印象設計 A| できる人に見えたいが、強すぎたくない
■ はじめに
印象の設計に、正解はありません。
強そうに見えたい人もいれば、安心感を持たれたい人もいる。
この6シリーズ(A〜Fタイプ)では、
「どちらが正しいか」ではなく、
“自分がどう在りたいか”
を軸に書いています。
今の自分や、これから目指したい空気感に近い記事を、よければ読んでみてください。
最後には、この6シリーズを書きながら感じたことを、完結編としてまとめてみました。
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“圧のない有能感”は、設計できる。
■ 有能 × 安心感
「優しそうですね」、と言われるのは嬉しい。
でも、「頼りなさそう」、「決断できなそう」
こうは思われたくない。
だから、「仕事ができそう」には見られたい。
でも今度は、
* 怖そう
* 話しかけづらそう
* 神経質そう
* ピリついてそう
こうも見られたくない。
優しいだけでは頼りない。
強いだけでは近づきにくい。目指したいのは、
“ちゃんと頼れるのに、話しかけやすい人”。
そんな印象です。
特に、
* 人と向き合う仕事をしている人
* 誰かの安心を支える立場の人
* 言葉や空気を扱う仕事の人
* 相手の変化に関わる仕事の人
* 整える役割を持っている人
* 人前に立つことの多い人
* 判断や提案を渡す側の人
こうした人ほど、
“人が近づいてくることで仕事が進む”ため、
能力だけでなく
「安心して話しかけられる空気」が必要になります。
必要なのは、
“強そうな人”ではなく
“任せても大丈夫そうな人”。
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■ 有能感は「整理感」から生まれる
人は能力そのものより先に、
見た目の印象で判断します。
* 毛流れ
* 輪郭
* ツヤ
* 重心
* 崩れにくさ
「ちゃんとしてそう」 → 「仕事も安定してそう」
へと変換されます。
逆に、
* パサつき
* 広がり
* 伸びっぱなし感
* 疲労感
があると、“忙しそう”、“余裕なさそう”
という印象に寄りやすい。
有能感とは、才能感ではなく管理感です。
自分を整え、状況を整え、
人との距離感を整えられる人は、
それだけで信頼されやすい。
■ “圧のない有能感”のヘアメイク設計
できる人に見せたいからといって、
強さだけを足しすぎるのは良くない。
ミスできなそうな感じや、話しかけづらそう、
厳しそうといった空気も同時に出てしまいます。
だから大事なのは、“少しだけ余白”です。
■ 男性のヘア
●前髪は「上げきらない」額を全部ださない
* 指示する人感
* 支配感
* 圧
強さがですぎることがある。
おすすめは7割見せるくらい。
少し前髪を残すだけで、柔らかさや人間味を感じ、話しかけやすさが生まれます。
特に、
* 眉が強い
* 目力がある
* 骨格がしっかりしている
人ほど、抜け感が必要です。
● 輪郭は締める。でも硬くしすぎない
やりすぎると「戦闘感」が出るため、
* 裾周り、耳まわりは清潔に締める
* 横幅は整理する
* ただしグラデーションは柔らかく
少しのやわらかさが、ちょうどいい。
“ちゃんとしてる”は出すが、“怖い”には寄せない。
● 黒を重くしすぎない
威圧感や疲労感、とともに神経質なイメージにもつながります。
* ダークグレージュ
* ネイビーグレー
* アッシュブラウン
おすすめは“透明感のある色”。
知性は残しつつ、圧を削る。
● ツヤは「自然光レベル」
ツヤが強すぎると隙がなくなり、
マットすぎると疲れて見える。
理想は、“自然光で少し反射するくらい”。
ワックスも「固める」より「整える」。
■ 女性のヘアメイク
● 顔まわりは重く囲いすぎない、「隠す」より「和らげる」
防御感や神経質感、話しかけづらさが出やすくなります。
大事なのは“隠す”ではなく“和らげる”。
* 頬骨横の薄い毛束
* フェイスラインの柔らかい影
* 毛先の空気感
これで十分変わります。
● 前髪は「薄くても崩れない」
重すぎる前髪は隙のなさに繋がるため、
少し薄めで、少し流れる、目元が見える
このバランスが自然。
黒目の上が少し透けるだけで、圧はかなり下がります。
● メイクは「強さ」より「安定感」
今回のテーマは“圧のない有能感”。
* ツヤは自然光レベル
* 影色は柔らかく
* まつ毛は上げすぎない
* リップは血色感重視
特に「肌が整って見えること」は信頼感に直結します。
● 眉は「知性」と「温度感」
眉が強いと、印象も強くなりすぎます。
* 少し太さを残す
* 山を鋭くしすぎない
* グレーやブラウンを混ぜる
これだけで「怖さ」が抜けます。
■ 「怖くない有能感」は所作でも決まる
* 歩く速度が速すぎる
* 即答しすぎる
* 動きがシャープすぎる
これは“処理能力の高さ”には見えますが、
同時に“近寄りづらさ”にもなります。
少しだけ、動きをゆるめる、一拍置きながら最後まで聞く。
これだけで印象は変わります。
■ 本当に仕事ができる人は「圧」で動かさない
本当に信頼されている人ほど、怒鳴らない、急がせない、空気を荒らさない。それでもちゃんと進む。
これで、本質的な有能感をえられやすいです。
■ まとめ
有能感とは、威圧感ではありません。
* 整っている
* 安定している
* 疲れて見えない
* 感情が荒れていない
* 管理できていそう
という“安心できる強さ”。
設計としては、
* 直線6:丸み4
* 前髪は上げきらない
* 顔まわりに余白
* 黒を重くしすぎない
* ツヤは自然光レベル
強く見せるのではなく、
“任せたくなる空気”をつくる。
それが、
“圧のない有能感”、なのかもしれません。
長く美容師をしていると、仕事はできるのに、
なぜか少し近寄りがたく見えてしまう人がいます。
反対、に安心感から信頼されていく人もいる。
その違いは何だろうと、鏡越しに考えることがあります。
※印象設計シリーズは全6回+完結編でお届けしています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今日もいい一日を。
●このタイプを選んだ人へ
きっと求めているのは、
「すごいできる人」よりも、
「信頼される人」だと思います。
能力で認められることよりも、
安心して任せてもらえる人でありたい。
あなたの強さは、誰かを支配するためではなく、誰かを支えるためにあると思います。
無理に柔らかくしなくて大丈夫です。
強さを隠す必要もないです。
強さの使い方を整えることが、
あなたらしい信頼感に、
近づいていくのかもしれません。
このシリーズの最後に、
「今の自分を消さなくていい」
というテーマで完結編を書いています。
シリーズ全体のまとめにもなっていますので、よろしければこちらもどうぞ。
