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立命館大学のコーチをやらせてもらっている訳

あなたのユニフォームの背中には、何と書かれていますか?
「クラブ」か「部」、あるいは「チーム」に所属していると思うのですが、
クラブ(Club)とチーム(Team)の違いを知っていますか? 辞書で引いてみると、「クラブ:共通の趣味、職業などを持つ人々の社交、親睦団体」、「チーム:同じ仕事、競技などを行う一団、一組」となります。ということは、チームは「目的意識」に強く裏打ちされた「生産性の向上」を目指す集団であり、それに対してクラブはチームそのものを内在しながら、他や外部との社会的関係を含んでいることになります。
「チームプレイ」「チームワーク」という言葉はあっても、「クラブプレイ」「クラブワーク」という言い方をしないのは、チームは「勝つ」ことこそが目的であり、それが達成されれば良いのです。そのために役割分担やポジションが明確に決められ、完璧な任務遂行が求められます。

チームが「競争のための協同」であるのに対して、クラブは「競争のため」という前提のない「共存のための協同関係」なのです。あなたのユニフォームの背中に 「Archery Team 」と書かれていれば「Club」よりカッコイイのは分かります。しかし、今一度あなたの属している団体の性格とあなたの位置付けを考えてみるのもいいかもしれません。それを間違うと、せっかくアーチェリーを中心に集まった連中でも、息苦しくなるかもしれません。

では、あなたの属している団体に「監督」や「コーチ」はいますか。あなたが大学時代にクラブに所属していたなら、思い出してください。監督とコーチの違いを知っていますか?
そんなことぐらい知っている、と言うかもしれませんが、本当に知っているでしょうか。「監督」とはチームやクラブの代表でありリーダーです。それに対して「コーチ」はレンジ(練習場)の中における指導者、代表者なのです。ということは、皆さんのクラブはどうかは分かりませんが、コーチは指導における能力や技能を備えていれば、そのクラブのOBや関係者である必要はまったくないのです。逆に外部の人間であることの方が適する状況もあるのです。しかし、監督は違います。監督はレンジ外での指導者であり、チーム・クラブを代表する人間です。外部との接点であり、求められるのは選手への指導能力よりも外部との折衝能力や政治力、資金力などが求められるのです。

では、監督とコーチはどちらが上でしょうか?
この関係を理解する時には「雇用」関係を考えると分かり易いでしょう。監督がコーチを雇っているのです。監督は外部との、そしてコーチは内部の指導者です。雇用関係の中でそれぞれの役割があるのです。雇うという立場では監督が上かもしれませんが、指導においてはコーチが絶対的権限を持つのです。

あなたが学連のOBなら思い出してください。どこのクラブでも構いません。他大学のOBがコーチをしているクラブがあったでしょうか。残念なことに、他の大学のOBをコーチに雇っているクラブを知りません。クラブの監督もコーチも、すべてがクラブ員かクラブのOBです。それが学連の認識というか体質なのです。

ところで、亀井 孝は同志社大学卒業生であるにもかかわらず、立命館大学アーチェリー部のコーチです。1986年につま恋で春合宿をしていた学生を偶然指導していたのですが、学生がクラブの監督とOB会長に相談。当時の中原監督と阪村OB会長がいい意味で変わっていました。「亀井君がやってくれるなら、いいじゃない。」と即答でした。怪我をしてからはあまり顔を出せていませんが、あれから40年正式にコーチをやらせてもらっています。感謝とともに、このことは凄いことだと思っています。

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亀井 孝のアーチェリーノート 貧しいアーチャーです。点数はお金で買えませんが、もしこの記事があなたのアーチェリーに幸運をもたらすと思われたら、チップをお送りください。 きっとあなたのアーチェリー人生は、素敵なものとなるでしょう。