ゲーム音楽にまつわる自分語り
X(旧Twitter)でゲーム音楽界隈が騒がしくなっている2026年2月初頭。それに対して意見するのではなく、それ切っ掛けで「自分はどうだったかなー?」と振り返るだけの波風立てない話でもしてみるか…と思い、キーボードを叩いてみます。
ゲーム音楽をゲームプレイ中のBGMではなく音楽単体で聴き始めたのは、以前の別記事で書いたことがあるけれど、ファミコン版魂斗羅のBGMをサウンドテストを利用してカセットテープに録音して聴いていたのが最初だと思う。それ以前にも飛龍の拳2に音楽が聴けるパスワードがあった事を覚えているくらいなので、そこで音楽を聴いてはいたんだろうけど、録音までしたのは魂斗羅からな記憶です。まあ、「から」と書いたけれど、その後はすぐに市販サントラに手を出し始めたので、自分が覚えている限りで魂斗羅のあとに音楽を録音したゲームは、当時サントラが発売されてなかったメガドラ版ソーサリアンだけなんですけどね。
時は魂斗羅後に戻って、そのソーサリアンのPC版サントラが自分が初めて買ったゲームのサントラでした(もっと言うと自分で買った初めての音楽ソフトでもある)。当時まだソーサリアンを遊んだことは無かった…と言うか、そもそもまだPC持ってなかったんですよね。これもまた別記事の方で書いた通り、コンプティークは読んでいたので、当時の広告だったのか紹介記事だったのかはもう覚えていないんけれど、音楽が60曲あると書かれていたので、「そりゃお得だ」とお金の無い小僧的思考でソーサリアンのサントラが選ばれたのでしたw あと、勿論、イースやそれ以前のファルコムブランドから来る安心感や期待値もソーサリアンを手に取らせた要因の一つ。まぁ、まだ実際に遊んだことは無かったんだから(ファミコン版のイース1は遊んでましたけど)期待値の方が大きかったんでしょうねぇ。
次に買ったのが、NAMCO GAME MUSIC VOL.1で、これまた遊んだ事の無いゲームのサントラと言う。ただ、源平討魔伝を見聞きした事くらいはあった記憶。見聞きと言っても、ゲーム画面から受けたインパクトしか印象になかったと言うのが正直な所だけど、確実に源平討魔伝収録が最大の購入動機でした。R・TYPEのサントラとどちらを買うか悩んだんですけど、こっちは源平以外のゲームも収録されててお得だから、と言う相変わらずな理由で選んだ記憶です(^^; ただ、これとソーサリアンはカセットテープでの購入で、今はもう手元にないんですよね。ソーサリアンの方はCDで買い直しましたけど、こっちは手放してから長くて、ネットで収録作を調べてみたら、ホッピングマッピーが収録されていたそうで、他の源平以外の収録作は覚えてたんですけど、ホッピングマッピーのことだけ完全に記憶から抜け落ちてました(^^;
そんな感じで、ここまでのサントラは、自分が実際に遊んだからサントラに手を出す、と言うパターンじゃないんですよね。なので、それを手に取った切っ掛けはゲームだったからだとしても、自分は純粋に「音楽ソフト」としてこれらを買っていたのかもしれないんですよね。まあ、もうあんまりよく覚えてないし、そこまで深く考えてもいなかった気もしますが。ゲーム自体よりはお値段安いし、音楽で雰囲気だけでも体験できるアイテム…みたいな側面もあったのかな?もしかすると。
その後、ラストハルマゲドンやイース2などの遊んだゲームのサントラも買うようになりましたが、アーケードゲームの方のサントラは完全に遊んだ/遊んでないは関係なく買ってましたね。雑誌なんかで、音楽に衝撃を受けた(グラディウスとかダライアスとかドラスピとか)、みたいな体験談は目にしていたんですが、自分の場合はゲーセンやゲームコーナーでゲームの音楽をマトモに聞きとれた経験って無くて。効果音やボイス以外は常に周囲の喧騒や店内BGMに掻き消されてた記憶です。先の源平が自分に与えたインパクトにはその掻き消されてなかった音も一役買ってたんでしょうね。
そうして、それなりな枚数のサントラを買うようになると、自分は原曲派なんだな、と自覚するようになりました。ゲームミュージックって打ち込みなのでテンポが人間離れした速さだったりするじゃないですか。それをアレンジ版で無理して人力でやろうとしてテンポ落とされると、もうそれだけで大体のアレンジは受け付けられなくなってましたね(苦笑)。人力でないにしても、よりリアルな生楽器風の音色に置き換えられたアレンジもスカスカな感じがして気に入るものは少なかったですねぇ。(音源の非力さを感じさせないために)隙間があれば音符で埋める、みたいな原曲の打ち込みは音色が生っぽくなると合わなかったのか、整理されてスッキリさせられちゃって、結果なんかスカスカと言う感想に繋がったのかも。外部のアレンジャーさんではなく作曲した当人が(本当はこうしたかったんだよ的な)アレンジをした場合でもその感想が覆った事は稀でしたし。
じゃあ、音色がリアルだと駄目なのかと言えば、そんな事もなく、ドラムがPCM音源ではなくFM音源で鳴ってると残念がったりしてたので、本物っぽい音を求めていた側面もやっぱりあったんだと思います。FM音源の音色作りでも「リアルでしょ?」と言われれば打ち込んで試してみたりしてたんで、明らかにアピールポイントではあったのは確か。ただそれが、純粋にリアルな生楽器の音を目指したかったのか、如何に生楽器に近づけるか?と言うチャレンジングな意味で目指していたのか、自分の場合はもう曖昧な所。でも、「生楽器の音」と言うのは分かりやすい目標でもあったんだと思います。自分はFM音源のいわゆる「FMくさい」と言われがちなビャンビャンした音色は苦手だったんで、シンセサイザーの前代未聞奇想天外未曾有未知な音色よりは、すでに存在する楽器の音をイメージさせてくれる音色の方が「良い音」として安心や許容が出来たのではないかと。
その後時代がフルPCM音源になると、自分は割と「良い音になった」と喜ぶ方の人でした。FM音源と数ChのPCM音源の組み合わせこそゲームミュージックと考え、フルPCMは過剰だったり面白味がないと感じた人もいるみたいですが、その頃のコナミ、タイトーなんかのゲームの曲は今でも自分は好きですよ。その一方でフルPCMの音源に移行したら「あれれれ?なんだか詰まらない?」と感じてしまったメーカーさんがあった事も確かです(^^; 結局のところは使い方や方向性だったって事ですかね。
近年になって、自分を含めた黎明期のゲームミュージックを聴いて育った人間が、「昨今のゲームミュージックは詰まらなくなった」と言いだしてますが、これも自分の場合は「最近のゲームミュージックは雰囲気もんな環境音楽みたいなのばっかり」だから好みじゃないんだと思ってます。ただ、最近のゲームに昔みたいな音楽を付けても合わないと言う話もXか何かで目にして、まあ一理ある、とは思いましたね。なので、ゲームサントラと言うものを買わなくなって随分と経ちます。自分が最後に買ったのは何だろう?と調べてみたら2017年のBATSUGUNの再録版が最後でした。純粋な新作となると2012年の世界樹の迷宮IVが最後。これはまあ、単純に最近のゲーム自体をやってないせいもありますけど、もう10年以上サントラ買ってなかったんですねぇ…。
…と言う訳で、なんか最近のゲームで自分が音楽気に入りそうなゲームがあったら教えてください、と、明らかに思い付きで書き始めて着地点を見失った感のある結びでお別れです(笑)。
