それはチームビルディングだね、と言われた話。
数年前に同窓会の幹事を頼まれた。
卒業以来初めての中学校の学年同窓会。
学年260人ぐらいいただろうか。
親友の頼みで引き受けたのだが、そこから怒涛の日々が始まった。
同窓会は、代行会社が入っており、卒業アルバムを元に往復はがきを送ってくれたのだが、殆どと言っていいぐらい届かずに宛先不明で返ってきたのだ。
私も例外にもれずで、実家を出て20年近く経っているため、宛先不明となっていた。
一緒に幹事をする男の子が元々この業者を使って同窓会を企画したのだが、その子の考え方は、来たいヤツだけ来ればいい、だった。
いやいや、来たいヤツだけって、同窓会の連絡さえいってないやん。少なくても、実家が変わってない子には知らせられるよね、と言った。
私が幹事をやるからには一人でも多くの人に来てもらいたいし、その連絡の手間は惜しまない!と親友とその男の子には伝えた。
戻って来たハガキを業者に再度印刷をお願いし、親友とその幹事は地元に住んでいたので一緒に一軒一軒ポストに投函して回ってくれた。
私のクラスは、その3年ぐらい前に同窓会をやっていたし、定期的に集まっていたので、クラスの友人に手伝って貰って、声掛けをしていった。
後は糸を繋ぐような作業で、Facebookグループを利用したり、他のクラス同窓会で幹事をしていた子に相談して、そのクラスに声掛けてもらったり、親のツテを頼ったり。
先生も連絡先不明の方がいて探し出して電話かけたりもした。
先生方は10人も来ることが決まったのに、生徒はこの段階で20人ぐらいの確約しか貰えていなかった。
埒が明かないので、各クラスにクラス幹事を立てたいと、幹事と同窓会業者に相談し、急遽クラス幹事とメンバーを呼んで打ち合わせ会議を開いた。指揮を高め、その場で電話してくれる子もいたり、みんなそれぞれ動いてくれた。
あっちに、幹事と連絡取りたい子がいると聞けばメールし、一人一人ラインやメールで声掛けし、とにかく出来るだけのことをやった。
1/3は東京や県外、海外に出ており、行きたいけど行けないと残念がってくれる子もいた。
結局集まったのは約50人。そのうち私のクラスが11人、他のクラス同窓会してたクラスが10人ぐらいだった。
当時海外に住んでいた同級生の一人から連絡が入り、Messengerで話していると、
それはチームビルディングだね。
と言われた。
チームビルディング
同じ一つのゴールを目指し、複数のメンバーが個々の能力を最大限に発揮しつつ一丸となって進んでいく――そうした効果的な組織づくりや、チームをまとめる手法を「チームビルディング」といいます。コーチングやファシリテーションなどとともに、リーダーに求められるマネジメント能力の一つとして注目を集めています。
コトバンクより
ハガキを送って返事がなかったら、もういいやん、それもそうかもしれない。でも欠席で出すこともしていない子が大半だったので、
私は、直接できるだけたくさん声を掛けて誘おうと思った。だって同窓会って誰来るかわからないと行きづらいじゃない。
そうやって過去のクラス同窓会を成功させたから。
○○さんも来るよって旧友の名前を出したら行くって言った子もいた。みんな会いたい人はいる。
でもいかんせん7クラスもありしゃべったことがない子も沢山いた。どうしよう。日が迫る。。。みんなに再度熱意を伝えた。すると、それぞれ出来る範囲で声掛けてくれ、フィードバックを沢山返してもらえた。一人でできる事は所詮知れてるということを思い知った。
ああ、これってチームビルディングなんだ、とその時言われて思った。
こうやってなかなか進まなかった同窓会は無事に終わった。
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昨日、ピリカグランプリの発表が終わった。
書いてみませんか、と直接声を掛けさせてもらったnoterさんもいる。はじめてだけど書いてみようかな、とチャレンジして下さったnoterさんもいる。
私も、審査員をするからには一度書いてみよう!と初めてショートショートを書いた。それは結構気持ちがよく、楽しかった。
舞台裏では審査員たちが毎日大量のラインをしながら動いてきた。得意な人、やれる人、出来る人がその場その場で軽やかに動く。
それは正しく、美しいチームビルディングであった。
早く行きたければ、ひとりで行け。遠くまで行きたければ、みんなで行け。
ピリカグランプリに関わって下さった皆さん、読みにいって下さった皆さん、応援して下さった皆さん、私の書いて!に応えて下さった皆さん、ありがとうございました!
企画をこえる企画になったと思います。打ち上げ花火をあげたい気分です。
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ヘッダーのイラスト
ねじりさん
ピリカグランプリの入賞作品と応募作品です。↓
