離婚してよかったと思った瞬間|離婚のリアル #7
離婚してよかった、
そう思えるようになるまで、
少し時間がかかりました。
正直に言えば、
すぐに前向きになれたわけではありません。
離婚した日の夜は、
ただ静かで、
何も考えられませんでした。
でも、ある日ふと、
気がついたことがあります。
朝、目が覚めたときでした。
妻がいない部屋で、
一人でコーヒーを飲みながら、
ぼんやりしていました。
そのとき、
「ああ、静かだな」と思いました。
それだけです。
何か特別なことがあったわけではありません。
でもその静けさは、
以前はなかったものでした。
無理に会話をすることもなく、
空気を気にすることもなく、
ただ自分のままでいられる時間でした。
そのとき初めて、
少しだけ楽になっている自分に気がつきました。
離婚してよかった、
とまでは思っていなかったかもしれません。
でも、
「これでよかったのかもしれない」
とは思えました。
離婚というと、
何か大きな変化や、
劇的な幸せを想像するかもしれません。
でも実際は、
そんなものではありませんでした。
少し静かになったこと。
少し気持ちが軽くなったこと。
その程度のことです。
でも僕にとっては、
それで十分でした。
今でも、
あのときの選択が正しかったのか、
はっきりとは分かりません。
ただ、あの朝の静けさを思い出すと、
間違いではなかったのだと思えます。
離婚を考えていると、
どうしても「正解」を探してしまいます。
でも、正解かどうかは、
あとから少しずつ分かるものなのかもしれません。
今、悩んでいるあなたにも、
そんな瞬間が来るかもしれません。
大きな変化じゃなくていい。
ほんの少し、
楽になったと感じる瞬間があれば、
それで十分だと思います。

