見出し画像

人に「共感」しないタイプ イーロン・マスクと私が似ている件

私は2日前に「『気持ち』の人と、『ディール』の人」という記事を書き、世の中には「気持ち」で動かないタイプの人がいて、私はそのタイプだ、ということを書きました。


それを公開した後、イーロン・マスクが、私と同じようなことをインタビューでしゃべっているのを、以下のXのポストで知りました。


イーロンは「他者への共感が西洋文明を弱体化させた」と考えているらしい。 しかし、人間とは社会を構成する生物である以上、他者への共感というものは排除できず、また排除してはならないものではなかろうか。
(Vatanabeus  2025/3/9 6:01)


このポストが引用しているのは、3月7日のCNNの記事です。

それによるとイーロン・マスクは、2月28日に配信されたジョー・ローガンのポッドキャスト番組で、以下のように語っています。


「文明が抱える自殺同然の共感が止まらない」と、マスク氏。この用語の借用元はガド・サアド氏で、カナダ人の学者だ。マスク氏同様、ローガン氏の番組の常連でもある。

マスク氏は共感というものを信じているとし、「他人は思いやるべきだ」と語るが、同時にそれが社会を破壊しているとも考えている。

「西洋文明の根本的な弱さは共感だ。共感が付け込んでくる」「彼らは西洋文明の欠陥を利用する。それが共感反応だ」(マスク氏)

マスク氏によると、共感はすっかり「武器化」されてしまっているという。

イーロン・マスク氏は西洋文明を「共感」から救いたい(cnn.co.jp 2025/3/7)


私が、前掲記事で言っていること、言いたかったことと、ほぼ同じと言っていい。

でも、私はカンニングしていない!


ジョー・ローガンの番組はYouTubeで公開されているので、イーロン・マスクの発言は以下で確かめることができます。問題の発言は、動画1:16:00あたりで出てきます。

Joe Rogan Experience #2281 - Elon Musk(2025/3/1)

(1:16:26) I believe in empathy like I think you should care about other people but you need to have empathy for for civilization as a whole and not commit to a civilizational suicide.
the fundamental weakness of Western Civilization is empathy. the empathy exploit.


まあ、以前から、イーロンとは気が合うとは思っていた。イーロン、なんてファーストネームで呼んだりして。

それなのに、向こうは世界一の金持ち、こっちは地域一の貧乏人ってのはどういうことだ。


イーロンもやっぱり、「お気持ち」で動く政治が嫌いなんですね。

今のトランプ政権のメンバーは、みんなそうですね。

ウクライナがかわいそーツーて、いつまでもカネを出せるか、みたいな。


当然、左派からは、冷たいだの、右翼だの、イーロンについては「権威主義的リバタリアン」(木澤佐登志)とか、悪口言われとりますけど。

上のCNNの記事も、基本はイーロン批判ですね(それ以前に、イーロンは上の番組でも、CNN含めたレガシーメディアの悪口さんざん言ってますが)。


でも、左翼の言うとおりに、弱者・少数者への「共感」「同情」「ケア」ばかりで政治をしていると、社会保険や福祉予算がふくれあがり、わけのわからん制度や組織がはびこり、社会がたちゆかんごつなるけん。

石破首相ですら、「受けることばかりやると国滅びる」(8日の党会合)と言っている。

今は、たぶん、そういう時期なんだと思う。

「お気持ち」に寄り添うのに、いったんブレーキをかけよう、という。


今こそ欧米・「西側」の結束を、とか言われても。

やっぱりわれわれは、恵まれすぎて、弱体化しているんですよ。

社会保障は貧弱だけど、成長率7%ぐらい、かつ人口爆増で、グイグイ伸びているインドとかナイジェリアとかインドネシアとかバングラデシュとかが、もう「西側」の背後に迫ってるんだから。

もうすぐ彼らの時代になる。

20世紀の先進国クラブが、甘えている場合ではないと思うんですね。

それが、イーロンのいう「西洋文明の弱さ」と同じものか、わからないけれど。

国ごとに、自助努力しないといけない。


まあ私も社会保険と各種医療保障にすがって生きている貧乏老人だから、イーロンへの「共感」もたいがいにしとかないと、自分の首を絞める。

「保守革命」に対しても、どうせ揺り戻しが来て、また君らの時代になるから、左翼も涙を拭けよ、と思う。


<参考>


いいなと思ったら応援しよう!