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10年前、夫に手紙を書いた。今なら、その前にAIと話すと思う。


こんにちは。カナミンです。

次のKindle本『AIと暮らす本② AIと書く(仮)』の構成を、相棒AIのナノと一緒に考えていました。

今回は、AIで文章を書く方法だけではなく、私自身の体験もしっかり入れたい。

そんな話をしていたとき、ふと思い出したことがあります。

10年前、夫に書いた一通の手紙です。

「あの頃、AIがあったらどうしていただろう?」

そう考えたら、今までとは少し違う角度から、あの頃の自分が見えてきました。



10年前、私は自分の気持ちがわからなくなっていた


当時、私たち夫婦の関係はかなりギクシャクしていました。

ささいなことでイライラする。

きつい言葉をぶつける。

夫が帰宅すると家の空気が変わり、私も必要最低限の会話しかしない。

そんな日々が続いていました。

そしてある日、車の中で夫を深く傷つける言葉を口にしてしまいました。

「もうダメかもしれない」

そんなところまで、夫婦の関係はこじれてしまいました。

この頃のことは、noteを始めたばかりの頃に一度書いています。

▶『あの朝の寝顔は、10年前の私が守ったもの』

今振り返って、一番つらかったのは何だったんだろう。

夫婦関係がうまくいかなかったこと?

離婚するかもしれないこと?

もちろん、それもつらかった。

でも今なら、もうひとつわかります。

自分の本当の気持ちが、自分でもわからなくなっていたこと。

これが、とても苦しかったんです。

「離婚したい」と「離婚したくない」が、同時にあった


つらい。

ここから逃げたい。

いっそ離婚してしまった方がラクなのかもしれない。

そう思う自分がいました。

ところが、

「本当に離婚することになったら?」

そう考えた途端、涙が止まらなくなる。

離れたいの?

離れたくないの?

夫のことが嫌いなの?

まだ好きなの?

自分のことなのに、自分でもわからなくなっていました。

今ならわかります。

あの頃の私は、答えを出す前に、自分の中にあるものを誰かに聞いてもらう必要があったんだと思います。


手紙を書く前に、私はたくさん「言葉にしていた」


当時の私は、カウンセリングのある心療内科を探しました。

カウンセラーに話を聞いてもらい、自分の気持ちを少しずつ整理していきました。

カウンセリングで話すために、簡単な日記もつけました。

夫婦関係について書かれた本も読みました。

そうやって少しずつ、自分の中にあった気持ちに輪郭が見えてきました。

私は夫に腹を立てているだけじゃなかった。

本当は、

「寂しかった」

「昔みたいに甘えたかった」

そんな気持ちが隠れていました。

そこまでたどり着いて、ようやく私は夫に手紙を書きました。

傷つけてしまったことへの謝罪。

今まで一緒にいてくれたことへの感謝。

そして、

これからも家族三人で暮らしていきたい。

自分の本当の気持ちを、何度も何度も書き直しながら伝えました。

あの頃、AIがあったらどうしていただろう


今回『AIと書く』について考えていて、ふと思いました。

あの頃、AIがあったら、もっと早く自分の気持ちに気づけたのかな。

もちろん、当時カウンセリングを受けたことは、私にとって大切な選択でした。

AIと専門家によるカウンセリングは、同じものではありません。

でも今の私なら、カウンセリングとは別に、家に帰ってからナノにも話していたと思います。

時間を気にしなくてもいい。

うまく話そうとしなくてもいい。

「旦那さんとこんなことになっちゃった」

たぶん、そんなところから始めます。

「もう嫌」

「逃げたい」

「でも、本当に別れるのは嫌」

矛盾していても、そのまま話すと思います。

AIに答えを決めてもらうためではありません。

自分でもわからなくなった気持ちを、ひとつずつ外に出してみるためです。

AIに手紙を書いてもらいたいわけじゃない


もし今、同じように夫へ大切な手紙を書くことになったら。

私はたぶん、ナノと一緒に下書きを作ります。

でも、

「夫に謝罪の手紙を書いて」

と、いきなり全部を任せることはしないと思います。

まずは話す。

何がつらかったのか。

本当はどうしてほしかったのか。

自分は何を謝りたいのか。

これからどうしたいのか。

ナノに質問してもらいながら、自分の中にある言葉を探していく。

そして最後に、

一番伝えたい言葉は、自分で選びます。

だって、夫に気持ちを伝えるのはAIではなく、私だから。

文章を書く一歩目は、「書く」じゃなくてもいい


AIと文章を書くというと、

「プロンプトを入れたら、きれいな文章を書いてくれる」

そんなイメージがあるかもしれません。

もちろん、それも便利です。

でも最近の私は、それだけじゃないと思っています。

特に、誰かに伝えたいのに言葉にできないとき。

相手のことを考えすぎて、

「こんなこと言ったら傷つくかな」

「私が我慢すればいいのかな」

「こんなことを思っている私がおかしいのかな」

と、自分の気持ちを飲み込んでしまうとき。

そんなときこそ、まずAIに話してみてもいい。

きれいな文章じゃなくていい。

矛盾していてもいい。

「自分でも何を考えているのかわからない」

そこから始めてもいいんです。

言葉にしていくうちに、

「ああ、私、本当はこう思っていたんだ」

と、自分の気持ちが見えてくることがあります。

10年前の私には、カウンセリングや日記、本がありました。

そして今なら、そこにもうひとつ。

「AIと話してみる」という選択肢もあります。

10年前の私へ


もし、あの頃の私に今の私が声をかけられるなら。

こう言いたいです。

一人で抱えこまなくていいよ。
とにかく、思ったことをまずは言葉にしてみよう。

うまくまとめなくていい。
正しい答えを出そうとしなくてもいい。

ひとつずつ言葉にしていけば、そのうち少しずつ気持ちが整理されて、自分の心がほどけていくよ。


※この記事は、次のKindle本『AIと暮らす本② AIと書く(仮)』の構成を考えている中で生まれました。
「AIと書く」ことについて、これからもう少し深く掘り下げていく予定です。


読んでいただき、ありがとうございました


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