見出し画像

12/28 "Joe Kelly"引退表明

Joe Kelly

これまでのFA・トレード情報についてはこちら↓


① 概要

ジョー・ケリー(37歳)が現役生活に区切りをつけた、ただし本人は「引退」という言葉を強く嫌っていて、

「引退ってのは65歳まで働いた人や軍人が使う言葉だ。アスリートは“もうプレーしない”だけだ」

という、いかにもジョー・ケリーらしい皮肉と哲学で語っている。

  • 最後にMLBで投げたのは2024年 ドジャース

  • 2025年は契約せず、実質的にプレーから離脱

  • ドジャース限定で復帰を模索したが、度重なる故障で断念


② なぜ「終わり」なのか

最大の理由は 慢性的な故障

本人の言葉より:

「98マイルは普通に投げられる。でも1球投げたらまた痛めた。それで“あ、もう終わりだな”って」

つまり

  • 球速はまだメジャー級

  • しかし 体が1イニングすら持たない

これはリリーフ投手としては致命的で、
「球が速いだけ」ではもう戻れない段階に来ていた、ということ。


③ ジョー・ケリーという投手のキャリア解説

▶ キャリア概要

  • MLB13年

  • 通算485試合・839回

  • 通算防御率 3.98

  • ワールドシリーズ制覇3回

    • 2018年 レッドソックス

    • 2020年 ドジャース

    • 2024年 ドジャース(ポストシーズン未登録だが在籍)

▶ 球速の化け物

  • 2012年デビュー時:平均95mph

  • リリーフ転向後:平均98mph

  • 最速102mph超え

しかも

  • フォーシームだけでなく

  • 98mph級のシンカー

  • フィニッシュ用のカーブ

という「荒いが打ちにくい」典型的パワーリリーバー。


④ チーム遍歴と評価の変遷

◉ カージナルス(2012–2014)

  • 先発→救援の過渡期

◉ レッドソックス(2014–2018)

  • 当初は失敗トレード扱い

  • しかし2018年ポストシーズンで覚醒

    • ポストシーズン防御率 0.79

    • WS制覇の立役者

評価が一変

◉ ドジャース(2019–2021、2023–2024)

  • 3年25M契約は当初「失敗」と言われる

  • しかし最終的に安定

  • 2020年WSでまた優勝

  • 2023年途中復帰時は 防御率 1.74 と復活

◉ ホワイトソックス(2022–2023)

  • 故障だらけ、防御率 5.59

  • 引退が現実味


⑤ ポストシーズンに異常に強い男

最大の評価ポイント。

  • ポストシーズン 防御率 3.45(60回)

  • ワールドシリーズ 防御率 2.03

短期決戦・大舞台・敵地 → 全くビビらない

「荒れてる日は手が付けられない」

という、典型的“ポストシーズン型リリーバー”。


⑥ 成績以上に語られる「キャラクター」

ジョー・ケリーは数字以上に記憶される選手です。

✔ 乱闘・挑発・サスペンション

  • ヤンキースとの因縁

  • アストロズ(サイン盗み)への報復登板

味方からは英雄、敵からは悪役

✔ “Wild Thing”の愛称

  • リック・ボーン(映画『メジャーリーグ』)になぞらえられる

  • 制球難+超剛速球+破天荒

✔ 大谷翔平との逸話

  • 背番号17を譲る → #99に変更

  • 大谷がポルシェをケリーの妻にプレゼント

MLBでも屈指の「愛される問題児」。


⑦ まとめ

  • クローザーではない

  • 成績が常に安定していたわけでもない

  • でも
    「大一番で必要とされる投手」だった

という、非常にMLB的な価値を持つ存在。

数字だけ見れば3点台後半の中堅リリーフ
記憶と物語を含めれば“時代を象徴する男”

というタイプ。



いいなと思ったら応援しよう!