの「モンキーズのテーマ」デモ音源↓


2人は60年代、70年代の隠れたヒットメーカーでした。彼らは300曲以上を作曲し、提供した楽曲のレコードは累計4200万枚以上売れたそうです(英語版wikiによる)。

モンキーズからピーターとマイクが抜けた後、ボイスとハートは、残りのモンキーズのメンバーと「ミッキー、ジョーンズ、ボイス&ハート」を結成します。

実質的には「新モンキーズ」であり、ある意味「本物の」モンキーズでしたが、法的に「モンキーズ」という名は使えませんでした。

でも、日本では「ニュー・モンキーズ」として売り出されました。1976年に来日コンサートもおこない、ライブ盤も出ました。


Dolenz, Jones, Boyce & Hart ~ 1976 TV Special (Part 1)

「ニュー・モンキーズ」名義の日本盤
ライブ盤


だが、ボイス&ハートのその後はあまり恵まれず、ボイスはうつ病になり、1994年、55歳で拳銃自殺しました。(ハートは85歳で存命)

トミー・ボイス(左)とボビー・ハート

他人にヒット曲を山ほど提供し、著作権料では潤ったでしょうが、自分たちのバンドは売れなかった。気の毒な人たちでした。


また、「モンキーズのテーマ」は、日本のGS、沢田研二を擁するザ・タイガースのテーマ曲でもありました。(モンキーズはビートルズをモデルに生まれ、タイガーズはモンキーズをモデルに生まれた)


ザ・タイガースのテーマ↓



<参考>


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