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一番ほろ苦いチョコレート

バレンタインとクリスマス。これらは恋愛をする人々にとって重要なイベントです。祝祭的でありながら、「なければいいのに」という気持ちも含みますね。小学生の頃、運動会が嫌いで学校に隕石が落ちないかなと呪った経験を持つ子どもたちがいるように、これらの行事に対しても似た感情を抱く人々もいるでしょう。

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私自身、パートナーに何かをおごる程度のことはしても、バレンタインにチョコをあげた経験はありません。だから、チョコをあげる側の気持ちは想像するしかないです。「うちの近所マジかよ」「あげる相手いないじゃん」と悩む方、義理チョコとしてチロルチョコをたくさん配る方など、様々です。皆さんは、最初にあげた・もらったチョコレートを覚えていますか? 良かったらこの記事のコメント欄で教えてください。

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私の場合、一番古いのは小学校低学年の時のこと。近所に住む1学年下の女の子から呼び出され、チョコをもらいました。1980年代の話。当時、私の暮らす新興住宅地は開発途中で、その空き地で、「バレンタインだから」と渡されました。当時は昭和で、ツンデレという概念がありません。「しょうがないからあげるんだからね」と言われても、「そんなに言うなら別に欲しくないですけど」とも言えなくて。くれるのはいいけど、そんな言い方しなくてもと心に残りました。

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大人になった今の私からすれば、チョコをあげる側も慣れておらず、照れくさかったのだろうと推測しています。チョコをあげる自分を意識しすぎて、何かがずれたのでしょう。いろんなバレンタインを過ごしましたが、最初のチョコはこれが心に残りました。チョコレートの銘柄や味は忘れても、誰がどんな様子でくれたかは覚えています。40年近い月日が流れたから、きっと本人でも覚えてはいないでしょう。記憶の不思議さと人生の複雑さを覚えます。私にとって一番ほろ苦いチョコレートは、これです。


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