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フィリピンの福祉を知る|NPO法人ACTIONと訪ねた給食支援・児童養護施設

こんにちは!カネチです。

セブ島で活動する海外協力隊・元教員が、
フィリピンの教育現場、特別支援、現地生活、
旅のリアルを発信しています。


今回はフィリピンのNPOアクションの方に
案内して頂き、給食支援や児童養護施設の
ジャイラホームを訪問!

支援の在り方について考えた旅でした。

日本とフィリピンをつなぐ給食支援

本日のメニューはシニガンスープとバナナとご飯

マニラから北に3時間ほどいったところに
オロンガポに位置するある山の中の学校へ。

バライバイ小学校では、NPO団体ACTIONが
日本のNGO「Table for Two」と連携して
行っている食支援を見学しました。

日本の学食で対象メニューを食べると、
そのうち20円がフィリピンの子どもたちの
給食につながる仕組みだそうです。

フィリピンでは給食がない学校がほとんど

現地では、栄養が足りていない子供たちが
選抜され、そのお母さんたちが調理や配膳を
担当していました。

地域のお母さんたちがこの配膳で受け取るのは
一日たった100ペソ、ほぼボランティアです。
子どもたちのために協力している姿が
とても印象的でした。

また日本での何気ない食事が、海を越えて
子どもたちの笑顔につながっていることを知り、
良いシステムだなと感じました。

子どもたちの笑顔があふれる「ジャイラホーム」

まずは創設者の神父さんにお話を伺う

最後に訪れたのは、1979年にフィリピン人牧師
によって設立された児童養護施設、
ジャイラホームです。

設立当時のオロンガポにはアメリカ海軍基地が
あり、ナイトワークで働いているフィリピン人が
1万5000人いたそうです。

ベトナム戦争の社会情勢の中で、多くの
ストリートチルドレンが暮らしていました。

ユニセフの統計によるとその当時オロンガポには
4000人のストリートチルドレンがいました。

特にアメリカ人とフィリピン人のハーフの
子どもはアメリーシャンと呼ばれ、
沢山いたようです。

その子どもたちを保護するために支援を
始めたのがキッカケでジャイラホームは
誕生したようです。

現在は、20人弱の虐待や貧困など、
さまざまな事情で家庭で生活できない
子どもたちが暮らしています。

野菜が育てられています
全部施設の敷地!広い!

施設では、子どもたちが家庭に近い環境で
生活できるよう工夫されており、農業や動物の
世話、料理のお手伝いなど、日常生活を
大切にしたプログラムも行われていました。

将来の自立に向けた就労支援もあり、一人ひとり
の未来を見据えた支援が印象的でした。

鳥を捌くのもこちらで行うそうです
種付け用の豚
左にいる牛の世話は子どもたちがしているそう。


訪問した日は、日本から来ていた大学生
インターンの姿もありました。

昔は様々な国のボランティアを受け入れて
いたようですが、最近はアクションを通じて
日本人インターンを受けいれることが
多いようです。

そして何より心に残ったのは、
子どもたちの笑顔です。

(色々な都合上、子どもたちの表情の
わかる写真を載せられないのが残念)

夕食後にダンスと空手の演舞を披露してくれました!

夕食前の空手のプログラムでは、みんなが
元気いっぱいに体を動かし、楽しそうに
過ごしていました。

背景にはそれぞれ辛い経験があるはずですが、
それを感じさせないほどの笑顔に、
こちらまで元気をもらいました。

食事や施設の整備だけでなく
アクションではダンスや空手などの余暇活動を
支援しています。

それは辛い経験をした子たちがその体験を
忘れて夢中になれる時間を持ってほしい、
という願いが込めれているそうです。

実際にこうした表現活動が、子どもたちの
自信に繋がっているように思え、
ソフト面の支援の大切さを実感しました。

空手の指導者が、アクション設立者・横田さんの
かつての弟子だったという話を聞き、
人と人とのご縁が長い時間をかけて受け継がれて
いることにも温かい気持ちになりました。

アクションとは?

1994年からフィリピンの子ども達を
支援しているNPO法人です。

代表の横田さんが高校三年生の時に
フィリピンで孤児院でのボランティア作業に
従事したことがキッカケにその後、
大学生の時に設立したアクション。

英語もフィリピノ語も分からないのに、
ピナツボ火山が噴火した後に被災地に行き
活動する行動力にすごい!の一言。

今回のジャイラホームや給食支援の現場を
見せてもらえたのはアクションの職員さんに
コーディネートして頂いたおかげです。
色んなフィリピンの福祉事情も聞けて
ありがたいね。

さらに知りたい方は
アクションのHPはこちらからどうぞ

おわりに

フィリピンには様々な事情で家族と
暮らせない子どもたちに対して
DSWD(国が運営)、LGU(市が運営)、
NGO(団体の実費)がそれぞれ子どもたちの
ニーズに合わせて施設を提供しています。

ジャイラホームはNGOになるのですが、
国からの補助金はなく団体に賛同した方からの
寄付金で経営が成り立っています。

DSWDによる施設だけでは十分ではなく、
このような民間の団体にフィリピンの福祉は
支えられているのが実情のようです。

今回の施設見学を通して感じたのは、
フィリピンの福祉は行政だけではなく、
NGOや地域の人々、海外からの支援、
そしてボランティアなど、国を超えて
本当に多くの人たちに
よって支えられているということでした。

それぞれの施設で支援の形は違っていましたが、
「子どもたちの未来を支えたい」という思いは
共通しているように感じました。

この経験を忘れず、これからの活動や学びに
もつなげていきたいと思います。


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