「仕事が面白くないな」と思ったときにやっていること|クサクサした仕事の扱い方
働くのは、生きるためだ。
でも、どうせならお金のために働くんじゃなく、面白い仕事をしたい。
欲張りかもしれないけれど、私は面白い仕事をすることを諦めたくない。そのために会社員でいることをやめたようなものだ。
でも皮肉なことに、仕事を面白くできるかどうかは、会社員かフリーランスかで決まるわけじゃない、と会社員をやめてから気づいた。
会社員時代の自分では気づけなかったとも思うので、まあ仕方ないのかなと思う。人生ってそういうものよね。
今日は私が仕事が面白くないな~と思ったときにやっている取り組みについて書く。名付けて「興味あることにつなげて、無理やり楽しくしちゃう作戦」だ。
万人に通じる方法ではないと思うけれど、似た人には「わかるー」となってもらえるかもしれないし、考えるきっかけにはなるかもしれない。よかったらどうぞ。
クサクサしてくる仕事って、あるよね
クサクサしてくる仕事というのは、最初は面白いんだけど、だんだん飽きてきて心がカサカサしてくる仕事のこと。
私は飽きっぽいし、一度「わかった!」と思ったら同じことをやりたくなくなる。ルーチンワークがめちゃくちゃ苦手だ。
若い頃に「FAXで届いた住所を、ただただエクセルに打ち込む」という仕事をしていたら病みかけた。
とはいえ面白い仕事ばかりではないのが現実だ。フリーランスになって仕事を選べるようになったとはいえ、「やり始めたら思ってたんと違う」とか「なんか飽きてきたな」みたいなことは往々にしてある。
でもここで「一度は受けたんだから」「お金もらえるだけありがたい、わがままを言うわけには」と思って面白くない気持ちを押し殺してしまうのはやめようと思っている。
だって面白い仕事を自由にやるために、いまの働き方を選んでいるわけで。そこで耐え続けるなら会社員と変わらない。福利厚生がなくなった分、自分の「やりたい」に正直でいたい。
ここで大事だなと思うのは、自分はどういうときに気持ちがクサクサしてくるのか?に気づくことだ。
私がしんどい仕事ベスト3
たとえば、私がどんな仕事がしんどいかをランキングにしてみる。こんな感じだ。
第1位 工夫の余地がない仕事
第2位 納期に追われがちな仕事
第3位 学びや気づきがない仕事
工夫の余地がある仕事をしたい
このランキングは人によると思うけれど、私が仕事選びでいちばん大切にしているのは工夫の余地があることだ。「言われた通りにやればいいんだ、勝手に変えるな」と言われると苦しい。
こういう仕事はどんなに条件がよくても受けないことにしている。たとえば補助金の申請とかは得意なのでやっていた時代もあるけど、私が幸せにならないのでやめた。
フォーマットに従うのが絶対で、ルール外は認められない、みたいな世界で生きるのは苦しい。苦しい仕事は向いていない可能性が高く価値が出しにくい。だから受けないことがむしろ誠実だと考えている。
私は常に改善し続けたいし、よりよい方法はないだろうかと考えたい。考え続けることが生きるためのエネルギー源だから、その機会を奪われると「もう無理」になるのだ。たとえるなら羽をもがれた鳥みたいな?泳ぐなと言われたマグロみたいな?そんな感じ。しらんけど。
納期に追われがちな仕事はかなり選ぶ
仕事から切り離せないのは「納期」だ。私は納期をお客様と決められる仕事、月に1、2回など定期的だけど頻度は低めな仕事のほうが向いている。
「毎日◯時までの仕事」は極力やらない。これも会社を辞めた理由のひとつで、できるだけ時間に縛られずに仕事をしたい。その方が自分の強みが活きると考えているからだ。
適度な余白がなくなると、私はびっくりするくらいに元気がなくなる。これは性質なので受け止めざるを得ない。
とはいえ、仕事で納期に追われるということは一定のボリュームがあるということの裏返しでもある、と考えている。(ボリュームが少ないのに短納期だったらそれはもうただの搾取だと考えるタイプなので避ける)
条件が合えば、ひとつだけなら短納期対応がある仕事を受けることもある。でもとても考える。それくらい私にとって、適度な余白やスケジュールの柔軟性は大切なのだ。
学びや気づきがある仕事をしたい
これも大事な指標だ。すでに知っている業界、商品の仕事だと初期インプットが楽だけど、飽きるまでの時間が短くなる可能性がある。
まだ知らない業界、扱ったことがない商品の方が初期インプットは大変だしお客様へのアウトプットの緊張感は増すけれど、私自身は長く面白がれる可能性が高い。
管理ツールは慣れたものの方がよいが、マーケティングツールは新しいものの方が面白い。まだ知らないから、「へえ、このツール、このページからはこんなデータも見れるんだ」とか発見があると面白いのだ。
前置きが長くなったが、ここまでの私の性質を踏まえて「仕事が面白くないな」と思ったときにやっている取り組みについて書く。
興味あることにつなげて、無理やり楽しくしちゃう作戦
私が仕事に対してクサクサしてくるとき、先に挙げた3つが絡み合っていることが多い。
最初は面白かったのに慣れてきてつまらなくなることもあるし、もっと面白くできる方法はあるのに余裕がなくなっているだけのこともある。
クサクサしたときの対処法はいくつかパターンはあるけれど、基本的な方向性は面白く感じることを増やすだ。
「効率よく終わらせよう」の真逆を行く
私の場合、クサクサしている仕事を早く終わらせようとすると、かえって心がすり減っていく。
ここはいちばん個人差が大きいと思う。極限まで効率を上げて時間あたりの単価を上げることで納得感を得るタイプの人もいるだろう。
私は効率だけを追い求めると心が荒むタイプだ。ここはもうずっと変わらないと思う。効率だけを追った瞬間に「楽しくないけどお金のためにやっているライスワーク」みたいな感覚になって幸福度が下がる。
心が荒むと仕事がどんどん嫌になる。そうすると生産性が落ちたり、疲労回復に時間がかかるようになる。この負のスパイラルに入る前に手を打つ必要がある。
なので、効率化ではない方向の変化を起こす。
自分にとって新しい学びや気づきが生まれるやり方に切り変えようと模索し始めるのだ。
自分で自分にお題を出して、勝手に探究モードに入るイメージだ。たとえばこんな感じ。
いま2時間かかっている仕事を1時間で終えることは可能なのか?を考え始める
ある工程に時間がかかっているとしたら、効率化をするために、前から使えるようになりたかったツールを学び始めてみる
いつも迷っているポイントがあるとしたら、迷わずにいくために必要なことはなんだろう?を考え始める
これらを考え始めることは、短期的なスパンで見れば確実にいまよりも時間がかかる。非効率かもしれない。
でも私は性格的に、少し余分に時間がかかったとしても面白いと感じることが大事なのだ。ここは譲れない。ライスワークだなと思いながら仕事をしたくないからだ。
ひとつ新しい視点を入れると、芋づる式に面白くなる
不思議なことに、ひとつ新しい視点を入れるだけで、仕事はぐっと面白くなる。過去18年間の社会人人生のなかで何回も経験しているので、この感覚には自信がある。
結局、仕事を面白く感じるかどうかは視点の差なのだ。姿勢と言ってもいい。
たとえば、仕事をするなかで気になっていることを調べてみる。どんなことでもいい。扱っている商品のことをひとつだけ深く調べてみるでもいいし、競合の出している商品との差別化ポイントを改めてまとめてみるでもいいと思う。
ひとつ調べ始めると、芋づる式に気になることが出てくる。そうすると興味が止まらなくなり、まとめたくなる。このあたりのタイミングで私はノートを作って学び始める。
新しいノートを作るところまでいくと、私のなかで、それはもはや「お金をいただいてする仕事」ではなくなる。研究対象になるのだ。
目の前のクサクサした仕事を「研究対象」に変えられれば、こちらの勝ちだ。仕事と趣味と自己投資の線引きが限りなく曖昧な状態になる。
よくわからんけど気がつくとずっとそのことを考えているし、知識が増えるからアイデアも湧きやすくなる。本屋に行けばその業界のゾーンにふらふら行くくらいには気になる存在だ。お金をいただきながら知りたいことを追求しているみたいな感じになる。
業務委託にそんな関わりを求めるようなお客様は多くないかもしれないし、私がやっていることは自己満なのだが、別にそのスタンスによって請求金額が変わるわけでもないからお客様に迷惑をかけることはないと思っている。
むしろ「その案件の時間だけ考える」人よりも、ずっと考えてくれる人の方がいいんじゃないかな?と思ったりしている。
なにより私はそういう深めの関わり方しかできないからこそ、受ける案件を絞ると決めているのだ。(でないとパンクする)
「目の前の仕事」を「自分の資産」に変えていく
仕事のアウトプットは基本的にお客様のものだけれど、その過程で気づいたことや身につけた知識は、はっきり言って私のものだ。
そう思うと、目の前の仕事を作業的にやるよりも、どうぜなら自分の経験を厚くして専門性を高めていくための機会に変えられた方が長い目で見れば圧倒的にタイパがいいはずだ。
この感覚自体は会社員時代からずっとあって「人様のお金で挑戦させてもらえるなんてありがたいな」と思っていた。仕事ってすごい。学びの宝庫だ。
まあ正社員だと断る権利があるようで実質あんまりないのが子育て期の私にはキツかったのだが、それでも業務委託よりはやれることも多くなるので面白みはある。人生のどこかのタイミングでまた社員になることはあるかもしれない。
話が少し逸れかけたが、まとめると、仕事のために自分の時間を消費しない形にすることを意識している。仕事のネタを使って、自分のなかに知見をストックしていく。
クサクサした仕事はどうしても心のどこかにやらされている感が生まれやすいが、「自分のために仕事を利用している」くらいまで反転させて考えると、仕事の主導権が自分に戻ってくる気がしている。
そんなわけで、今朝も無駄に1時間もかけて商品のことを学んでしまったが、結果的に自分の知識にもなり、家族のための情報にもなり、娘の教育にもなるので、よかったなと思っている。
なによりクサクサした仕事の裏側に自分だけのワクワクポイントを見つけられたのがうれしくて面白い。
仕事を面白くしてくれるのは「誰か」や「環境」ではなく、自分の姿勢だと思う。
最後まで読んでくださりありがとうございました。毎日note、142日目。
「わかるー」と思ってくださった方、気が合うと思います。仕事の“クサクサ”の正体、いっしょに言葉にして整理してみませんか。
▼ 過去にクサクサしたときに、こんなふうに研究しました
30冊のノートを使って内省しながら、アイデアを考え、言葉にする仕事をしています。
”文章を書くこと”で気持ちが整うタイプ。小さな工夫や気づきを、日々ちまちまと書いています。
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