【念願】なんかフィンランド、行きたくなくなってきた。
ついにあと5日で出発だ。
20年ぶり、念願の海外旅行。
中学生の双子の娘と、母と叔母と5人旅。
場所はフィンランドとイギリス。
ずっと海外に行きたくて。
行きたくて行きたくて、行きたすぎて。
20年間いっつも「海外に行きたい」「旅がしたい」って思い続けた日々を過ごして。
行きたくて行きたくて、行きたすぎて。
感情が一周回って、なんかもう、
フィンランド、行きたくなくなってきた。
なんなんだ、この感情は。
あぁ、あと5日で旅が始まってしまう。
始まってしまうということは、終わってしまうということじゃないか!
楽しみすぎて楽しみすぎて、フィンランドに行って、こんなに楽しみにしてた旅が終わってしまうのが怖い。行くまでのカウントダウンが、旅の終わりのカウントダウンに入ってしまうということが怖くて、なんかもう、行きたくなくなってきた。
人間て、楽しみすぎるとこうなるのか。
知らんかった。
行きたい!行きたくない!が心の中で大喧嘩。
それでも、こんな感情になるのは久しぶりで、自宅で仕事と家事をしている良くも悪くも平穏なこの暮らしの中で、こんな感情を味わえるだけでも、人生まだまだ色んなことを経験できるもんだな、と感慨深く思ったりもする。
そう、要するに私は今、情緒不安定である。
この旅を計画してから今まで、
すでに様々なトラブルもあった。
フィンランドに行こう!と決めたのは去年。
そして本格的に時期を決めて、チケットを取ったのは今年2月だ。
2月の時点では双子の中学校の年間行事表がまだ出ておらず、6月は中間テストと被る可能性もあったが、後半なら大丈夫だろうと思い切ってチケットを取った(我が家の双子は、定期試験は学校で受けるタイプの真面目な不登校児である)。
しかし、ふたを開けてみれば「今年から前期の中間テストは廃止しました」とのことで、どちらにせよテストと被る心配はなくなった。
しかし、このテストを避けた6月後半の日程に大問題が発覚する。
夏至祭である。
なに、夏至祭って?
夏至を祝うだなんて、知らなかった。
夏至はフィンランドでは祝日になっており、みんなで夏至をお祝いするのだ。そう、日本でいうところの元旦みたいなかんじ。
え?日本でいう元旦?
元旦なんて、店全休みって感じじゃん。
あんな感じになるの?
るるぶを読んで、びっくりした。

夏至の日にちはその年によって違う
まって。いつ?今年の夏至は。
Googleさんに尋ねる。
今年の夏至祭は、私たちがフィンランドに到着する日の翌日だった。
ドンかぶり。
滞在日が夏至祭にドンかぶりである。
しかも、夏至祭の前の日はいわば大晦日。
ほとんどのお店が午後には早じまいする。
私たちがフィンランド到着する日は夏至祭前日。飛行機が着くのは夕方。
はい、アウトー。
ヘルシンキ着いてもどこも開いてないってことか?24hスーパーのお惣菜が晩御飯になることが決まった。
それより次の日の夏至祭当日、フィンランド人はみんな田舎に移動するかサマーコテージで祝日を過ごすので、ほとんどのお店が閉まり、ヘルシンキの街からは人が消えるらしい。
困る!勝手に消えないで!!
ムーミンショップにマリメッコ本店、行きたいとこたくさんあるのに!!
さらにバッドニュースは続く。
私と母、そして三女がフィンランドで一番楽しみにしていたのは「蚤の市」である。
大きな広場にところ狭しと並ぶアンティークやヴィンテージの食器、ガラス作品、古着、雑貨。その中でもヘルシンキ市内のヒエタラハティの蚤の市は国内最大級。それが、5~8月の土日毎週末開催されるのだ。

その蚤の市を見るのをめちゃくちゃ楽しみにしていた私たち。そのためにフィンランドの日程を土日を挟む前半に持ってきたほど。
まさか蚤の市も休みじゃないよね…?と思ったが、不安は的中する。
ヒエタラハティの蚤の市は観光客にも人気のスポット。夏季5~8月の毎週末土日に開催されています。
※夏至祭の週末のみ開催なし
はい、おわたー。
まじかよ。蚤の市見たくて行くのに!!!
やっぱり、下調べって大事なんだな。
文化とかちゃんと調べてからチケット取るべきだった。
しかし、取ってしまったもんは仕方ない。
絶望した私は真っ先に一緒に行く叔母に相談した。「夏至祭なんだって!どうしよう!?」と。
海外経験の多い叔母は夏至祭の文化を知っていた(さすが)。でも6月下旬だったことは忘れていたらしい。絶望する私に、叔母はさらりと新しいアイディアを提案してくれた。
「じゃあ、夏至祭の日はタリンに行こうよ」
タリン…ってどこ?
タリンはエストニアの首都だった。
エストニアって、どこ…?
地理が弱すぎる。
ヘルシンキがフィンランドの首都だったことも最近思い出したのに。
エストニアはバルト三国の一つで、海を挟んでフィンランドの南側に位置しており、ヘルシンキからフェリーで2時間。フィンランドを訪れた人がよく日帰りする人気の街らしい。
エストニアにはぜっんぜん興味ないけど、誰もいないお店もどこも開いてないヘルシンキの街を一日散歩し続けるよりはいいか、とタリン行きのフェリーのチケットを取った。
しかし、これが意外と良さそうだ。
調べてみたら、タリン行きのフェリーは信じられないくらい豪華らしい。
フェリーの中には、レストランやカフェ、ファーストフードのお店もあり、船内の雰囲気もさすが北欧!って感じのおしゃれさと清潔感。違うフロアには、ムーミンショップやマリメッコ、免税店まであり、フェリー限定のデザインが人気らしい。


ちょっとだけ楽しみになってきた。
しかも、タリン旧市街は世界遺産登録され「魔女の宅急便」のモデルになってたとも言われており、そのかわいらしい街並みや手工芸品が人気。


YouTubeでフィンランドのVlogに飽きていた私は、タリンのVlogを見始め、すっかりハマってしまった。
タリン、、、いいじゃん!!!
この街並みの中を歩きながら、魔女の宅急便のサントラを聞こう。
夏至祭問題は解決した。
それ以外にも色々調べて、夏至祭前日にはヘルシンキのセウラサーリ島というところで一年に一度のお祭りが開催されていることもわかり、到着日当日の夜はそこに行くことにした。何せ白夜の国である。夏至の日は日没が23時を過ぎるらしい。

時差ぼけと戦いながら、セウラサーリ島でフィンランド民謡を踊りながら、焚火で焼いたソーセージを食べてやれ、と今回の夏至祭パニックをプラスに捉えることにした。夏至祭に行かなきゃ体験できないこともきっとあるはず、と。
正直、蚤の市への未練はまだ断ち切れてないけど、それでも調べれば調べるほど期待を裏切らない、奥が深い国フィンランド。
まだ行ってないけど、
私きっとフィンランドが好きだ。
ずっと「海外旅行に行きたい!」を夢に掲げてきたけど、きっと次の夢は「フィンランド10日間一人旅」になる。きっとなる。
ごめんね、イギリス。
ロンドンのロの字も出なくて。
ロンドンのVlogも見たけど、都会過ぎて有名観光地すぎて圧倒されてしまった。北海道の田舎育ちの私にはヘルシンキくらいの街がちょうどよいのかもしれない。
あと5日。
先日原因不明でキャンセルになったホテルは、一旦全額取られそうになったキャンセル料を叔母が旅行サイトと闘い全額返金してもらえることになった(さすが)。無事に今週、違うホテルを取り直した。きっと、新しいホテルの方が良いって神様が言ってるのさ!と明るく捉えることにした。
行くまでにも色々あったが、行ってからも色々あると思う。色々ない方がいいけど、色々あるのも旅の醍醐味だろう。
あと5日。
10日間もお休みを頂くことを許してくれた保護者の皆様に感謝。それだけはわすれてはならぬ。そして、留守番をしてくれるパパと長女にも感謝。
あと5日。
行ってきます!!
