【Netflix】「サミュエル・ベイトマンの狂気」ネトフリ今期最高傑作か 「セックス教団」に潜入した心理学者のドキュメンタリー
【概略】
サミュエル・ベイトマンの狂気: 一夫多妻制カルト教団の闇
Trust Me : The False Prophet
2026
4エピソード
16+
ドキュメンタリー
カルト心理学の専門家と映像制作者が一夫多妻制のカルト教団の内部へと潜入。二人が自称予言者の男の正体を暴き、法の下の裁きを追求していく犯罪ドキュメンタリー。
(Netflix公式サイトより)
予告編(英語)
【評価】
(ネタバレなし)
4月8日に世界公開されたNetflixオリジナルドキュメンタリー。
約45分×4回。
久々のネトフリのホームラン級ドキュメンタリー。100点満点で90点。
モルモン教から異端として追放され、アリゾナ州コロラドシティに本拠をかまえる「末日聖徒イエス・キリスト教会原理派」。
一夫多妻制、というより、少数の幹部が多数の10代の少女たちを性的に搾取するカルト宗教だ。
そのドキュメンタリー「キープ・スイート」(2022)には、私もショックを受けた。
今回のドキュメンタリーは、その続編にあたる。
「モルモン教原理派」は、代替わりがうまくいかず、二代目指導者が未成年者の性的搾取で逮捕され、いったんは壊滅しかけた。
だが、教団内に、新たな「預言者」が現れていた。
それが、一見冴えない男、サミュエル・ベイトマンだ。
このドキュメンタリーが扱っているのは、「末日聖徒イエス・キリスト教会原理派」の分派である、その「サミュエル・ベイトマン派」だ。
キリスト教正統派から見れば、モルモン教がそもそも異端だから、異端の異端の異端ーー異端の3乗みたいなカルト集団。
この集団では、女性は小さな頃から「男性指導者への絶対服従」を教え込まれ、少女は15歳にならないうちから「預言者」とセックスさせられ、ほとんど性奴隷として過ごしている。
だが、教団内の結束が固く、「被害者」である少女たちの口が堅いので、警察も手を出せない。
このドキュメンタリーは、カルト専門の心理学者が、支持者のふりをして教団に潜入し、情報をFBIに流して、教団を崩壊に追い込もうとする過程を描いている。
潜入捜査ものの映画やドラマは数多いが、本物の迫力にはかなわない。心理的なスリルとサスペンスのドキュメンタリーになっている。少々出来過ぎなほど。
それにしても、この偽預言者たちのやっていることは胸糞が悪く、ズバリの映像や描写はありませんが、見るには覚悟がいります。
<参考>

