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ポケモンキッズと旅する 第216回 ダークライ|京都府長岡京市

第二百十六回、ダークライと長岡京です。

長岡天満宮は、八条ヶ池のほとりという景勝の地にあり、広大な池を前景に社殿が佇む静謐な空間を創り出しています。

ここは、かつて短期間都が置かれた長岡京の地に佇んでいます。

天満宮らしく、早春には紅白の梅が境内を彩り、私が訪れた際は、多少梅には早めの季節を迎えていました。

清らかな白梅と温かみのある紅梅が、まだ肌寒い空気の中で優しく溶け合い、花の香りが風に乗って穏やかに広がります。

八条ヶ池の周囲に整備された遊歩道を歩けば、池面に映る空の色(この時は曇天)を眺めながら、社殿へと続く季節の散策へと自然に変化します。

花の盛りの境内を歩き終える頃には、春の香りと水面のきらめきが、長岡京という地名の背後にある長い歴史が伝わってくるように感じられます。


長岡天満宮から東へ少し進むと、景色は一変して城の気配を帯びます。

目の前に広がる勝竜寺城公園は、山城のような起伏を利用した場所ではなく、ほとんど完全な平地に築かれた平城です。

この地は南西に天王山を控える京都盆地の南西部の玄関口にあたり、古くから山と川に挟まれた交通の結節点として、きわめて重要な戦略的位置を占めていました。

高い櫓や急峻な石垣を構える山城とは異なり、この城は平地の広がりの中で堀と土塁を巡らせた構えが特徴で、その実戦性が際立っています。

勝竜寺城は、細川氏にゆかりの深い城として知られ、戦国時代には丹波・山城・摂津を結ぶ要衝の地に位置し、拠点としての役割を担ってきました。

本能寺の変(⇒第115回)の直後、細川忠興の妻の父である明智光秀がこの城を占拠したことも、細川氏との間に複雑な因縁を抱えているといえるのでしょうか。

現代の公園は穏やかで、四季折々の花壇が彩り、その穏やかさの下には、かつての要衝の地であった記憶が息づいています。


原寸大や未公開の写真は写真投稿サイトFlickrにございます。

Darkrai in Nagaokakyo, Kyoto 32

ここまでご覧いただきどうもありがとうございました。次回もお楽しみに。