だから政治家が表現規制するなっつーの(+珍しく百田尚樹を擁護する)
あーあ。
せっかく参院選は国民民主党に入れようと思ってたのに。
「エロ広告」を規制せよという国民民主の議員が登場したから、入れられなくなった。
\ #エロ広告 どう思う⁉︎/
性的な広告、いわゆるエロ広告が料理レシピサイトやゲーム攻略サイト、子どもの学校配布のタブレットにまで流れてしまっている現状。これって何とかならないの⁉︎
子育て真っ最中の #伊藤たかえ 議員が国会で質問🙋♀️
(国民民主党 2025/3/19 18:47)
\ #エロ広告 どう思う⁉︎/
— 国民民主党 (@DPFPnews) March 19, 2025
性的な広告、いわゆるエロ広告が料理レシピサイトやゲーム攻略サイト、子どもの学校配布のタブレットにまで流れてしまっている現状。これって何とかならないの⁉︎
子育て真っ最中の #伊藤たかえ 議員が国会で質問🙋♀️#国民民主党 #子育て pic.twitter.com/0iohSuTtzz
もう投票する先がなくなった。
ポルノ規制を主張する国会議員に聞きたいが、じゃあ、あなたは、電車の中で男どうしのキスシーンが流れていた時は、何も思わなかったのか、と。
つい最近の話ですよ。
要するに、半年前はLGBTが流行ってたから、公共の場での同性愛表現はOKだったわけでしょ。
国民民主の「表現規制」女性議員は、母親として、子育て世代としてーーというけど、同性愛はOKで、「正常な」ポルノは規制する、というの?
子供にとって、どちらが悪影響か、議論の余地があるんじゃない?
つまり、政治家が表現を規制すると、権力の恣意的な行使になるんです。それは憲法に保障された表現の自由の侵害です。
だから、そういうのは市場に任せればいいの。
広告ってのは、世論と市場の中で自然に規制されるものだから。
表現は、市場の自然の淘汰に任せよ、というのが、自由論での古典的議論でしょう。
言論の自由の規制は、自由な言論自体に任せるべきだ、と。
政治家が絡むと、権力による恣意的な表現「弾圧」になるでしょ。ファシズムでしょ。だからダメなの。
ていうか、政治家なら、他にやることがあるだろ。憲法改正。憲法改正。
悪口とデマ
もー仕方ないから、日本保守党に票を入れようかな。
あそこは、党首と事務総長に、自由に悪口を言わせるために存在する党だよね。
日本悪口党だよね。
悪口の自由を主張している政党だよね。
表現の自由を積極的に主張し、実践している政党が他にないから、もーハゲの悪口党に入れる!
もっとも、彼らは、自分たちが悪口を言われるのは、法的に規制したいらしい。
日本保守党は最近総攻撃を受けているけど、ここでちょっと保守党を弁護しておきたい。
雑誌「WiLL」のネット媒体「デイリーWiLL」は、2日間にわたって、百田尚樹(と有本香)を「発達心理学で分析」する内容のYouTube番組を流しました。
これは、元出版人の感覚からすれば、完全にアウトですね。
【日本保守党】百田尚樹代表の「虚勢」と有本香事務総長の「遅刻」を発達心理学で分析【近藤倫子✕デイリーWiLL】(デイリーWILL 2025/3/18)
【日本保守党】イキリ殉愛シャドーボクサー・百田尚樹代表、取材も謝罪もしないジャーナリスト・有本香事務総長【近藤倫子✕山根真=デイリーWiLL】(デイリーWiLL 2025/3/19)
それに対して、さっそく百田尚樹側が「訴訟」を準備しているとのこと。
【報告】
心理学者でも精神科医でもない家政学部出身の女性に、YouTube動画で勝手に人格分析され、幼少期に問題があったと診断されました。 このことを知った福永活也弁護士は「内容があまりに一方的で許し難い」と義憤にかられ、奥様と南米旅行中にもかかわらず、「私が訴状を書きましょう」と言ってくれました。 お願いすることにしました。
(百田尚樹 2025/3/20 13:11)
【報告】
— 百田尚樹(作家/日本保守党代表) (@Hoshuto_hyakuta) March 20, 2025
心理学者でも精神科医でもない家政学部出身の女性に、YouTube動画で勝手に人格分析され、幼少期に問題があったと診断されました。…
日本保守党 WiLLのYouTubeで、近藤倫子さんが百田尚樹先生に対して発達心理学に基づく体で失礼すぎる発言をしている件について(福永活也@冒険家弁護士 2025/3/20)
これは百田側が基本的に正しい。
訴訟という反応や、名誉毀損等の罪状がふさわしいかどうかは別にして、「WiLL」側は、少なくとも謝罪は必要だと思う。
百田尚樹だって、他人のことをさんざん「認知症」だとか言ってるじゃないか、と言われるかもしれないけど、それは「悪口」だから。
悪口とデマは別です。
だれも百田が認知症の診断ができる医者だとは思っていない。
でも、「発達心理学にもとづいて」というふうに言っちゃうと、それは客観性をおびた「デマ」になってしまう。
「発達心理学にもとづいて」と前ふりして、「発達障害」だというふうに公然と人を評すれば、それは問題になります。
悪口は許されても、デマは許されない。
仮にこの人が専門家だとしても、作家の精神分析のようなものは、死後にされるものでね。作家が生きている間に、この人は精神障害だとか言うのは明白なモラル違反です。
専門家だとすれば、明白なモラル違反。
専門家でないとすれば、許されないデマ。
百田側の怒りは当然です。
表現の自由が大事だと思うなら、それが失われないように、みんながモラルを守らないといけないし、守らせないといけない。
政治の介入を招く前に。
WiLLも出版社なら、そのモラルを率先して守る必要がある。
今回のYouTube番組のようなのは、情けないですね。
今は日本保守党を叩け、とメディアが一斉に動く情けなさもある。
民主主義の数少ない利点
表現の自由の原点を確認するために、たとえばE・M・フォースターの「民主主義に2度バンザイ Two Cheers for Democracy」なんかを読み直した方がいい。
われわれの世代は、みんな読んでいた(英語の教材にもなっていた)と思うけど、今はあまり読まれていないようです。
これは戦中に、イギリスの作家のフォースターが、ファシズムに対抗するために書いたエッセーだけど。
民主主義に2度バンザイすべきだ、と。
1度目のバンザイは、表現の多様性の擁護に対して。
2度目のバンザイは、批判の自由に対して。
そして、3度目はいらない、と。
つまり、民主主義の取り柄なんて、そんなにないんです。
フォースターの時代なんかは、とくにそう思われていた。ソ連やナチスドイツのような統制国家のほうが、強いし、経済も科学も発達すると思われていました。
民主主義側は、優柔不断だし、つねに間違うし、愚かなことをする。
でも、そのいちばんの利点は、最も「表現の自由」が守られやすい、ということだ、と。
その最大の利点を失ったら、民主主義の意味なんかない。
そのことを、政治家もわれわれも、改めて深く認識すべきです。
なんて、格調高く終わったりして(そうでもないか)。
<参考>
