「元彦」のインパクト メディアのメンツのために騒動は続く
兵庫県の問題、なんであんな大騒ぎしてるのか、ずっとピンとこなかったんですけどね。
だいたい「パワハラ」みたいな和製英語で騒ぐのが愚かだと思ってるし、兵庫県なんて縁がないし、自殺者が正義とも思わないし(悪事を働いた者が自己正当化のために自殺することはよくある→いまNetflixでやってる「ギャビー・ペティート殺人事件」参照)。
マスコミが提供する「ストーリー」そのものに共感できず、興味がもてなかった。
だけど、このあいだ、地域の老人会みたいなのに出て、ちょっと見方が変わりました。
その老人会には、私以外にも元新聞記者の人がいて、雑談で「いまのマスコミは」みたいな話になったんですね。
そこに集まっている老人たちは、今どき、新聞と地上波のワイドショーでだけ、世の中の情報を得ているような人たちですよ。
このご時世で新聞を購読しているってことは、少し裕福な年寄りだけどね(だから軽減税率は逆進性がある)。
彼らはネットを見ない、あるいはネットの情報を信じない。
新聞とテレビの、最後の「信者」たちです。
でも、その彼らが、「あれ? 新聞とテレビって、信じていいのかしら」と初めて思った。
それが、ジャニーズ問題と、兵庫県知事「パワハラ」問題らしいんですね。
何を今さら、と思うけど、この二つの事件のインパクトは、そういうオールドメディアの最後の信者たちに、とりわけ大きかった。
「なんで、ジャニー喜多川のことを、新聞やテレビは報じなかったんですか」
「パワハラ三昧で、死者まで出した『殺人者』のはずの斉藤知事が再選されて、なんで新聞やテレビはそれを許してるんですか。これまでの話はウソだったんですか」
そう「素朴」に質問してくる老人たちが、新鮮に思えました。
もちろん、「元新聞記者」の二人は答えようがない。
もう一人の元記者は、「僕は取材してないから・・」と言い訳していました。
「これまで信じてきたのに」という信者たちの糺問ですよ。
一つの信仰集団がついに崩壊しつつある・・
この人たちを失ったら、もうオールドメディアに味方はいない・・
「オールドメディア教」の危機です。
ジャニーズの問題はもう仕方ないけど、兵庫県知事問題の「着地」は、まだメディアがコントロールできるかもしれない。
この問題は、オールドメディアにとって、かくも重要なわけです。
それで、なぜこの問題がこんなに長引いているのか、わかった気がしました。
百条委員会とやらは、メディアのメンツのためにやってるんですかね。
「パワハラの証拠はないが、あったと認定できる」
ーーという、例の「過言ではない」報告書と、それを受けて、
「やっぱり何かあった、あったんだやっぱり、ね、あったでしょ何か」
と言い募るメディア各社の社説に、オールドメディアの危機感が表れている、と思うわけです。
報告書を受けて、また県議会は知事に「辞職勧告」とかをするのでしょうか。
もう、メディアのメンツためにやってる、としか見えてないと思うけどね。
オールドメディアが、
「ウソでしたあ。信者、解散! うちらも解散! お疲れ!」
と言えば、終わる話。
<参考>
