【リラクゼーション】「癒し」どうでしょう?②|「全身もみほぐし」なのに「全身」じゃない? 上げ底施術に騙されるな
はい!60歳でも現役バリバリのリラクゼーションセラピストの熊猫ジィジ🐼です。
もみほぐしのお店に行って「全身お願いします」と言ったのに、なぜか全身もんでもらえなかった経験はありませんか?
今回は前回の続編として、上手なセラピストの見分け方を紹介します。
「もみほぐし」と「マッサージ」の違いは?
そもそも「もみほぐし」と「マッサージ」の違いって何だと思いますか?
リラクゼーションサロンでよく見かける「全身もみほぐし」や「ボディケア」という看板やメニュー。
ですが、電話予約や飛び込みで来店されるお客様の多くは、
「今から“マッサージ”できますか?」
とおっしゃいます。
実は、日本のリラクゼーション業界では、「マッサージ」という言葉は、使うことはできません。
なぜなら、「あん摩」「マッサージ」「指圧」は国家資格である「あん摩マッサージ指圧師」の資格保有者のみが正式に名乗って施術できるものであり、法律上は治療行為として位置付けられているからです。
一方、リラクゼーションサロンで行われる「もみほぐし」や「ボディケア」は、治療を目的としたものではありません。
疲労回復や気分転換、健康維持、そして“癒し”を提供することを目的としています。
逆に言えば、打撲や捻挫などの怪我とは異なり、肩こりや筋肉疲労は保険診療の対象外なので、「マッサージ」と「もみほぐし」は似て非なるものなのす。
「マッサージ」の2つの使い分け
つまり一般的に使われる広義的な「マッサージ」と、専門業者で使われる狭義的な「マッサージ」は、全く異なるのです。
そのため、お客様から「マッサージ」とご依頼をいただいても、我々リラクゼーション業界では「もみほぐし」や「ボディケア」といった表現に置き換えて、ご要望にお応えしているのです。
「全身」ってどこからどこまで?
さて、いざリラクゼーションサロンで「全身もみほぐし」60分コースを予約し、お店に行ったとする。
受付を済ませたあと、施術開始直前に
「今日は特にどこがお疲れですか?」
このように担当者から聞かれることが多いだろう。
するとお客様からは、
「首と肩と腰と脚と……全部ですね(笑)」
あるいは
「今日はマラソン大会帰りなので、足腰中心でお願いします」
といった要望をよくいただく。
僕自身、「全身もみほぐし」の場合は腹部を除き、頭の先からつま先まで、お客様のご要望やお身体の状態に合わせながら、姿勢を変えて全身をほぐしている。
しかし、他の施術者を見ていると、60分間ずっとうつ伏せのまま施術を続け、最後の1分だけ座位で肩を叩いて終了――というケースも少なくない。
そんな場面を見ると、思わず
「ちょっと待って!」
と声をかけたくなる。
うつ伏せの姿勢だけで、本当に「全身」をもみほぐせるのだろうか。
前もも、脛、胸筋、腕の前側など、うつ伏せでは十分アプローチしづらい部位もある。
もちろん、お客様自身が「そこは触らなくて大丈夫です」と希望されているなら問題はない。
「触られたくない場所はありませんか?」
の施術者からの問いに
「特にないです」
とお客様と答えているのに、
カラダの一部を一度も触らず省略するのは、「全身もみほぐし」と呼べるのだろうか。
「上げ底弁当」の喩え
喩えるなら、見た目は豪華なお弁当なのに、実際は“上げ底”で中身が少なく、期待したほど満足感が得られなかった――そんな感覚に近いかもしれない。
皆さんは、「全身もみほぐし」を予約して、実際には「部分もみほぐし」のような内容で終わってしまっても満足できますか?
そんな上辺だけの施術や接客の「上げ底施術」に騙されていませんか?
結局のところ、「全身もみほぐし」で上手か下手かを見極めるポイントは、施術時間の長さや強度ではなく、限られた時間の中でどれだけ丁寧に“全身に向き合い、癒しているか”なのだと思う。
第1話でも別の角度から検証をしていますので、ご参照ください。
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