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この道でいいのか、わからなくなった夜に。

前編では、管理職のオファーを断ったときの葛藤と、「直線じゃない働き方」を選んだ理由について書きました。

※前編では、管理職のオファーを断ったときの話を書いています。
▶︎ 前編はこちら

今回はその続きとして、その後のことを、少しだけ。

今振り返ると、あの選択が“終わり”ではなく、
別の始まりだったのかなあとも思います。

余力のある働き方を選んだはずだった

一度、私はいわゆる「理想的」と言われる働き方を選びました。

今までの本流から少し離れた職場で、
子育てを優先した働き方。

当時はそれでいい、
というか、それしかないと思っていました。

ワークライフバランスは整っていて、
確かに、間違ってはいなかったはずです。

でも、フルタイムで働き続ける中で、
少しずつ見える景色が変わってきました。

子どもは成長し、
手がかかる時間は確実に減っていく。

それと同時に、
仕事にベットできる時間も、
気づけば自然と増えていた。

最初は、
「これで楽になれたんだから」
そう自分に言い聞かせていました。

けれど、
余力を残す前提の働き方が、
ある時から、
私には少し物足りなく感じられるようになります。

……この感覚、
うまく言葉にできなかっただけかもしれません。

コロナ禍と、発信を始めた時間

そんな頃に重なったのが、コロナ禍でした。

世の中が止まり、
先の見えない時間の中で、
私はネットで発信することを始めます。

正直に言うと、
最初は軽い気持ちでした。

でも、外に向けて言葉を出してみて、
そこで初めて気づいたことがあります。

今の本業では、
自分の持っているポテンシャルを
どこか持て余している
という感覚。

「ああ、
私、まだこんなこと考えてたんだな」
そんな気持ちに近かったかもしれません。

世の中が元に戻っても、
その違和感は消えませんでした。

起業、という言葉が
頭をよぎったこともあります。

でも、
向き・不向きで言えば、
私はまだ「会社員」という働き方をベースに、
もう少し試してみたいと思っていました。

辞めたいわけじゃない。
ただ、今の自分に合う“使い方”を
まだ探している途中だっただけ。

副業がくれた、もう一つの筋肉

ネットでの発信を通して副業を経験したことは、
結果的に、本業とのスキルアップを
とてもシームレスにつないでくれました。

自分で発信していなければ、
SNSの世界も、
ネットビジネスの仕組みも、
きっとよくわからないままだったと思います。

集客も、マネタイズも、
知識として知っているのと、
肌で理解するのとでは、
やっぱり全然違う。

ゼロからお金を生み出す経験は、
会社員として培ってきたスキルに
もう一つ、特別な筋肉をつける感覚でした。

「会社の外でも通用する」
その手応えを、
少しずつ確かめていくような時間。

だからでしょうか。
仕事を見る目も、
自分の強みの捉え方も、
気づけば変わっていました。

まさか、
40代後半で、
もう一度スキルを活かして転職する

そんな選択につながるとは、
あの頃は思ってもいなかったけれど。

子どもの年齢と、キャリアのタイミング

もう一つ、40代のキャリアをややこしくしている理由があります。

それは、
子どもの年齢によって、
仕事への向き合い方が大きく変わること。

これ、
同い年のママ同士でも、
本当に差が出るところだと思います。

子どもが小学生くらいまでは、
まだ自走してもらうのが難しく、
どうしても仕事は後回しになりがち。

最近は中学受験の過熱もあって、
「今は仕事どころじゃない」
そんな声もよく聞きます。

だからこそ、中学に入り、生活が少し落ち着いた頃。そこが、もう一度、自分の仕事を見直すタイミングになる。

そんな気がしています。

元同僚に、
いわゆるバリキャリママだった友人がいます。

今は小4の子どもを育てながら、
家でジャムを手作りする日々。

そんな彼女が、
ふと漏らした一言。

「今すぐじゃないけど、
たぶん、またどこかで働きたいと思う」

続けて、
「その時が来てから
ゼロから始めるのは大変そうだから、
できるところから少しずつ」
とも言っていました。

……わかるな、と思いました。

40代の働き方は、
子どもの年齢に左右される時期が確かにある。

でも、それで終わりじゃない。
後半に、もう一度
キャリアに向き合う波がやってくる。

そのとき、
やりたいと思えるかどうかは人それぞれ。

けれど、
それまでに積み重ねたスキルがあれば、
思っている以上に
選択肢は残されているのだと思います。

40代のキャリアがややこしいのは、
迷っているからではなく、
選べる視点が増えているから。

今は、そんなふうに考えています。

あらためて、管理職を断ったときの話はこちらにまとめています。

▶︎ 前編:管理職のオファーを断った40代ワーママの話


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