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「コレクション展」(横浜美術館)

 今回の常設展は同時開催のマリー・アントワネット展と毛利悠子展にちなみ、国外で活躍した女性に着目。
 個人的には石内都さんの《同級生(作者本人)》(1984)が見られて良かったです。高さ150cm、重さ90kgもあるカメラを入手した石内さんは同級生に連絡をとり、「おしゃれをしてきてね」と地元・横須賀に招集をかけます。40代の私にもなんとなく見覚えがある同級生の「おしゃれ」、そして有線のリレーズ(リモートスイッチ)を手に、ラフなデニム姿でシャッターを切る当時40歳の石内さん。静かな雰囲気を感じる、滋味溢れる2枚でした。

 展覧会序盤では、いち早くアメリカのマーケットで活躍した吉田博およびその家族らによる作品も。水彩《冬木立》(1894-99)は静かな情景を力まず自然に描写する、博自身の腕が光ります。その他、渡辺幽香の絵画に川久保玲(コムデギャルソン)による椅子と机、小西真奈による澄んだ水の反映が光る《浄土2》、福田美蘭は山水図にジェット機を飛ばし、田中敦子や草間彌生のドローイングも展示。写真ではやなぎみわのエレベーターをモデルとした写真もありました(制服がもたらす画一性というか、独特ですね…!)。
 メインのマリー・アントワネット展はそこそこの混雑、横浜観光の合間にさくっと作品を観たい、静かに過ごしたいということであれば、常設展のみ(500円)という選択肢もあるかもしれません。

#石内都 #吉田博 #MiyakoIshiuchi #横浜美術館 #yokohamamuseumofart



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