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夫よ、そのひとことは今なのか(ハムスター日記㉟)

みなさん、GWはどう過ごされましたか。

…はい。
「今さらGWの話?」って、思いましたよね。

そうです。
もう6月です。
自分でもカレンダー2度見しましたもん。

でも、どうしても書いておきたいんです、GWのぽんぽこ話を

《 あたいのこと? 》


わたしの夫は、休みになると必ず、
行き先のリクエストを聞いてくれる人です。
そして、だいたい、わたしの意見を通してくれる。


GW初日。
夫が、いつも通りに聞いてきました。

「どっか行きたいとこある?」って。


大型連休の初日ですよ。
ふつう、海とか、山とか、ちょっといいランチとか、言うじゃないですか。


でもわたし、即答したんです。

「ぽんぽこおやじ本店」って。



説明しますと、

「ぽんぽこおやじ」っていうのは、埼玉の銘菓なんです。

《 こんな感じのお菓子 》

メーカーさん的にはたぬきのお菓子らしいんだけど、
どう見ても、うちのキンクマハムスター・ぽんぽこ(♂)にしか見えない。

名前も、属性(おやじ)も、風貌もそっくり。



だから一度、本拠地へご挨拶に伺いたかった。

《 あいさつ、て。たぬきの菓子に? 》


ただね、そのお菓子、もう通販で頼んでるんです。
待ってたら、GW中に家に届く。

それをわざわざ車で何時間もかけて、
本店まで買いに行きたいと言い出す、妻。

どうかしてるでしょ。

夫も当然、聞き返してくるわけです。
「あれ、ネットで頼んでたよね?」って。

で、わたし、「はい、頼みました」と。

《 はなし、かみあってる? 》


そしたら夫、一拍おいて「よし、行くか」って。

完全にわたしのぽん活(ぽんぽこ推し活)に慣れてるんです。
慣れて、なお、付き合ってくれる。

そうして、わりと遠い本店まで車を走らせてくれました。


で、やっとお店に着いて。

《 念願の 》

いざ買うっていう、まさにその一歩手前です。
夫が、隣でぼそりと呟いた。


「おれ、ぽんぽこより、チョコモナカジャンボがいいなあ」って。


《 え…。いま?  ココで言う? 》

本店の前ですよ。

道中、お店なんか山ほどあったんです。
なんなら50個くらいのコンビニを無言で素通りしてきた。

それを、はるばる車を走らせて。

店員さんに声をかける1歩手前で。


チョコ・モナカ・ジャンボ。


まあ、分かるんです。
その日、暑かったし。
たぶん夫はもう、ジャンボの口になっていた。

それを、「ぽんぽこの飼い主として、本店にご挨拶」という、
妻のよくわからん大義名分に付き合わされた。
で、おやじと対面した瞬間に、抑えてた自我がパンッと決壊した。


わたしは慌てて言いました。

「行こう。ジャンボ、買いに行こう」


だが、時すでに遅し。

ショーケースの向こうでは、店員さんが笑顔でスタンバイしている。
お菓子を包む紙を手に持って、
いつでもどうぞっていう空気をビシビシ醸し出しているんです。


退路を断たれた夫、スッ…と魂を抜きました。


「やっぱおれも、ぽんぽこにする…」


わたしたちは、ぽんぽこおやじを一個ずつ買って、
帰りの車中で食べました。

その後、一応「ジャンボも行く?」って聞いたんですけど、
「口が甘いから、もういい」って断られました。



その日の夜。

ピンポーンってインターホンが鳴って、
通販のぽんぽこおやじが届くわけです。

甘い口になったところに、追い打ちをかける配達。
完全なる、自作自演なのですけれど。

こうしてわが家のGWは、ぽんぽこ一色で幕を閉じたのです。



あれから、1か月。

夫はその後、ジャンボを食べてません。
「1番言ったらあかんタイミング」で白状するくらい、
食べたがってたのに。

決めた。
今度の休みは、2人でチョコモナカジャンボ食べようと思います。



ちなみに、ぽんぽこおやじは、もう食べ終わったんですけど、
空き箱が捨てられなくて。

今、うちのぽんぽこが、そこに住んでます。

《 ぽんちゃん、シンデレラフィットです 》


おまけ

ヨガパンツ姿の動物がSNSで流行ってるので、
ぽんぽこにも履かせてみました(AI作)。

▼銘菓ぽんぽこおやじとの出会い▼


▼ぽんぽこへの愛が重すぎる飼い主の日々▼


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