あとがき【noteでBL19弾】
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「オタク×オタクなんて、信夫と久我先生の民俗学オタクで行くしかないな!」
と意気揚々と書き出したのですが、途中で「5000字で収まらないな……」ということに気付き、急きょ内容を変更。
信夫ゴメンね。
お題の1つである「地獄」をベースに、別で書こうと考えていたネタを使った作品にしました。
こっちはこっちで文字数ギリギリ。
BL要素は薄いですが、バディもののブロマンスと思って頂ければ。
まぁ、片方死んでて登場しないんですけどね!
ネタは決まりましたが、問題は主人公たちが追いかけていた宗教団体の情報をどこまで提示するか。
あんまり出し過ぎても主人公そっちのけになってしまうし、情報量が少なくても「で? この団体は何?」ってなるし、困ったものです。
まぁ、「怪しいオカルト組織、ただし教祖の力は本物だった(過去形)」くらいしか考えてないので、どんな教えの団体だったかはわかりません。
本文中で主人公である弓張が
「教祖の力がなくなったのは何故か?
何故、信者は死人が出るほどの暴動を起こした?」
なんて考えていますが、目の前の男が原因です。
私の書く小説でオカルトな出来事があった場合は、響か千影か久我先生を疑いましょう。大体この3人のうちの誰かがいらんことした。
他に何か書くことあるかなぁ……
あとがき、あとがき……
あ、文字数がギリギリ過ぎて、いくつか削除した箇所があるのですが、それを紹介します。
①弓張や瀬戸がインタビューした教団関係者の話
「金髪の男が教祖と会っていた」
「幹部クラスの男が頭を下げていたから、外国の金持ちか何かだと思う」「その男と面会をしてから、教祖は力を失った」
「カリスマ性を失った教祖を崇める者はいなくなり、性的搾取された本人、妻や恋人に手を出された信者たちが暴動を起こした」
↑
この情報を書く予定だったのですが、カットしました。
いや、この情報で諸悪の根源が誰か丸わかりですね。千影、お前だ。
➁ラストの響と千影の会話
当初は「警察の事情聴取を終えた千影が家に帰ると、響が出迎えてくれる」という場面を挟んだ後に、ラストの会話にうつる予定でした。
こんな感じの会話
↓
玄関のドアを開けると、パタパタという足音と共に音無くんが出迎えに来てくれた。
「ちーちゃん、おかえりなさい。大丈夫だった?」
「ただいま。何もなかったよ。どう考えても自殺だし、犯人捜しをするものではないからね」
「でも、疲れた顔してる」
「気疲れしたのかな。体調は問題ないよ」
「そうだ、お風呂にお花の香りの入浴剤入れよ! リラックス効果があるってお店の人言ってたよ。ボク、お背中流してあげる!」
「お願いしようかな」
……という会話だったのですが、あまりにも事案過ぎるのでやめました。
何か質問あれば年中無休で受け付けておりますので、いつでもコメントくださいませ😙
さて、恒例(?)のボツになった信夫の話を掲載します。
推敲とかしてないので読みにくかったり、場面転換が雑とか中途半端な文章とか色々あるんですけど、何となくストーリーはわかるはず……!
いつかnoteで書くネタがなくなったら真面目に仕上げて全編載せるかもしれません。
それでは、いつかボツから救済されるかもしれない小説
「キャラが多すぎてまとまらない地獄に陥った」(←タイトル)
をお楽しみください。
読者の皆さん、聞いてくれ。
いや、小説だから「読んでくれ」が正しいのか。
今日の俺は一味違うぞ。
何てったって久我先生とデートしてる場面から始まるからな!
正確に言えばデートでも何でもなく、ただ俺が古書店街をウロウロしていたら久我先生に出会っただけである。
でも、この作品はBLだしデートと言い張ってもいいだろう。
「この本さ、めちゃくちゃ面白くないか」
「学校で配られる冊子みたいな装丁だね。卒業文集とかにしては分厚いけど」
「とある村の教育要綱をまとめたものらしい。数十年単位での記載だから情報量多いし、当時の国が出してる教育要綱と比較できるだろ。勉強以外にも村の行事とか子供の役割とかも詳しく書かれてるし、資料としてかなり価値がある。これ、その村で作っただけで書店に流通とかしてないと思うんだよな。奥付も何か適当だし」
「本当だ。印刷所は書いてあるけど、版元は村の名前だしね。君、こういう村とか閉鎖的なところの風習調べるの好きだよね。すごい喋るじゃん」
「いや、民俗学専攻だからさ……」
「ふうん、で、それ買うの?」
「買う。金額書いてないな。すみません、この本いくらですか」
「8万円だよ~」
「はい?」
「貴重な本だからね。ほら、値札ついてるだろう」
確かにシールが貼ってあると思ったけど、価格設定がおかし過ぎてスルーしていた。
店主のお茶目で小数点まで書いて800.00円なのかと勝手に想像していた。
8万……いや、ぼったくりだろう!
バイト代も貯まってるから、買おうと思えば買える金額ではある。
だが、果たしてこの本にそんな大金を使ってもいいものだろうか。
「信夫くん、よく考えて」
「そうだよな、この本が面白いからって、そんな簡単に出せる額じゃないよな」
久我先生、ありがとう。
ここで止めてくれる人がいて良かった。
「見知らぬオッサンの顔が描かれた紙8枚と交換するだけだよ。それでこの本が手に入るなんて、実質無料」
「危ない思考!」
予想とは全く逆の発言をした久我先生の一言で、俺は冷静さを取り戻した。
確かにこの本は面白い。だが、地道に探していけば、この本に頼らずとも情報を仕入れることはできるだろう。
自分より怒ってる人を見ると怒りが収まる現象と同じで、オタクは自分以上のオタクを見ると冷静になるのかもしれない。
「……ということがあってさ」
「買わないぞ」
「いや、まだ何も言ってないけど!?」
日曜の午前、俺はリビングで親父に前日の出来事を話した。
この年齢になるとゆっくり親父と話す機会なんてそうそう……いや、あるな。何だかんだでしょっちゅう会話してるな。
「それにしても、古書店街ってデートって何だよ。民俗オタク同士のカップルってそういうもんなの?」
「いや、デートだと思いたいんだけど、別に約束してたわけじゃなくて、成り行きで古書店街に行ったというか……」
あ、何か言ってて悲しくなってきた。
「お前も飛鳥も、何で久我の息子にベッタリかねぇ。兄弟で趣味が一緒なのか? もしかしてお父さんの知らないところでAVの貸し借りとかしてた? お父さんも仲間に入れろよ」
「してねーよ! 兄貴、そういうの興味ねーだろ!」
俺は持ってるけど。
伝説のスポブラ回のやつ。
中身は観てない。少年が変なこと言うから、何か罪悪感が……。
ちなみに兄貴は「えっちなことはいけません」タイプで、それが原因で久我先生と別れたっぽい。
これ、豆知識な。
「そういや、親父はなんで家にいるんだよ。今日でかけるって言ってただろ。もうすぐ昼だぞ」
「予定をドタキャンされた」
「ドタキャン……土壇場でキャンセル……」
「それ、言う必要あったか? お題回収したかったのか? 幻燈もひどいよなぁ、幼馴染との予定を突然キャンセルするなんて」
「あ、幻燈さんとの予定だったんだ?仲良いな。この前も会ってたじゃん」
「この前はアイツの個展。今日はただの飲み会」
親父はあまり残念そうじゃない。
ルマンドを食べながら新聞を読んでいる姿は至って普通だ。いつもの親父。
幻燈さんは親父の幼馴染だ。
めちゃくちゃ大きい企業の社長業の傍らで画家としても有名で、顔も良い。天は二物どころか三物も四物も与えている。世の中不公平ってことを教えてくれる存在だ。
まぁ、文フリ版を読んで下さってる読者様はご存知だよな。シリーズ2作目の主役だもんな。
ちゃらんぽらんなうちの親父とは違って、真面目な人の印象だ。
かといって堅物ってわけでもなくて、面倒見が良い。
中学から高校にかけてグレていた俺はよく幻燈さんのところに逃げていた。
だから、彼の人となりは把握しているつもりだ。
社長業だけあって秘書がスケジュール管理をしているだろうし、本人もマメなタイプだ。
そんな人が土壇場でキャンセル……何かあったのだろうか。
「秘書に刺されたんだよ」
俺の思考を読み取った親父が表情も変えずに答えた。
「また!? 何回目だよ! そりゃドタキャンするわ! 病院だよ、病院!」
文フリ版では心中未遂1件、ナイフで刺したの1件だったか。
「こっちでは5回。今回の入れて6回。全部ナイフ」
親父はさらりと答えるが、6回って異常だからな。
よく生きてると思う。
そう考えると、人生ってプラマイゼロになるように決められているのかもしれない。
どう考えたって刺して来る秘書はマイナスポイントだろう。
っていうか1回目の時点で解雇するよな、普通。
その辺が幻燈さんの天然ポイントというか、何というか……。
「あ、そうだ。良いこと思いついたぞ」
「ん? 何?」
「幻燈に買ってもらえ、その本。お前の入学祝いをまだ贈ってないって気にしてたから」
「俺が入学したの、去年の話だよ!?」
もういい、俺は散歩に行く!!
さて、ここまでで「オタク×オタク」「土壇場でキャンセル」はクリアした。
あと残ってるのは……「地獄」だ。
ついでに言うとBL要素も薄いが、まぁ、幻燈さんの秘書が心中騒動起こすくらいの激重感情持ってるみたいだからそこもセーフでいいだろう。
冒頭で俺と久我先生デートしてたし。
そういえば幻燈さんの秘書、見たことないんだよな。
俺が幻燈さんの家に行ってた時はまだ奥さんいたから、秘書の人は家にいなかったし。
何でしょっちゅう流血沙汰になってるのかもわからないんだよなぁ。
めっちゃ美人って聞いたけど、確か男だって言ってたよなぁ。
うーん……俺、文フリ版に少ししか登場してないから、記憶が曖昧なんだよなぁ。少年とか詳しいかもしれないな。
こういうことを考えながら散歩をしているとさ、そろそろ来るんだよ。
「ひめちゃんのお兄さーん」か「あれ、信夫くん」のどっちかが。
でも、久我先生は冒頭に登場してるからな。
少年の方かな。
残ってるワードが「地獄」で少年来るって、すげぇ怖いな!
「信夫、良いところにいた!」
……はい、全く違う人でした。
まぁ、不自然なくらい話題に出してたもんな。
「幻燈さん……」
……ここまで!
この後、幻燈の他に秘書と三条と響が登場予定で、「もう収拾つかない」と諦めました。
ラストで幻燈の取り合いみたいになって、信夫が「地獄じゃん」って呟く話でした。
さて、企画参加者様の作品も全部は読み終えてないのですが、そろそろ寝ます。7時間睡眠!
おやすみなさい。
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