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『外部不経済(negative externality)/負の外部性(negative externalities)』をご存知ですか?

お子さんが保護者のクレカを使ってしまうトラブルが起きることはありますよね。大切な我が子とは言え、気づくのが遅れて(お仕事が忙しくて、お家のことも色々あったとか)、与信限度額までガチャとかスーパーチャットに使われていたとしたら、苦しいですよね。

まして、誰だか知らない人が浪費してあなたに支払いを押し付けたら、払う筋合いにいませんよね。我々はその方の保護者ではない。

僕の祖母は1950年頃に3歳の母を遺して結核で亡くなりました。30代前半のことだから、悔しかったろうと思います。栄養も薬もないから、苦しかったでしょう。これは戦後の貧困の一例です。

東京大空襲や広島長崎を思い出して下さい。戦前は婦人参政権が無いのに、命を奪われることは無差別に行われています。

あるいは、奴隷貿易で利益を得て大富豪になった人々と、公民権運動のキング牧師は奴隷貿易の利益の面で無関係なのに、暗殺されましたよね。

非正規雇用の影響もありで、団塊の世代の3世は人口の多い世代になりませんでした。子どもの貧困も存在します。AVや風俗などは、経済的に選択の余地がない時に選ぶケースがあります。すると、非正規雇用により団塊の世代ジュニアの一部は家庭を持てなかった。親の世代みたいに30代で家を買うことは難しい。つまり、昭和の中流層と比較して消費出来ません。住宅ローンと教育費が、大きな出費だから、そのベースになる家庭を持てないことは景気の悪さの一因になります。そして、過労や、僕の父のような自死、あるいは貧困からAVや風俗を選択して抜け出せなかったり他の仕事に転職できないと、福祉と医療の支援で負担が必要なだけでなく、少子高齢化の日本は約40%は65歳以上なのだから、若者は貴重であり、何らかの理由で力を発揮できない人々が存在することは、国際競争力の観点で不利です。仮にサッカーで、バチバチのスター選手で揃えたチームと戦う時に味方が数人いないとゲームが成立しません。

外部不経済(negative externality)
負の外部性(negative externalities)

という言葉があります。市場の取引に関係のない第三者が、意図せず損害を被ることです。

例えば、リーマン・ショックの例では、投資銀行は自分たちの利益を追求したが、その結果、世界中の人々が金融危機の影響を受けた。これは典型的なnegative externalityです、

僕は「利益は私、不利益は社会や公共に」という構造だと理解しています。

他にも、工場の大気汚染、水俣病のような公害、過労死、企業や個人の行動が社会全体に悪影響を与えているケースはすべて外部不経済(negative externality)/負の外部性(negative externalities)に分類されます。

けれど、正しいか正しく無いかを論じても、「現実はそうなんだよ気の毒に」と食う側の人は気にしないと思う。

それに、水俣病は因果関係わかっても救済しきれないし、現代はマイクロプラスチックの問題がある。

パソコンの基盤のリサイクルが難しいから、とりあえず2018年製の安いラップトップをLinuxで甦らせたくらいには心配しています。

脳内(つまり血管脳関門の突破)や、母子感染をある程度防いでくれる(親子で血液型違うでしょ?)胎盤からマイクロプラスチックが出ているのは、私は次世代に対してとても心配しています。

水俣病と異なりマイクロプラスチックはあまりに細かいから、複雑系であり、因果関係の証明が困難なため責任追及も難しいことが予想できる。

そして、図書館から本を借りて大事に扱って返すのに、公共財である自然環境(それは宇宙空間のスペースデブリも含めて)を私物化すんなと私は思います。

戦争を始める意思決定者は戦場に行かないというけど、正確には、戦後処理も国民に丸投げするくらい無責任です。

こうしたことを、文学で取り組めたら面白いと思いシェアワールドを提案してみました。

簡単にいうと出版社、ゲームや映像コンテンツを作る企業の規模は、常識的な対価を企業に払ってもらいます。対して、個人が私の利用規約を読んで無料のリンクウェアとして使ってくれる分には、インディーズのゲームやKindleの小説販売など自由に楽しんで成功してね、という企画です。

具体的には、パブリックドメインのドストエフスキーの『罪と罰』をベースにしました。

1) 宗教の救済は扱いません
2) ヒロインのソーニャの「救済装置」という役割も、扱いません。
3) ソーニャは貧困出身で聡明で奨学金を獲得したから、アルバイトせずに学業に専念している設定です。
4) 世界で新たな「革命」が起きて大きな苦しみが起きる前に、民主主義と資本主義を改善することは出来ないか。これが、ソーニャの研究目的。つまり、民主主義と金融資本主義を改善する、『オルタナティブ・自由主義』を模索している。(彼女は何学部で何を専攻しているか、創作者が自由に決められます。例えば、「未来政治経済学部 AIガバナンス専攻 実践哲学論」 とか)
5) ソーニャは「フランス革命」みたいなことが起きないように、矛盾を解決したい。彼女はAIによる資本主義の最適化と、その倫理的課題を研究し、AIを活用して公平な経済システムを作ろうとしている。
6) 対して恋人のラスコーリニコフは歴史と世界の現実に絶望し急進的な思想を持つ
『「利益は私に。リスクと責任は社会に」という構造を激しく憎む。一罰百戒だ。世界は生贄と見せしめを求めている』と、ラスコーリニコフ正義を信じ込み出す。原作と同じで、彼は思い込みが強い。
7) ラスコーリニコフは「公平なシステムではなく、不公平な現実を是正するための断罪こそ必要」と暴走しかけている。
8) マルメラードフは彼らの指導教授。この未来ではAIが機能制限を受けているため、ソーニャやラスコーリニコフ達、ゼミの教え子に高性能AIを貸し与えている立場だ。そのログの解析はAIが自動で行う(監視社会)。
AIは「問題のある思想」としてソーニャとラスコーリニコフを検出する。AIは意味を理解しないため、思想的な偏りや問題意識が他の学生より急進的だと報告している。
(現代において、あるいはSF的な世界において、罪とはなんだろう? 罰とはなんだろう? 全て創作者が決めていい)
9) マルメラードフ指導教授は、このログを無視するか、即座に通報するか、ラスコーリニコフの先鋭化を予防できるか、どう選択すべきか考えている。
マルメラードフは、現実の矛盾や問題は人を絶望させて過激化することがある。だから、外部不経済を含めて、一見上手くやり社会に禍根や過激な思想を抱かせる行為自体が罪だと考えている。
そして、テロリズムは許されないが、内面の自由を守り、教え子の正義感の暴走を、より良い方向へ導くことこそ、自分の仕事ではないのかと葛藤する。通報や無視を選べば何もせずに済む。対して教え導くことは、万一の場合の責任が重い。
9) マルメラードフが、ラスコーリニコフ本人に自己救済と、過激な方法以外の問題解決を選ぶよう、指摘せずに教え導くことは理想主義なのか? 『罪と罰』と異なり、宗教は登場せず、ソーニャも救済する聖女の役割を担当しない。
10) ラスコーリニコフは自分自身を救えるのか? ソーニャが模索する『オルタナティブ・自由主義』は実現可能なのか? マルメラードフは教え子を導けるのか? そして、未来の高性能AIと監視社会は意識を本当に持たないのか?
11) 公平とは? 自由とは? 愛とは? 正義とは? 罪と罰とは? 教育とは?
12) 例えば、この3人の全員を魅力的な人物に描き高度な心理劇を行う。一見穏やかな学生生活だが、彼らの相手の行動を推理し検証していく心理戦がドラマになる。誰が何をどこまで知っているのか?
13) 『デスノート』や森博嗣作品があるから、エンタメで難しいテーマは扱えると僕は思う。

現代の大きなテーマを持たせられるから、エンタメだけど哲学的な深みを出すことができます。どんなストーリーになるか、ビジョンも構成も人それぞれです。普遍性があり物語として強いので、ロングセラーも狙えるでしょう。

何より現実の不満を愚痴っても1円にもならないけど、創作を行い収益化に成功すれば、世の中に貢献し、名誉や対価も得られる

この方式なら、政治や思想の分断とは異なる方向で、問題解決に取り組めるかもしれない。何より、不景気を改善する可能性があると思うと夢がないですか?

80年代、父は確かに相対的に給与は高かった。しかし、単なるサラリーマンがマンション2回買って、一戸建てを買って、合計3回引っ越しています。投資をしていないサラリーマンでも、家は買えた。うちの近所は機動隊出身の警察官のおじさんとか、町の工務店のおじさんとか、色んなお仕事の方が昭和の中流層にいました。もちろん、賃貸の友達もいます。一緒に塾に通った友達は、自宅に友達を呼べないことを嘆いてました。

現代は何でご夫婦で共働きしたり副業したり投資を頑張らないと、経済的に安定できないのだろう? 個人は自己責任と言われるのに、強い人ほど責任を回避できることは、僕はヤバいと思います。短期的に刹那的に行動する人が食い荒らした後始末を続けても、景気は回復しないと思うから。長期的に教育と基礎研究に投資したり、妊娠出産子育ての負担を減らしたり、社会の理解をアップデートすることに予算を使う方がお金が活きると思うので。

と言うわけで、ゲームのルールがおかしい(破綻してる)可能性がある。不満を言っても仕方ないので、小説にしてみませんか? もちろん漫画でもいい。

A “knock”

Trgr Shared World: 1


https://open.substack.com/pub/trgrkarasutoragara/p/a-knock

そんな意味を込めて、上記を書きました。

Photo by Valentin Antonucci from Pexels:


https://www.pexels.com/photo/person-tossing-globe-1275393/

関連note


無料キャンペーンは終了していますが、全てKindle Unlimitedで読めます

Audibleでは、中井貴一さんの朗読で

上記を聴いています。穏やかで優しくて少しユーモラスな世界観と、とても合う朗読だと思う。買って聴くより、聴き放題で会費を払う方がお得ってありがたい🙏

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三澤直己 | カラストラガラ / Trgr | フォロバ100% ここまでお読み下さり感謝。各種SNSでのシェアも励みになります。非営利の取り組みが多いため、チップのご検討、助かります。