AIの実力 #14: 花の名前はわかる?
花の名前は、もう、AIの得意領域ですよね。
スマホで花を撮ってAIに聞けば、
名前だけでなく、日本伝来の経緯とか、園芸の情報とか、
いろいろ詳しく教えてくれます。
ところが、最近、
AI も間違え、
しかも、それがなかなか修正できない、
ということを経験しました。
AIは信じちゃいけないのか、、、
今まで信じてたのも間違ってたかも、、、
と、考えさせられました。
共有します。
ゴールデンウィークの直前でした。
庭で咲いていた花を片っ端から撮って、
チャッピーに聞いていた時のことでした。





チャッピーの回答は以下の通りです。

Lavandula stoechas スペインラベンダー(猿耳ラベンダー)
Ajuga reptans アジュガ(キランソウ科)
Rhododendron spp. シャクナゲ(石楠花)
Spiraea × vanhouttei(別名コデマリ) コデマリ(小手毬)
Cytisus/ Genista spp. エニシダ(黄花エニシダ)
私はこれを鵜呑みにして、
さっそく知人に共有しました。
すると
「スペインラベンダーじゃなくて、フレンチラベンダーじゃない?」
「シャクナゲは違う。それはツツジ」
と教えてくれました。
そう言われてみれば、シャクナゲは違うか、と、
チャッピーに問い正します (笑)
私: 「シャクナゲは本当にシャクナゲ?」
チャッピー: 「
はい。写っている花は間違いなくシャクナゲ(Rhododendron属)の特徴を備えています。
革質の常緑葉:幅広く厚みのある葉が枝先に輪生状(ふつう5枚前後)に付くのは、シャクナゲならではです。
房咲きの漏斗形花:花冠が漏斗状に広がり、枝先に球状~扇状の大きな房を作る構造は、ツツジ科シャクナゲ属の典型的形態です。
花柄と苞葉の有無:花柄がほぼ無く、花の付け根に小さな苞葉も見られない点も、L. stoechasなどではなく純粋なシャクナゲ(広義のRhododendron)を示唆します。
もし葉裏の質感や花弁の縁の細かいウェーブ具合など、さらに詳しい判別ポイントが必要であれば、追加撮影のご指示をお願いいたします。
」
頑として譲りません (苦笑)
仕方がないので、写真をもう3枚撮り、送り付けます。



チャッピー: 「
推定:西洋シャクナゲ(Rhododendron catawbiense 系)
理由
雄しべの本数
画像の花冠内をよく見ると、細い雄しべが10本近く確認できます(サツキは標準で5本)。花の大きさ・形状
花径が7~10cm前後と大輪で、ベル形に近い厚みのある花弁です。サツキツツジは通常5~7cmほどで平開形です。葉の付き方
葉はいわゆる輪生状(1芽あたり6~8枚が放射状に)に出ており、各枝先で“葉の輪”を作っています。サツキは互生(枝に1枚ずつ交互)です。葉のサイズと質感
長さ7~12cm、幅2~3cmほどのやや厚みある革質葉で、艶やかな光沢があります。サツキの葉はより小型・薄手で艶消し気味です。
断定を避ける理由と留意点
園芸品種の多様性:シャクナゲ属もサツキ系も交配品種が多く、花の大きさや雄しべ本数が例外的に変化することがあります。
撮影角度の限界:葉の正確な輪生か互生かは、もう少し葉元のアップ写真が欲しいところです。
地域変種/栽培品種:日本国内には「大輪サツキ」など例外的に大きなサツキもあるため、完全な種名まで詰めるには実物確認(雄しべの正確な本数カウント、葉序の精密観察)が必要です。
以上を踏まえ、最も可能性が高いのは「西洋シャクナゲ(大形シャクナゲ)」ですが、最終的には実物観察(雄しべ数・葉序)での確認をおすすめします。
」
こうなると、もうAIはダメですよね、、、
ダメもとで、アップで撮って追加してみましたが、
答えは変わりません。

ちなみに、Google Gemini に聞くと
一発でそれぞれ「フレンチラベンダー」「ツツジ」
と答えてくれました。
そこで、チャッピーの間違いのことを Gemini に聞いてみました。
私: 「
ChatGPT に聞いたら、
ツツジをシャクナゲと言い張り、
フレンチラベンダーをスペインラベンダーと言い張ったんだけど、
どうしてかな?
何が起きているか推測できる?
」
Gemini: 「
それは非常に興味深いご質問ですね。ご指摘のような混同は、AIの植物判別において時折見られる現象です。ChatGPTがなぜそのような回答をしたのか、推測できる理由はいくつかあります。
1. ツツジをシャクナゲと誤認した理由の推測
これは、「専門的な分類」と「一般的な呼び名」のズレが最大の原因だと考えられます。
植物学的にはツツジもシャクナゲの一種:
実は、植物の分類学上では、ツツジはシャクナゲ(ロードデンドロン属 / Rhododendron)の中に含まれる一部のグループを指します。つまり、「すべてのツツジはシャクナゲの仲間である」と言えます。
AIの学習データ:
AIは世界中の膨大なテキストや画像を学習しています。その中には、植物学的な分類に基づいたデータも多く含まれているため、AIがツツジの写真を見て、より大きな分類である「シャクナゲ(Rhododendron)」と判断してしまうことは十分にあり得ます。人間で言えば、柴犬の写真を見て「これは日本犬です」と答えるような感覚に近いかもしれません。間違いではないものの、私たちが期待する答え(柴犬)とは少し違いますね。
2. フレンチラベンダーをスペインラベンダーと誤認した理由の推測
こちらは、**「言語・地域による呼び名の違い」**が原因である可能性が非常に高いです。
同じ植物でも国によって呼び名が違う:
写真で見せていただいた、先端にウサギの耳のようなひらひら(苞)があるラベンダーの学名は「Lavandula stoechas」です。このラベンダーは、
日本では「フレンチラベンダー」と呼ぶのが一般的です。
英語圏、特にアメリカなどでは「スパニッシュラベンダー(Spanish Lavender)」と呼ぶのが一般的です。(※イギリスではフレンチラベンダーと呼ぶこともあり、さらに複雑です)
AIの知識の偏り:
ChatGPTをはじめとする多くのAIは、主に英語圏のデータで学習されています。そのため、AIが「Lavandula stoechas」を正しく特定した後、日本での一般的な呼び名である「フレンチラベンダー」ではなく、英語圏で最も一般的な呼び名である「スパニッシュラベンダー」という名称を回答として生成してしまったと考えられます。これは、AIが「日本で使われている通称」という文脈までを完全に理解しきれていないことを示しています。
まとめ:何が起きているのか?
これらの現象から推測できるのは、AIの中で以下のようなプロセスが起きているということです。
画像認識: まず、AIは画像から植物の視覚的な特徴(花の色、形、葉の様子など)を読み取ります。
データベース照合: 次に、学習した膨大なデータベースと照合し、最も一致度の高い植物を特定します(例:Rhododendron属、Lavandula stoechas種)。
名称の出力: 最後に、特定した植物に紐づけられている名称を出力します。このとき、AIの学習データの中で最も優勢な(あるいは代表的だと判断された)名称を選んでしまう傾向があります。
そのため、植物学的な大分類の名前を選んだり、日本語の文脈であるにもかかわらず英語圏での一般的な名称を選んでしまったり、といったことが起こるのです。
鋭いご指摘、ありがとうございました。AIもまだまだ発展途上であり、特にこうした地域性や文化的な文脈を含む知識については、完璧ではないことがよくわかりますね。
」
すばらしい!
もっともらしい!
ただ、私にはもはや何が正しいか判断できませんが・・・
それにしても、今回、
「AIの言うことを鵜呑みにしない」のは、
本当に難しいことだなあ、と
あらためて考えさせられました。
どうすればいいのでしょうね?
セカンドオピニオン?
今回の ChatGPT と Gemini みたいに。
でも、今回はたまたま違う答えを出してくれたけど、
同じ間違いに陥ることもありそうですよね?
やっぱり、情報源を出させて、自分で確認、ですかね、、、
でもね、、、
それを AI にやってほしいんですけどね、、、(苦笑)
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