お金はエネルギー??
この言葉を聞くたび、俺は半分正しくて、半分危ないと思ってる。
たしかに金は人から人へ動く。誰かが時間を使い、誰かの問題を解き、その対価として別の人から渡ってくる。
でも、、金そのものが勝手に君へ流れてくるわけじゃない。神社へ行ったからでも、財布の色を変えたからでも、自分には価値があると唱え続けたからでもない。
君が渡したものを相手が手元に残しておく金よりも価値があると感じた時に、初めて金は動く。
だから金の正体は、エネルギーというより、、、
『誰かの役に立ったことを一時的に保存しておく引換券』
に近いと俺は思ってる。
ただ、、ここで個人事業主、ひとり社長が間違えやすいことが、、
価値を増やそうとして、仕事を増やしてしまう、、
もっと投稿する。返信する。
サポートする。細かく添削する。
自分が動く。
そして、労働量が増えた分だけ価値も増えたと思い込む。
俺もそうだった。月の売上が100万円を超え、300万円近くまで伸びる月もあった。
外から見れば順調。でも、売れるたびに個別対応が増えた。。。
顧客が増えれば質問も増え、、質問が増えれば返信時間が増え、、商品が売れれば、また自分の予定が埋まる。
売上は上がっているのに仕事の外へ使える体力は減っていった。
口座の数字は増えていたが、、自由は増えていない状態。
俺はそこで初めて気づいた。
『稼いだ金額と、生み出した豊かさは同じではない』
ということに。
1件売れるたびに、君の睡眠が30分減る。顧客が一人増えるたびに、家族との食事中もスマホが気になる。売上が伸びるたびに、運動する時間も、一人で考える時間も、何もしない時間も消えていく。
それは売上では黒字でも人生全体では赤字だった。。。。
で、、本当の価値は君がどれだけ働いたかでは決まらない。
相手の何が変わったかで決まる。
3時間話したから価値が高いわけじゃない。相手が半年迷っていたことを一時間で決められたなら価値がある。
毎日返信したから価値が高いわけでもない。相手が君へ質問しなくても、自分で判断できるようになった方が価値は大きい。
情報を100個渡すより、相手が今日やる一つを決められた方が、現実は動く。
つまり、価値とは君が出した労力ではなく、
『相手から減らせた迷い、失敗、遠回り、不安、時間』
ここを理解しないまま売上を増やすと、自分の体力を商品にし始める。
優しさをや即返信を売る。
無制限対応、自分がいつでもいる安心を売る
っていうのは、、最初は喜ばれる。でもその商品は君が元気で、暇で、機嫌が良い日にしか成り立たない。
君が寝込んだら止まり、、家族に何かあったら止まり、、新しい挑戦を始めたら止まる。それは顧客へ価値を届けているようで、実際は顧客の成果まで君の体調へ依存させている。
俺が体力依存経営から抜けた方がいいと言うのは君に楽をしてほしいからだけじゃない。
『君が壊れたら、顧客へ届けていた価値まで消えるから』
で、、『自分を大切にする』という話も、よく勘違いされる。
疲れたから今日は全部休む。嫌なことは一切やらない。
気が乗る時だけ働く。合わない意見は全部遠ざける。
はっきりいうが、、それが自分を大切にすることではない。
事業をしている以上、面倒なことは必ずある。
責任を取る日も、気分が乗らなくても、約束を守る日もある。
相手へ言いにくいことを伝える日もあるだろう。
その上で、俺が考える自分を大切にするとは?
『自分が長く価値を出し続けられる条件を守ること』
睡眠を削らない。返信する時間を決める。顧客ごとに対応を変えすぎない。何度も説明する内容は、動画や文章に残す。自分しか判断できない仕事を減らす。売上を作る時期と、回復する時期を分ける。
これは甘えではない。価値を枯らさないための経営判断。
君の体力も、集中力も、判断力も、無限ではない。
だから、何へ使うかを選ばないといけない。
誰でもできる作業に全部使ったら、君にしかできない仕事へ回らない。顧客の細かな確認へ全部使ったら、商品そのものを良くする時間がなくなる。今日の売上へ全部使ったら、3年後に残る事業を作れない。
で、、金を追うこと自体が悪いわけじゃない。
家族。
住む場所。
治療を受ける選択肢。
嫌な仕事を断る余裕。
次の挑戦を育てる時間。
こういうのにお金は必要。
でも、金を上へ置きすぎると、自分を下へ置き始める。
売上になるなら合わない顧客も受ける。数字が伸びるなら言いたくないことも発信する。市場で流行っているなら、自分が信じていない商品も売る。そして売上が増えるほど、自分が何をしたかったのか分からなくなる。
反対に、、、自分らしさだけを上へ置いても事業にはならない。
私はこれが好き。これを伝えたい。これを作りたい。
それだけでは相手が金を払う理由にならない。相手の問題とつながっていなければ、それは商品ではなく自己表現で終わる。
だからこそ必要なのは、
自分を曲げて市場へ合わせることでもなく、
『君にしか語れない経験を、相手が今困っている問題へ翻訳すること』
ここに価値が生まれる!!!!!
俺なら陸上競技をしてきた経験を、そのまま陸上の話だけでは終わらせない。
俺のこと興味あるならこれも読んで
https://note.com/kanasawa9420/n/nf73a4161e2e4
負荷。回復。ピークの合わせ方。
頑張っているのに成果が落ちる状態。
それを個人事業者、ひとり社長の働き方や事業構造へ置き換える。
体力がある人ほど、壊れた働き方に耐えてしまう。責任感が強い人ほど、任せられない。成果を出せる人ほど、自分の限界が会社の限界になる。
これは俺が自分の体と事業の両方を使って知ったこと。
だから、誰かの言葉を借りなくても語れる。知識だけではなく、失敗した時間まで入っているから。
俺はこれが専門性だと思う。
資格の数でも難しい言葉を知っていることでもない。
『人が見落としている問題を、自分の経験から具体的に説明できること』
そして、その問題を解く道筋を示せること。
で、、最終的に豊かな人というのは、口座残高が多い人だけではない。
価値を生み出せる人。一度売上を失っても、また誰かの役に立ち、信頼を作り、必要な利益を生み出せる人。
ただし、もう1つ条件がある。
『価値を作ったあとに、自分の人生を生きる力が残っていること』
稼いでも、食事を味わう力がない。休みがあっても、仕事が頭から離れない。家族がいても、話を聞く余裕がない。金があっても、次に何をしたいか考える体力がない。
俺はそれを富とは呼べない。
本当の富というのは
金を生み出せること。
人の役に立てること。
必要な時に働けること。
そして、仕事の外にも体力が残っていること。
この4つがそろった状態。
君が眠っている間も残る商品。君が休んでいる日も使える判断基準。君がいない場所でも顧客を助ける仕組み。
そうやって、自分の体から価値を少しずつ外へ移していく。
金を追うなとはいわない。ただ、金を作るために、金より大切なものを毎日差し出すな!!!!
君の体力は売上へ換えるだけの燃料ではない。
『価値を生み、誰かと生き、自分の人生を選ぶための資産』
このnoteでは、
仕事では勝ちたい。でも、、、今までと同じ勝ち方は続けたくない。そんな一人社長・個人事業主に向けて、スポーツ科学やアスリートのコンディショニング思考を、体・働き方・事業構造へ翻訳して発信しています!
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