広告経済の次 #6: 「目指す世界」を描く上でヒントになりそうな本
前回「目指す世界」では、広告経済の次のあるべき姿について、私なりのビジョンを描いてみました。
今回は、その具体化を進める上で、私が個人的に気になって、ヒントになりそうだと思っている本を挙げてみます。
(まだほとんど読めてないですが……)
「経済システム」のヒントになりそうな本
『世界は贈与でできている――資本主義の「すきま」を埋める倫理学』
近内 悠太 著
お金で買えない大切なものはすべて「贈与」から始まる――信頼や助け合いが生まれる仕組みを、身近なプレゼントから解き明かす哲学入門。
『ゆっくり、いそげ――カフェからはじめる人を手段化しない経済』
影山 知明 著
利益の追求が人を手段にするなら、あえて「与えること」から始めよう――小さなカフェの実践から生まれた、心通う経済圏のつくり方。
『ドーナツ経済学が世界を救う』
ケイト・ラワース 著
GDPの成長という呪いを捨て、地球の限界内で全ての人が豊かに暮らす「ドーナツの内側」を目指す、21世紀の新しい経済コンパス。
「情報インフラ」のヒントになりそうな本
『監視資本主義――人類の未来を賭けた闘い』
ショシャナ・ズボフ 著
あなたの「いいね!」や検索履歴が、行動を予測・操作する商品に変わる――GAFAが築いた新時代の資本主義の恐るべき正体を暴く。
『アテンション・エコノミーのジレンマ――〈関心〉を奪い合う世界に未来はあるか』
山本 龍彦 著
私たちの「注目」が通貨となった時代、アルゴリズムに操られず「情報的健康」を保つために、いま何ができるのかを問う。
『つながっているのに孤独――人生を豊かにするはずのテクノロジーの正体』
シェリー・タークル 著
なぜスマホで常時接続しているのに寂しいのか?――テクノロジーが奪った「人間的な会話」を取り戻し、真のつながりを見つけるための処方箋。
『観光客の哲学――欲望の時代の倫理』
東 浩紀 著
予測され管理された世界はつまらない――あえて道に迷い、偶然の出会いを求める「観光客」のように、世界の新しい見つけ方を探る。
「人々の社会生活」のヒントになりそうな本
『集まる場所が必要だ――孤立を防ぎ、暮らしを守る「開かれた場」の社会学』
E. クリネンバーグ 著
図書館や公園といった「社会的インフラ」こそが、災害や分断から私たちを守るコミュニティの生命線であることを解き明かす。
『面識経済――資本主義社会で人生を愉しむためのコミュニティ論』
山崎 亮 著
グローバル経済の匿名性から抜け出し、「顔の見える関係」の中で豊かさを再発見するための、新しい地域経済の教科書。
『ハチドリ舎のつくりかた――ソーシャルブックカフェと地域の居場所』
安彦 恵里香 著
「まじめな話をしても引かれない場所」を求め、広島に生まれた一軒のブックカフェが、いかにして社会と人をつなぐ希望の拠点となったかの物語。
『福祉施設から始まる 多世代ごちゃまぜ地域共生社会』
権頭 喜美惠 著
赤ちゃんからお年寄りまで、誰もが孤立しない「現代のご近所付き合い」を、福祉施設を拠点に実現する驚きの実践録。
『良い対立・悪い対立』
アマンダ・リプリー 著
「私たち vs 彼ら」という破壊的な対立から抜け出し、健全な意見の衝突を未来への力に変えるための、今こそ必要な対話の技術。
どれも読みごたえがあるので、消化するには時間がかかりそうですが、おいおいここでもご紹介していきたいと思います。
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