【相互インタビュー】児童発達支援士の資格が変えた”自分も大切にする”子どもとの関わり方|葉山ミノリさん
当記事は葉山ミノリさんと牧野夏乃による、自主企画の相互インタビュー記事です。
「児童発達支援士」の資格を取得しているという共通点から、児童発達支援士の資格取得者へのインタビューをし、受講を促すという記事の目的を設定し執筆しています。
児童発達支援士とは、人間力認定協会が認定する資格です。発達障がいのある方への支援の輪を広げるという目的のもと、知識や関わり方に焦点を当てた学びを得ることができます。
インタビューさせていただいた葉山ミノリさん(以下:ミノリさん)は、自閉症スペクトラム症(以下:ASD)のお子さんを育てる2児の母です。現在はライターとして活動しており、発達障がいに関する知識だけでなく、障がいのある子どもを育てる親御さんへ寄り添った記事を執筆されているそうです。
今回は、ミノリさんが児童発達支援士を取得したきっかけや、学びを活かした子どもとのかかわり方についてお話していただきました。
困りごとの発覚
--ミノリさん、こんにちは。本日はよろしくお願いします。さっそくですが、お子さんの発達について、いつ頃からどんなことで悩んでいましたか?
発達障がいについて指摘されたのは一歳半検診のときでした。人への興味のなさから「発達に凸凹があるかもしれませんね」と言われたんです。ただ、そのときは、「そうなんだ~」ぐらいに捉え、深く悩んでいませんでした。
でも、幼稚園に入園後、集団生活に入っていけない子どもの様子を目の当たりにし「やっぱり…」と思い、療育センターを受診し、年少の終わりごろにASDと診断されました。
--どういった点が集団生活に馴染めていないと感じたんですか?
普段の幼稚園の様子を、ビデオ撮影したものを見る機会があったんです。そのときに、友達とも先生とも関わらないでひとりぼっちでポツンとしていて……。一斉指示が通らなかったり、運動会や発表会に参加できないというのがありました。それを見た時はショックでしたし、かわいそうって思いました。本人は困ってるのかなって……。
自宅では、もともと要求が少ないタイプの子で「育てやすい子だな」と思っていたんです。当時は、何か困っているそぶりはなかったけど、何を考えているかもあまり分かりませんでした。
理解が変えた子どもとの関わり方
--ASDのお子さんを育てるミノリさんが、児童発達支援士に興味を持ったきっかけを教えてください。
発達障がいについて0から学びたい・知識を身に付けたいという気持ちがありました。そこで、「資格」として何かあると自信になるかなと考えていろいろな講座を調べました。その中でも、一番信頼がおけそうだなと思ったのが、人間力認定協会の児童発達支援士だったので、受講を決めました。
--講座はどうでしたか?また、学習はどのように進めましたか?
学習はテキストでおすすめされている通りに進めました。順番が決まっているのでわかりやすかったです。日中は一人で学習できる時間があったので、1か月くらいで取得できました。新しい学びは子どもに置き換えながら、楽しく学習が進められました。
--講座を受講していく中で印象的な学びはありましたか?
感覚統合の話は一番気づきが大きかったです。息子は落ち着きがないタイプで、ぐるぐる回ったり、椅子をガタガタ揺らしたり、スキンシップが過激だったり。嬉しい時には、つい弟の頭を叩いてしまうこともありました。”気持ちと動作が結びつかない”、これって感覚統合が上手くいっていないからなんだと知ったときに「なるほどな」と思いました。だから、テキストにあったゲームをやってみたりしています。
もちろん、ゲームをしたからといって急に感覚統合がよくなったり改善するわけではないけれど、理由があるってことが分かっただけでよかったです。ゲーム自体もいつでもどこでもできて、おもしろいのでやっています。
--児童発達支援士を取得して、お子さんとの関わりで変化はありましたか?
講座の中で「二次障害」を初めて知りました。発達障がいだからうまくできなくて、自己肯定感が下がって、最悪自殺にまで至ってしまうパターンがあると知って、「これはまずいな」と……。できないことに対し、怒ってしまうこともあったので、それは絶対やめようと思いました。
今は、怒るのではなく、できることを伸ばして自信をつけさせたいという関わり方をするようにしています。「これができる」「これが得意」と本人が自信をもって言えることを増やすような関わり方をしていきたいと思っています。
--今息子さんが得意なことは何ですか?
息子はブロックとかを組み立てるのが好きで、シンカリオンのおもちゃがお気に入りなんです。説明書を見なくても、組み立てが出来たり、決められた変形以外も自分で考えてやっていたり。そんな発想から、決まった通りにやらなくてもいいんだなって思いました。
--児童発達支援士の資格を取得する前と後で、ご自身の気持ちに変化はありましたか?
子どものことを知りたくて、取得した児童発達支援士の資格だったんですが、自分を見つめ直す機会になりました。一番初めのワークでは、自分の気持ちを書くところがあったんです。
「苦しいことがあったときに、あなたはどう声をかけてほしいですか?」という自分への質問があって……私、泣きながら書いていました。「大丈夫?」「何があった?」「苦しいね」「言いたいことがあったらいつでも言ってね」って、私は言ってほしかったみたいです。
このワークを通して、自分と向き合って、自分の考えを大切にしようと思えました。それまでは、つい子ども優先にしすぎてしまったところがあったので。
ミノリさんの新たな挑戦
--ミノリさんは現在心理学にも興味があるとこのことですが、児童発達支援士の取得がきっかけだったんでしょうか?
もともと自己理解は好きだったんです。その大元が自分が産後うつになったことでした。次男が産まれた頃、長男のこともあって育児が大変で、一度かなり折れました。そのときに心理学に興味を持ちました。自分のことをもっと知りたいと思ったんです。
うつのときは、赤ちゃんが泣いててもなんとも思わないし、かわいいと思えないし、感情が湧いてこなかったんです。産後うつのチェックリストをやってみたら、すごく点数が低くて「まずいな」って自分で思って保健センターに電話しました。
その時期に引っ越しとかも重なり、長男にも影響が出てしまったんです。手がずっとグーになっていたり、体がずっと傾いていたり……。私の回復とともに長男の症状も改善していきました。
こういった経験から、自分自身のメンタルケアについて興味をもって、学びたいなと思うようになったんです。
--心理学はどうやって学んでいきますか?
本を読んで学んだりしています。臨床心理士や公認心理士などの国家資格は、なかなか時間的にも難しいので、人間力認定協会のメンタルヘルス支援士の講座も気になっています。
子どものことだけでなく、自分も含めたメンタルケアを学んでいきたいなと思っています。
自分と向き合う機会を
--児童発達支援士の受講を迷っている方に「これだけは伝えたい」ということはありますか?
目的をもって学んでほしいなと思います。あと、自分と向き合う機会になるのでワークはおすすめです。
発達障がいのある子を育てているお母さんって、「自分の育て方が悪いのかな」って思っている人も多いと思うんです。でも、「そうじゃない」ってことが分かるし、正確な知識があれば、自信になるので、自信をもって子供に接することができるようになります。
--そんな方の背中を押す一言があればお願いします。
合格できるかな?って悩んでいる方には、「大丈夫ですよ」って伝えたいです。分かりやすいテキストと動画があるので、難しいって理由で悩んでいるのであれば、「大丈夫」って言いたいですね。
--たくさんの貴重なお話を聞かせてくださり、ありがとうございました。
理解が自信につながる
児童発達支援士の講座を受講し、自分自身と向き合う大切さを学んだというミノリさん。お子さんのサポートだけでなく、自分自身の心のケアもしていきたいと思ったそう。
また、発達障がいについて学んだことで、これまで分からなかった息子さんの行動の「理由」に注目できるようになったそうです。一番身近であるお母さんが「理解者」であることは、息子さんにとっても心強いことではないでしょうか。
ミノリさんのように、0から発達障がいについて知識を付けたいという方は、児童発達支援士を受講してみませんか。知識が自信になるだけでなく、これまでとは違うお子さんとの関わり方が見つかるかもしれません。
児童発達支援士に興味がある方は、こちらからチェックしてみてくださいね。
【相互インタビュー】
葉山ミノリさんにインタビューしていただいた記事を紹介します。
私が児童発達支援士を取得したきっかけや、学びをどう育児に活かしているかについてインタビューしていただきました。
併せてご覧いただけますと幸いです…!
