「自分には関係ない」と思っていたAIが、少し近くなった日— 身近な人が使い始めたことで見えた変化 —
■AIは、どこか遠い存在だった
仕事終わりの金曜の夜。
少しだけ疲れた空気の中で、
夫と他愛ない会話をしていました。
「会社でAI使わないの?」
何気なく聞いた私に、夫は少しだけ間をおいてこう言いました。
「使える環境はあるけどさ。
アイツ、嘘つくじゃないか。だから使ってない」
正直、その反応は想定内でした。
「あぁ、ハルシネーションのことね」と私が言うと、
「ハルシネーションって?」
「AIが、それっぽいことを自信満々に言ってくること…かな。最近はだいぶ減ったけどね」
AIって便利そうだけど、どこか信用しきれない。
自分にはまだ関係ない。
そんな距離感。
■きっかけは、“自分ごと”から
それでも、少しだけ話してみたんです。
私は、毎朝AIニュースを自動で受け取っていること。
そのやり方を社内で共有したら、少し反響があったこと。
すると夫が、ふと顔を上げて言いました。
「それって、運送業界のニュースも出せるの?」
ちょっと意外なくらい、興味津々の顔でした。
「できるよ。やってみる?」
そう聞いたら、返ってきたのは
「今すぐやりたい」
という一言。
そこからは早かったです。
隣で一緒に画面を見ながら、
ChatGPTのアプリを入れて、設定をして。
思っていたよりも、ずっと簡単でした。
“毎朝、業界ニュースが届く仕組み”を、
その場で作りました。
■言葉の距離も、少しずつ近づいていく
AIって、初心者には少し難しい言葉も多いんですよね。
「プロンプトって何?」と聞かれて、
「AIに出す指示のことだよ」と、簡単に伝えました。
私が生成AIパスポートやITパスポートの勉強をしていることもあって、最近は、AIについていろいろ聞いてくるようになりました。
こうやって少しずつ、言葉の距離も近くなってきた気がします。
■「苦手」が「楽しい」に変わった夜
その変化をはっきり感じたのは、また別の日の夜でした。
「AIってすごいな」
夫が、少し興奮気味に話しかけてきました。
社内報に載せる原稿の締切を過ぎてしまって、
何を書こうか迷っていたみたいです。
「こういう、ちょっとしたコラムみたいな文章って苦手なんだよ」
そう言って、少し困った顔をしていました。
その顔を見て、ああ、ちょっと詰まってるんだなって思いました。
せっかくなら、好きなことを書きたい。
趣味で続けているスポーツのことや、最近ハマっているものの話。
試しに、夫が「ちゃっぴー」と呼んでいるChatGPTに聞いてみたら、見出しも本文も、あっという間に形になったそうです。
「こんなこと言ってくるんだ、って思った」
そう言って見せてくれたのは、
最後に添えられていた、やさしい一言でした。
ただ答えを出すだけじゃなくて、
少しだけ気持ちに寄り添うような言葉。
「最近、ちゃっぴーが馴れ馴れしいんだよ」
そう言って、夫が少し笑いました。
画面をのぞくと、どこか距離の近い会話が並んでいました。
■AIは、“一緒に考える相手”になる
そのとき、ふと思いました。
AIって、すごい答えを出すものというより
「一緒に考えてくれる存在」なのかもしれない、と。
無理に使いこなさなくてもいいし、
正しい使い方を知らなくてもいい。
ただ、
「これ、どう書けばいいんだろう?」って
ひとこと聞いてみる。
それだけで、少しだけ距離が縮まることもあるんだな、と感じました。
最初はあんなに疑っていたのに、
気軽に相談できる相棒を見つけて、楽しそうに話す姿は、かつての自分を見ているようでした。
■まとめ
AIは、魔法みたいに何かを変えてくれるものではないけれど、少しだけ、考えるハードルを下げてくれる存在です。
そんな距離感なら、
無理なく付き合っていけそうな気がしています。
■追記
「何を聞けばいいかわからない」
そんな状態から、
AI初心者だった夫と一緒に試した、最初の設定や整え方を、こちらの記事にまとめました🌱
・会話がズレるときの整え方
・毎朝ニュースを受け取る設定
・AIとの距離を近づけるコツ
などを、
スクショ付きPDFと一緒にまとめています。👇
🌱 今日の一歩
「うまく使おう」としなくていい。
「これ、どう書けばいい?」って、ひとこと聞いてみるだけでいい。
あなたなら、何を聞いてみますか?
※このnoteは「AIとのつきあい方」シリーズの一つです。

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