後付けの勇気でいい |6印象シリーズ完結編
※この記事は、印象設計シリーズ(A〜F)の最後のまとめとして書いています。
もしまだ読んでいない方は、どれか一つだけでも先に読んでいただけると、今回の話が少し繋がりやすいと思います。
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こんにちは。
6印象シリーズの記事を作りながら、
少し思うことがありました。
人って、案外、
今の自分を嫌いだから変わりたいわけじゃないのかもしれません。
変わりたい。成長したい。
もっとこうなりたい。
そう言うけれど、全部入れ替えたいわけじゃない。
どこかで、今の自分も残しておきたい。
そんな気持ちがある気がしています。
このシリーズでは、
強そうに見えたいけど、
強すぎたくない。
優しいけど、
舐められたくない。
落ち着いて見られたいけど、
華やかさも欲しい。
親しみやすいけど、
軽く見られたくない。
控えめだけど、
影響力は欲しい。
感性派だけど、
仕事もできそうに見られたい。
そんな6つの印象について書いてきました。
最初は、全部別々の悩みだと思っていました。
でも、並べてみると少し面白かった。
どの記事にも、
「今の自分を消したい」
という話は出てきませんでした。
優しい人は、
優しさをやめたいわけじゃない。
感性のある人は、
感性を捨てたいわけじゃない。
落ち着いた人は、
急に派手になりたいわけじゃない。
むしろ逆で、
今の自分を残したまま、もう少し別の魅力も持ちたい。
そんな話ばかりでした。
でも、ここが少し難しい。
人は、何かを足そうとすると、
今までの自分を否定することみたいに感じることがあります。
優しい人が、強さを持とうとすると、
冷たい人になる気がする。
強い人が、
柔らかさを持とうとすると、
弱くなる気がする。
感性派の人が、
再現性を持とうとすると、
つまらなくなる気がする。
でも実際は、
何かを足すことと、
何かを捨てることは、
同じではありません。
それでも迷う。
それでも怖い。
だから葛藤する。
たぶん、葛藤って、
意志が弱いから起きるものじゃない。
どちらも大切だから起きる。
どちらも自分だから、簡単に選べない。
だから苦しい。
でも、その葛藤自体が、
次の自分を作っている途中なのかもしれません。
たぶん人は、成長すると、
足りないものに気づきます。
すると、
急に変わらなきゃいけない気がする。
もっと強く。
もっとできる人に。
もっと影響力を。
もっと華やかに。
でも、
本当に必要なのは、
全部変えることじゃないのかもしれません。
優しさに、
少しだけ境界線を足す。
強さに、
少しだけ余白を足す。
落ち着きに、
少しだけ華やかさを足す。
感性に、
少しだけ再現性を足す。
今あるものを否定しなくていい。
今ある魅力を消さなくていい。
少し追加する。
そのくらいで、人は意外と変わっていく。
僕は、人の魅力って、
完成度じゃなくて、重なり方だと思っています。
生まれ持ったもの。
自然にできること。
あとから選んだもの。
少し苦手だったけど、練習して身につけたもの。
その全部が重なって、その人らしさになる。
そして、その“らしさ”も、
一生同じとは限りません。
人生には、
その時々で必要になる自分があります。
印象の設計とは、
本当の自分を隠すことではなく、
必要な自分を少しずつ育てていくことなのかもしれません。
今の自分では足りない。
そう感じる日があったとしても、
それは、
今の自分が間違っていた、
ということではなくて、
次に欲しいものが見つかっただけなのかもしれません。
人は案外、
ゼロから変わるんじゃなくて、
今あるものに、
少しずつ何かを足しながら変わっていく。
急に別人にならなくていい。
今の自分を消さなくていい。
追加していい。
後付けでいい。
そして、
その葛藤ごと持ったまま、
少しずつ足していけばいい。
そのくらいの勇気の方が、
長く続く気がしています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今日もいい一日を。
F|感性派だが、仕事はできそうに見せたい
E|控えめだが、影響力がほしい
D|親しみやすいが、軽く見られたくない
C|落ち着きはあるが、華やかさは欲しい
B|やらかく優しいが、舐められたくない
A|できる人に見えたいが、強すぎたくない
