アメリカに謝らせる 「火垂るの墓」と原爆・大空襲
「火垂るの墓」がNetflixで配信されて、アメリカ人が泣いているそうじゃないですか。
いい機会だと思う。
原爆をふくむ民間人への無差別攻撃について、アメリカから謝罪を引き出す政治交渉を始めるべきだと思うんですね。
これ、前から言ってるんですけどね。
ちゃんと謝罪させないとダメですよ。
オバマの広島でのあんなパフォーマンスでごまかされてはいけません。
これまで私が話してきた中では、アメリカが謝るわけがない、という人が多いけど、そう決めつけるのは早計だと思う。
原爆投下は「必要なかった」という人は、アメリカでも増えている。
2015年のアメリカ人への調査によれば、65歳以上の70%が「必要だった」と答えたのに対し、18ー29歳では47%、半分以下だった。
民間人へのB29の空襲によって、原爆と同等かそれ以上の犠牲者が出ていることは、アメリカ人は知らないかもしれない。(原爆での死者は2箇所で約20万人、それ以外の空襲での死者は全国で約20万人)
「火垂るの墓」とともに、その事実を知らせるべきですね。
終戦間際に、なぜこんな民間人の大量虐殺が必要だったのか。
原爆について、終戦直後から、「必要だったのか」という議論がアメリカで起こりました。
それに対してトルーマンなどは「もし原爆がなければ、日本は降伏せず、本土決戦で両国により大きな犠牲が出た」という論法で正当化した。
でも、それが嘘であることは、もうバレている。日本人の多数は厭戦感にとらわれていたし、日本の降伏は、原爆ではなく、ソ連参戦によって決まったというのが今の歴史学の見解だ。
たとえば、戦中の日系人隔離については、人種差別的でやりすぎだったと、アメリカは何度も謝っている。賠償金も払っている。
それなら、原爆と大空襲についても、謝らない理屈はない。
日本がそれを要求しなかっただけではないか、と思うんですね。
「あれは必要なかった。何十万という日本の民間人を無駄死にさせた。申し訳なかった」
とアメリカに謝らせよう。
それですぐに日米同盟がどうこうなるわけではない。
対等な立場として、筋を通すということだ。
それによって、より成熟した関係になる。
それができる次世代の政治リーダーを、日本は生み出さないといけない。
