小説『砂漠を横切るラクダのように』【最終話】(全13話)
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【2017-04-13 23:59/2016秋分→2017春分、「完成」の向こう側】
4月だ。春分を目指し(しかし期限は設けないつもりで)ひたひたと取り組んできたことを無事「完成」させて、“これをやり終えたら楽しもう”と決め、買わずにいた村上春樹の新作『騎士団長殺し』をご褒美気分で購入し、読み終えて、久々に、ここ。
元気でしたか? こちらは元気です&元気でした。めっちゃ集中してました、はげそうなくらい。そして白髪が増えました(ショック!)。
宇宙の流れを意識して過ごしてきたこの数ヵ月、私は日々の取り組みの進み具合を信じることができたし(もちろん調子の良い日があり、調子の悪い日が続くこともあった)、その流れに身を任せようと意図し実践することができたし(この「3月」で完成に至らなかったとしても、それはそういう流れなのだ。とにかく焦らず、自然なペースでやっていこう)、その結果、すべてはパーフェクトなタイミングで起こったり、起こらなかったり、してくれていたと思える(脳腫瘍の手術を受け、その後しばらく変化のなかった母が「1~2ミリ大きくなってますね~」と放射線治療をすすめられ、すでに再入院して治療を受けてきていたことを電話口で告げてきたのは、完成の翌日だった。もちろん両親は、今の私が毎日何をして過ごしているのかなんて知らないわけで……単に「心配かけたくないから」と、そして本心では私から余計な知識を与えられたくなかったのだろう……「どうせ放射線やるしかないんだし、あんたにいろいろ言われたって不安材料が増えるだけで現実は変わらない。それなら何も聞かないほうがいい」という感じで、内緒にされていたわけだ。だから、知らせないでいてくれたことに心から感謝できた。そのおかげで私は自分のしたいことに自分のしたいように集中してエネルギーを使えたのだから)。
本当になー。こんな感じ、人生初だわ。
何かを完成させるために、こんなふうにたっぷりと時間をかけて(基本的にいつだって私はスピーディー過ぎるからね)、日々の熱量をそこに注いで注いで、捧げて捧げて。
中途半端なものなんて、もう望まない。
それじゃいつまで経っても同じところをぐるぐる回るだけ。
本当の望みに、欲望に、自分をひらかなきゃ。だって私はそれが欲しいから。見たい、味わいたい、経験したい。
だから、もう「怖い」より「飛び出すよ!」のほうが圧倒的。
飛び出せ、世界!
私は正しく望んで、大きく意図して、手にしていく。進んでいく。
人生の取捨選択。何を望み、何を手放す?
とりあえず、今の私が本当に、一番に、最大に、望むものへと手を伸ばす。掴めると信じる(本当は知っている)。
そしてそのためには、こちらから差し出すものも「本物」じゃなきゃ。中途半端な出来じゃ、本当に届かない。笑っちゃうくらい、扉はびくともしない(私はそれも知っている)。
――本気出せーーー!!
――本気出したーーー!!
その先。さらなる可能性に自分をひらいて、「もっといいものに仕上げることができるはず……」と諦めず投げ出さずに追い求め続ける精神力を。今の自分のベストを尽くしたとき、『完成』は向こうからやって来る。私はそれを知った。そして、ここはもう新しい道の上。いつの間にか、はじまっていた。こっちを生きていた。
生きていた、生きている、生きていく。
大事なことはもう、私の中にある。
ここからは焦らず自然に(でも時間をムダにしたりはしない)、せっかく身についた「生活リズム」と「集中力」はキープしながら、未来の自分のために「今のうちにやっておくこと」をしっかり意図して準備していくつもり。
というわけで最近の私的メッセージは「正しく望み、大きく意図していこう!」であ~る。
【2017-05-03 19:55/私の5月、そろそろ気合い入れ直せ!】
ぼんやりしていたつもりはないが、4月があっという間に……そう、いまいち実感がないままに……終わってしまった。
だけど手帳を広げて振り返ってみれば、『騎士団長殺し』も読み終えたし、久々の美容院にも行ってきたし、『カラマーゾフの兄弟』もなんとか「第一部」は読み終えたし(それにしても長い!)、写真データも整理したし(こういう地味で面倒な作業ほど、やり遂げるとスッキリするね)、“4月はいろいろ逆行するから、きっちり予定立ててしまわずに、都度流れを感じながら臨機応変に、柔軟に、目の前の日々を過ごしていこう”なんて思っていたわりにはそこそこ行動できたのかもしれないが、やっぱりなんだか達成感のようなものがなくて……。
いや、理由ははっきりしてるんだ。3月までずっと、自分の中のクリエイティビティーを炸裂させる日々を過ごしてきたから、今のこの何も生み出せていない状況が心地悪く感じられ、焦るのだ。
でも、完成させ、手放して、出し切ったばかりだからね……どんなに焦っても何も出ないし、燃え尽き症候群になってるヒマはないからいろいろと計画的に「入力」しているわけだけど、もう、あっちの時間を知ってしまったから、こっちの時間には戻りたくないんだな~。
「あっちの時間」を生きることで身についたリズムのようなものを「こっちの時間」の中でキープしていくのは、なかなか難しい。
夢中になって何かにエネルギーを「注いでいる」ときの時間の感触と「受け取るだけ」の日々とでは、生きてる実感がまるで違う。
(――と、ここまで書きながら私は気づく――)
そうか、私は今の自分を「からっぽになったから入力しなければならない」と思っていたのだけれど、実は全然からっぽになんかなってなくて、まだまだ放出されるべきエネルギーが渦巻いていて(だから最近の入力ばかりの日々が心地悪かったのだろうか……)、内なる声は「おいおい、まだまだ全然出し切れてないから!」だったのかもしれない。
本心では「あっちの時間」を取り戻したがっているのに、やっぱり「無」からまた新たな「何か」を立ち上げていくのはとてもとてもエネルギーが要るから、ズルズルと向き合うことから逃げていたのか? ……うーーーん、わからない。全部、必要な時間だったとも思えるし、準備ができたから「今」、こう思うに至ったのかもしれないし。
4月を無駄にしたとは思わないけど、ここ数日はとっても心の調子が悪かったから(そして抜け出すきっかけが欲しくて今日はこれを書いているのだろうから)、いよいよ何かが限界で、私は再び飛び出したがっている???
だって、季節は「私の5月」。
“はじめなきゃ、はじめなきゃ”と思っていても動けなかった季節は明日の水星の逆行終了(しかも天王星と重なっている)とともに終わってくれ。少しずつでもまた、コツコツコツコツ動き出してくれ!!
38歳の締め括りのエネルギーと、また新たに動き出したい欲求が入り乱れて、苦しくもなるわけか? だけど全然、「総括」している場合じゃないぜ!
「人生はこれから」
そう思える40代にするためにも、今が本当に踏ん張りどきなんだ。
こんなところで腐りそうになってる場合じゃない。まだ答えは出ていない。
そして死ぬまで「答え」なんて出ないから……生きて、生きて、生きて、生きろ!!
もう一度、「生きている実感」のある日々を。
何度だって、はじめられるはず。私はまだまだ尽きていない。
くわぁぁぁぁぁ~!! 苦しいけど、進みたいから。
目の前の現実に負けるな。夢みる気持ちを思い出せ。
時間は「味方」につけるもの。追い込まれずに仲良くしよう。
ここが踏ん張りどき(もうずっとそうだけど、何度だって言ってやれ!)。
しっかり目覚めて、生き延びろ(もうずっとそうだけど、何度だって言ってやる!)。
なんだかヘンテコなブログになったけど、今日はこれでいいや。
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もっと早くはじめていたら、もっと早く本気になっていたら。
この「現在」とは違う「今」の中を、私は生きていたのだろうか?
2011年5月13日の日記に、私はこう綴っている。
『いろいろ考えるのに疲れた。そうじしようと思いつつ、夕方また眠っちゃうし。そのあといっきにそうじ。0か100だ。
Cさん(※カラーセラピーの先輩)になぜかメールしたくなってしてみたら、長~い返事くれて、読んだら嬉しい内容で満たされた気になり、元気になる。
やりたいな~、ワークショップ。でもメールしてみてわかるけど、やっぱ書くことが好きだな。書いて伝えることが好き。
じゃあ、伝えたい物語は?
何事も、本気さと覚悟と“それしかない”“これでいく”が必要だよな、極めるには。
私が極めたいことは何??
それ言われると、やっぱカラーセラピーより「書くこと」って思うんだよな。
でも、何を書くのか、さっぱりわからん』
あのとき、私はとっくに気づいていたのだ。
だけど自分が“気づいている”ということに、気づかなかった。
私は「多くの時間を無駄にした」のだろうか? それとも「全部が全部、ここに辿り着くまでのパーフェクトな流れだった」のだろうか?
どちらを信じるかは、こんなにも自由。
真実なんて死ぬまで(死んでも?)わからない。
そして今の私は、あのとき「さっぱりわからん」だったものをこんなにも、こんなにも、こ~んなにも、綴れる私になっている。それは、こうして証明できる事実。
だから、こうして“ここ”に魔法をかけよう。
叶ったとき、あなたにもそれがわかるように。
そのとき、この魔法は最大限に発揮されるはずだ。
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2017年8月、太陽が「獅子座の25度」を通過する日――。
内なる宇宙に、新たな希望の星が瞬く。
「こんなにも、ここにあるじゃないか!」
そして閃き。
私はそれを見逃さない。追いかけて、掴まえて、決意する。
「ここからまた、次なる『物語』を!!」
――すい、きん、ちかもく、どってん、かいめい!
(内なる宇宙よ、輝け輝け!)
――すい、きん、ちかもく、どってん、かいめい!
(内なる宇宙よ、輝く輝く!)
私が生まれたときの「土星」はどこ?
それは獅子座の25度。
サビアンシンボルは『砂漠を横切る大きなラクダ』――。
ようこそ、世界。
これが “今の私” です。
〈完〉
参考文献
『星をさがす』石井ゆかり著/WAVE出版
『愛蔵版 サビアン占星術』松村潔著/学研プラス
最後までお読みいただき
ありがとうございました
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湖臣 かなた
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“はじめまして”のnoteに綴っていたのは「消えない灯火と初夏の風が、私の持ち味、使える魔法のはずだから」という言葉だった。なんだ……私、ちゃんとわかっていたんじゃないか。ここからは完成した『本』を手に、約束の仲間たちに出会いに行きます♪ この地球で、素敵なこと。そして《循環》☆