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夜の散歩の自由: 8年で約576万円オマケ付き



1 ちょっとそこまで

睡眠障害があるから、寝そびれた夜は長いのです。時計の音を聞きながら、暗い部屋で朝を待つのは苦しいものです。だから、夜の散歩に出たこともありました。街灯は緑がかって見えます。繁華街を通り抜けると、自販機に寄っかかっているドレス姿の方に「お兄さんどこ行くのー?」と声をかけられることもありました。軽く会釈すると、しつこくされないのが粋だと感じました。秋なら、鈴虫の合唱も楽しめます。

大きな駅前マンション群は星空と似て、窓から溢れる灯りの色や強さが異なります。街が寝ている気配に思えます。とくに用事はないので、コンビニでチョコレート味のアイスを買ったりすることもあります。けど、明かりが強いから、眠りのためなら、コンビニは日中にした方がいいですね。行き交う人がほぼいない、コンクリートがひいやりと冷たい、夜中の3時くらいの世界。

2 人狼ゲームのメタファー

あなたは人狼ゲーム好きですか? 僕も好きだけど、顔に出るのか吊るされることが多いです。

現実の世界は「疑わしきは罰せず」だから、人狼と異なりあぶり出すことが不可能です。人狼を現実社会に当てはめると、少数の悪意ある存在が全体を不安に陥れる構造が見えてきます。

もう少し言うと、人狼のゲームは、「人狼が村人に変装するコスト」と「村人が防衛に費やすコスト」は問題ないですよね。疑心暗鬼を楽しめる。これから述べるのは、「村人が防衛に費やすコスト」が非対称で大きすぎるのです。

3 なぜ国や社会ではなく被害に遭う側が負担するの?

デリケートな話をするけど、noteのみんなはたぶん分かってくれると思うから、書きます。

もしも、AIみたいに一定の確率で間違えることが分かっていたら、AIならそのように扱えます。つまり間違えても大丈夫にしておく。

対して、性犯罪はそうはいきませんよね。女性は男性全員疑う必要がある。けれど、男性が全員刑務所みたいに自由を奪われて、問題を起こさないと信頼されるまで自由が得られない社会ではないですよね。

代わりに、駅に近くて夜道が明るくてオートロックやカメラ付きのインターホンなどがあり2階以上のお部屋を借りる傾向があります。ご家族が車で送り迎えするなどもありますよね。

これは「人狼」に相当する人が、性犯罪を起こすまでは一般市民なので対応が難しいコストが、「外部不経済」的に女性の「安全コスト」として負担が起きています。

社会全体の問題を人類の半分に押し付けている。正確には、被害に遭う側が負担するしかない状況に置かれている。人間の自由を奪い尊厳を踏み躙り支配欲を満たす犯罪から、市民を守ることは国や社会が行うべきなのに、なぜ個人の自助努力が中心なのだろう。なぜ、身体的な性別により自由が異なるのだろう?

私は、夜道を歩けるのに。

基本的人権がダブルスタンダードになっていませんか? 夜道を無防備に歩く事を勧めているのではなく、公共空間の安全を脅かす事は、公共の福祉と矛盾しないのだろうか。つまり、「加害を行う自由」「犯罪者の自由」は存在するのだろうか? なぜ、悪い事をしていない市民が、自衛しないといけないのだろう?

4 地域により家賃が異なるから目安です

都内も7万平均とかあるから、あくまでも目安です。

仮に月10万のお部屋と、4万の木造アパートのお部屋だとすると、6万の差額が生じます。

  • 年72万

  • 8年で576万円

22歳からこうしたら30歳の時点で、家賃を下げる戦略をとれた人は、576万円以上貯金できる。投資していればさらに増えています。資産形成で有利です。

対して、30代女性が「安全コスト」に費やす時間を自己投資に回せた場合を想定すると、機会損失もあります。(自己形成やキャリア形成)

繰り返すけど、私は理不尽だと思う。社会全体の問題を、人類の半分に押し付けて我慢させたり諦めさせるのは問題。

5 「東横INN」から学べないかな?

解決案なのですが、東横INNは「東横INN新宿歌舞伎町」があるくらいで、少人数で安全を確保する実績がありますよね。

例えば、「女子寮」みたいなものを作ろうとすると0から作らないといけないけど、東横INNなどと連携して、安くて清潔で明るくて安全な部屋を用意できないだろうか?

夜間交通は、電車とバスが終わり、タクシーつかまらないと厳しいですよね。ここは、治安の改善は数世代かかるだろうから、リモート中心で、通勤の必要を減らすのはどうだろう?

そして、公共空間の安全設計は、監視カメラはたしかに重要だけど、後先考えられない人を身を挺して止めてくれる存在ではないですよね。魔除けの護符でもないし。

なら、町の治安向上ボランティアが巡回するのはどうだろう? 何かあれば警察に通報する役目。ネイバーフッドウォッチ制度(自警団)も参考にできないだろうか? さらに、ボランティアではなく、警備員を雇えるなら、雇用が生まれる。

こうした「対症療法」しつつ、性的同意とか、「相手の自由を奪い尊厳を踏み躙り支配欲を満たす」ことをしたくないと思える個人を育てて啓発するのが、根本解決に繋がると思う。

6 まとめ

  1. 解決策はあくまでもアイデア

  2. 複雑な問題だから、人狼ゲームに例えると分かりやすい

  3. 月6万の差額を8年で576万円、ジェンダーギャップで平均給与が低い側が自衛のために負担を強いられているのは問題。機会損失も酷い

加害する側が悪い。放置する社会も悪い。
他人の痛みは永遠に我慢できるから、おかしいと思う人が増えないと、状況は変わりません。

夜の散歩の自由は、泣きたい夜や一人になりたい時間があるように、僕らの人生に必要なのでは無いだろうか。僕らの町が、人狼が潜伏する森であり続ける事を、いつまで続けるのだろう。夜は暗いものです。夜を朝にしろとは言っていないのです。誰の「影」が町を、より暗くし危険にしているのでしょう?


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