1/5更新💡FA・トレード・契約まとめ✨️
■1/4 ツインズ"Orlando Arcia"とマイナー契約
■1/3 ブルージェイズ"岡本和真"と4年$60Mで契約
■1/3 高橋光成 NPB残留
■1/1 アストロズ"今井達也"と3年5400万ドルで契約
■1/1 マーリンズ"Eric Wagaman"⇔ツインズ"Kade Bragg"トレード
■12/31 ジャイアンツ"Tyler Mahle"と契約
■12/30 エンゼルス"Kirby Yates"と契約
■12/29 ドジャース"Esteury Ruiz" ⇔ マーリンズ"Adriano Marrero" トレード
■12/28 オリオールズ"Zach Eflin"と再契約
■12/28 "Andrew Heaney"現役引退
■12/28 "Joe Kelly"引退表明
■12/28 ガーディアンズ"Pedro Avila"と契約
■12/27 カブス"Hunter Harvey"と契約
■12/27 レッズ"JJ Bleday"と契約
■12/25 アスレチックス"Tyler Soderstrom"と契約延長
■12/24 マーリンズ"Pete Fairbanks"と契約
■12/24 メッツ"Mike Baumann"と契約
■12/23 パイレーツ"Ryan O’Hearn"と契約
■12/23 カブス"Jacob Webb"と契約
■12/23 ホワイトソックス"Sean Newcomb"と契約
■12/22 マリナーズ"Rob Refsnyder"と契約
■12/22 メッツ"Jeff McNeil"+💰️ ⇔ アスレチックス"Yordan Rodriguez"トレード
■12/21 カージナルス"Willson Contreras"⇔レッドソックス"Hunter Dobbins"他2名トレード
■12/21 ホワイトソックス"村上宗隆"と契約
■12/20 ヤンキース"Paul Blackburn"と再契約
■12/19 パイレーツ"Mike Burrows"⇆レイズ"Brandon Lowe"⇆アストロズ"Jacob Melton"他 三角トレード
■12/19 ブレーブス"Ian Hamilton"と契約
■12/19 フィリーズ"Matt Strahm" ⇆ ロイヤルズ"Jonathan Bowlan"トレード
■12/19 フィリーズ"Kyle Backhus"をトレードで獲得
■12/19 パドレス"Sung-Mun Song"と契約
■12/19 レイズ"Shane Baz" ⇆ オリオールズ "Slater de Brun 他3人+ドラフト指名権"
■12/18 パドレス"Michael King"と契約
■12/18 ガーディアンズ"Shawn Armstrong"と契約
■12/18 カブス"Tyler Austin"と契約
■12/17 メッツ"Luke Weaver"と契約
■12/17 フィリーズ"Brad Keller"と契約
■12/16 エンゼルス"Drew Pomeranz"と契約
■12/16 レンジャーズ"Chris Martin"と契約
■12/16 エンゼルス"Jordan Romano"と契約
■12/16 レッズ"Caleb Ferguson"と契約
■12/16 ジャイアンツ"Adrian Houser"と契約
■12/16 ジャイアンツ"Jason Foley"と契約
■12/16 ナショナル"Foster Griffin"と契約
■12/16 マリナーズ"Andrew Knizner"と契約
■12/16 カブス"Caleb Thielbar"と再契約
■12/15 ブレーブス"Ha-Seong Kim"と契約
■12/15 フィリーズ"Adolis Garcia"と契約
■12/15 ツインズ"Josh Bell"と契約
■12/14 ダイヤモンドバックス"Merrill Kelly" と契約
■12/13 カージナルス"Dustin May"と契約
■12/13 "Isaac Collins"(ブリュワーズ) ⇆"Angel Zerpa・Nick Mears"(ロイヤルズ)
■12/13 タイガース"Kenley Jansen"と契約
■12/13 ヤンキース"Amed Rosario"と再契約
■12/13 メッツ"Jorge Polanco"と契約
■12/12 ロイヤルズ"Maikel Garcia"と契約
■12/12 ロイヤルズ"Kevin Newman"と契約
■12/12 レンジャーズ"Tyler Alexander"と契約
■12/12 レンジャーズ"Alexis Diaz"と契約
■12/12 レンジャーズ"Danny Jansen"と契約
■12/12 ブルージェイズ"Tyler Rogers"と契約
■12/12 フィリーズ "Bryse Wilson"と契約
■12/12 ブルージェイズ"Johan Simon" ⇄ タイガース"Chase Lee"
■12/12 マーリンズ"Christopher Morel"と契約
■12/11 ロイヤルズ"Lane Thomas"と契約
■12/11 ガーディアンズ"Colin Holderman"と契約
■12/11 ブリュワーズ"Akil Baddoo"と契約
■12/11 カブス"Hoby Milner"と契約
■12/11 アスレチックス"Mark Leiter Jr."と契約
■12/11 ブレーブス"Robert Suárez"と契約
■12/10 ブレーブス"Mike Yastrzemski"と契約
■12/10 オリオールズ"Pete Alonso"と契約
■12/9 タイガース"Kyle Finnegan"と再契約
■12/9 パイレーツ"Gregory Soto"と契約
■12/9 エンゼルス"Isaiah Jackson" ↔ レッドソックス"Vaughn Grissom" トレード
■12/9 フィリーズ"Kyle Schwarber"と再契約
■12/9 ドジャース"Edwin Diaz"とで契約
■12/8 レイズ"Steven Matz"と契約
■12/8 パドレス"Daison Acosta"と契約
■12/8 タイガース"Drew Anderson"と契約
■12/8 ダイヤモンドバックス"Michael Soroka"と契約
■12/6 マリナーズ"Harry Ford" ↔ ナショナルズ"Jose A. Ferrer"トレード
■12/4 パイレーツ"Johan Oviedo"↔ レッドソックス "Jhostynxon García" 3対2トレード
■12/3 ドジャース "Miguel Rojas" と再契約
■12/3 ジャイアンツ "Sam Hentges"と契約
■12/3 レッズ "Emilio Pagán" と再契約
■12/3 レイズ "Cedric Mullins"と契約
■12/3 ホワイトソックス "Anthony Kay"と契約
■12/2 アストロズ "Ryan Weiss"と契約
■12/2 エンゼルス "Alek Manoah" と契約
■12/2 ブルージェイズ "Cody Ponce" と契約
■12/1 メッツ "Devin Williams"と契約
■11/29 オリオールズ"Ryan Helsley"と契約
■11/26 ブルージェイズ "Dylan Cease"と契約
ブルージェイズがローテーション強化のため、Dylan Cease(30歳)と7年2億1,000万ドルの大型契約で合意。球団史上最大のFA契約になった。
■ 契約内容
・総額:$210M(約315億円) / 7年
・贅沢税(AAV):26Mドル/年
→ 返済を先延ばしする金額があるため、贅沢税の価値はやや低め。
・スプリンガーの6年$150Mを超えフランチャイズ史上最大のFA契約
■Dylan Cease とはどんな投手?
異常な耐久性(DL入りほぼゼロ)
2020年以降 174登板でMLB最多
毎年上位の三振能力(28〜30%台の奪三振率)
平均98マイル前後の速球+スライダー・ナックルカーブ・チェンジアップ
防御率は上下するが、FIPやSIERAなどの指標は常に安定(=本来の実力は高い)
直近の防御率
2022年:2.20(サイ・ヤング2位)
2023年:4.58
2024年:3.47
2025年:4.55
→ 運の影響を受けやすい(BABIPが極端)ため、防御率がブレただけで能力は落ちていないと評価されている。
過去4年間のFIP:3.10〜3.72⇒優秀
■ブルージェイズの展望
Bassitt → FA
Scherzer → FA
Bieber → 16Mのプレイヤーオプション(拒否と思われた)
Gausman → 2026年オフFA
Berríos → 2026年オフにオプトアウト可能
→ 長期的にエース級が不足する危険
Trey Yesavage が台頭
Bieber まさかのプレイヤーオプション行使
そして Cease 獲得で直近・未来の両方で軸になる投手を確保
■2026年の先発ローテ
MLB屈指の強さ👀💦
Gausman – Cease – Yesavage – Bieber – Berríos
控え
Lauer / Tiedemann / Bowden Francis
→ 将来的にJake Bloss(トミージョン明け)、Stanifer、Johnny Kingも候補
短期・長期ともにバランスの取れたローテに変身。
■贅沢税(CBT)への影響
2026年のペイロールは元々 $232M 付近
CBT計算では $244M が基準
CeaseのAAVが$26Mなので確実に基準突破
ぜいたく税の段階
⇒2年連続のCBT超過チームのため税率が高い。
$244M 〜 $264M:30%
$264M 〜 $284M:42%
$284M 〜 $304M:75%
$304M超:90%
→ Cease契約単体で約$8.5Mの税金
■ドラフト補償のペナルティ
CeaseはQOを拒否してFAになったため獲得したブルージェイズにペナルティ
2026年ドラフト2番、5番目に高い順位の指名権
2027年の国際ボーナスプール $1M
パドレスが得るもの
2026年ドラフト4巡目後の補償指名
■11/26 エンゼルス "Anthony Rendon" 引退説
Angels と が契約の買い取り(バイアウト)を協議しており、Rendon は引退する見込み
■ 状況
エンゼルスと Anthony Rendon(サード)は、
残り 1年・3,800万ドル(38MM) の契約について バイアウト案を協議中。ESPN の Alden González によると、Rendon は引退する方向で話が進んでいる。
■ 背景
Rendon の契約は 7年・2億4500万ドル(2019年オフに締結)。
エンゼルスはこの大型契約から ほとんどリターンを得られなかった と記事は指摘。
■ Rendon のエンゼルス時代
契約1年目(2020年)は好成績だったが、
その年はコロナでシーズン60試合に短縮されていた。それ以降は 怪我続きでほとんど試合に出ず、
出場しても成績はふるわなかった。
→ この契約は「歴史に残る失敗契約」と言われている。
■11/25 楽天イーグルス"前田健太"と契約
楽天イーグルスが前田健太(37)の加入を発表。
産経スポーツの報道では2年契約とされている。
■ MLB時代のキャリアまとめ
前田は 9シーズンのMLB勤務で通算防御率4.20、投球回は1000回未満だった。
■ ドジャース時代(2016〜2019)
2015-16オフに 8年契約でドジャースへ移籍。
MLB1年目(2016)がキャリアベスト級
16勝
防御率3.48
175 2/3回(MLB最多投球回)
ポストシーズンは2016年は苦戦したが、2017年は10回2/3を1失点と好投し、ドジャースのワールドシリーズ進出に貢献。
■ ツインズ時代(2020〜2023)
2019-20オフにBrusdar Graterol + Luke Raley との交換でツインズへ移籍。
2020年:MLBキャリア最高の年
防御率 2.70
11試合で平均6イニング以上
ALサイ・ヤング賞投票2位(Shane Bieberに次ぐ)
その後3年間ツインズに在籍。
2022年はトミー・ジョン手術で全休。
■ タイガース時代(2024〜2025)
タイガースが 2年2400万ドルで契約。
しかし球威の低下から被本塁打が多く、
2024年は防御率6.09で苦戦。2025年はブルペンで起用されたが改善せず、 5月にリリース。
その後
カブス → ヤンキース傘下の3Aで20試合登板し、防御率5.40 と復活には至らなかった。
■ 日本への帰還と今後
日本では広島カープで NPB通算:防御率2.39、1500回以上 を記録。
今回楽天に加入し、MLB経験者の Luke Voit、Roansy Contreras らとチームメイトになる。
楽天のエース格として復活を目指す形。
■11/25 レイズ "Jake Fraley" と再契約
■契約内容
1年契約・メジャー契約
総額300万ドルが保証
さらに 最大40万ドルの出来高 が付く
(元々の年俸調停予想額 360万ドルより安い)一度 ノンテンダーにして解雇したが、安く再契約したいという意図通りの形で戻ってきた。
■ Fraleyの経緯
2016年のドラフト3巡目(全体77位)で Rays が指名
Mike Zunino を獲得したトレードで Mariners へ移籍
その後 Eugenio Suarez / Jesse Winker の大型トレードの一部として Reds へ移籍
2024-25の途中で Reds → Braves(ウェーバー経由)
シーズン後に Braves → Rays(ウェーバー)
その直後に Rays がいったんノンテンダーし、今回再契約
■ 2025年の成績と特徴
対右投手◎
対右投手: 打率.261/出塁率.344/長打率.432
対左投手:打率.175/出塁率.271/長打率.237
→ 完全に「右投手専用」のプラトーン選手。
2025年成績
76試合 / 217打席
打率.241/出塁率.332/長打率.382
ふくらはぎ・肩・腹斜筋 の故障が重なり欠場が多かった
■走塁・守備
2025年アベレージスプリント速度 28.4 ft/s(77%) → かなり速い
コーナー外野でしっかり守れる
送球の強さは86パーセンタイル と高評価
■Rays の外野が“激戦”に(左打者過多)
現在の外野候補
左打ち:Chandler Simpson / Josh Lowe / Jake Fraley / Tristan Peters / Richie Palacios
右打ち:Jonny DeLuca
スイッチ:Jake Mangum
→ 特に左打ちが “飽和状態”
Fraleyは主に右投手相手のDH or 両コーナー外野 と予想される。
■レイズの今後の動き
🔹Brandon Lowe(年俸1150万ドル)のトレード
🔹 Josh Lowe(年俸予想290万ドル)も放出の可能性Fraleyを獲得したことで、Josh Lowe が候補に。
チームの総年俸はすでに 2025年を上回っている。
■11/25 Sonny Gray(カージナルス) ↔ ①Richard Fitts ②Brandon Clarke(レッドソックス)
カージナルスとレッドソックス間で"1:2トレード"が成立。
🔹カージナルス
🔹レッドソックス①
🔹レッドソックス②
■取引の背景
Gray(36歳)は、前オフにチームが「勝ちに行くより育成を重視する方針」を示した際、当時は保有していたトレード拒否権を行使して移籍を拒否していた。
しかし2025年シーズンのプレーオフ逃しを受け、「チームが長期の再建に入るならトレードを“確実に”検討する」と発言しており、本人も「勝ちたい」と明言している。
一方でセントルイス側は本格的に再建モードに入りつつあり、主力の資産(年俸/プロスペクト)を整理して若手を積む戦略を進めている。
■契約の再構築
Gray は元来、カージナルスと結んでいた 3年 / $75M の契約の最終保証年(当初の条件では 2026 年 $35M、2027 年 $30M のクラブオプションに対する $5M バイアウト付き)に入るところだった。
今回トレード合意に際して契約がやや再構築
2026年は $31M を保証(従来の $35M → $31M に変更)
2027年は“相互オプション”で、バイアウトは $10M に増額($5M → $10M)
追加で $1M(キッカー) が保証されており、これはトレード拒否権を放棄させるためのインセンティブと見られる。
結果として Gray は合計で$41M($31M + $10Mバイアウト)が1年分として保証される形になった(=事実上の“1年保障”)。
ただしカージナルスが $20M を肩代わりするため、レッドソックス側のぜいたく税、計算上は $21M がカウントされる。
Gray は過去にクオリファイングオファー(QO)を受けた実績があり(TwinsからのQO=2023)、そのためこのシーズン終了後にレッドソックスは彼に対してQOを付与できない。
■Gray 直近成績と投球の評価
2025年成績(記事記載):180回2/3投球、防御率 4.28、奪三振率(K%)26.7%、与四球率(BB%)5.0%。
投球指標:SIERA 3.29、FIP 3.39 — これらは「防御率より実際の投球は良かった」と示す数値。
耐久性:2019年以降は毎年24先発以上を続けており、2019–以降の162試合換算で平均29先発と年間ローテを守れる選手。短縮されていた2020年は例外(11先発)
セントルイス在籍2年通算:347回、防御率 4.07、奪三振率 28.4、四球率 5.4、ゴロ率 43.2% — 一貫してイニングを食い、三振を取れるタイプ。
■レッドソックスのローテーション構想
上位は Garrett Crochet(Cy Young 2位)、Sonny Gray、Brayan Bello のトリオで埋まる見込み。
残り2枠はオフ〜春先に詰める予定で、候補として以下が名前を挙げられている:Patrick Sandoval、Kutter Crawford、Payton Tolle、Connelly Early、Kyle Harrison、Hunter Dobbins、Luis Perales など。
さらにクラブは40人枠に David Sandlin、Tyler Uberstine、Shane Drohan らを加えており、先発候補の層は厚い。怪我やトレードによる入れ替わりにも耐えうる人員プールがある。
■財務面/球団方針の示唆
Gray の $21M(ぜいたく税計算分)を含めた レッドソックスの 2026年予想年俸総額は約 $176.75M。
これは前年より約 $30M 以上減の見込みだが、歴史的にボストンはさらに積極的な年もあり(過去に オープニングペイロール が $236M になった年もある)、追加補強の余地は残る。
直近4年で2回ぜいたく税を支払っており、2025年もその一つ。現在の状況だと「ぜいたく税第1水準」まで約 $21M 足りない程度の余地があるため、球団は追加投入を検討できる。
■カージナルス が受け取る見返り
総論:カージナルスは短期的に $20M を軽くしつつ、即戦力かつ将来性を両取りしたトレードを成立。
■Richard Fitts(右投手、25歳)
2025年MLB実績:11試合登板(うち10先発)、MLBでの防御率 5.00。被本塁打が多く(通算11本、HR/9 = 2.20 と高め)その点が課題。
奪三振率/与四球率:K% 20.5%、BB% 8.2%(メジャーでの数値)。
マイナーでの数字:30回で 防御率3.60、奪三振率 21.3、BB% 8.7 と概ね悪くない成績。
球種・球速:四シーム平均 95.9mph、スライダー、カーブ、そしてここ最近導入したシンカーを保持。
投球スタイル:ゾーン内で三振を奪う力は限定的で、ゾーン内コンタクト率は 87.5%(リーグ平均 85.4%)とやや高い。しかしシンカー導入でゴロ率は良化(MLBで43.6%、リーグ平均 41.8%)。
契約/コントロール:メジャーサービスはまだ満一年に8日足りないレベルで、フルで6シーズンのコントロールが残る(=チームが長期的にコントロール可能)。さらにマイナーオプションが2年残るため編成の柔軟性がある。
評価:先発ローテの“4番手”候補、あるいは長いイニングを投げられる多用途な投手として期待できる。
■Brandon Clarke(左投手プロスペクト、22歳)
出自:2024年の5巡目指名(Red Sox)。
プロスペクト評価:FanGraphs の中間ランキングでチーム内4位、全体ではゲーム内で86位に位置づけられることもあった。MLB.com でもチーム内上位の評価。Baseball America の最新のトップ10には入っていなかった。
2025年実績:Low-A と High-A を分けて登板。合計 38回(14先発)で 防御率4.03。
球種・数値:平均 97mph の速球を持ち、20/80スケールでスライダーは“(70)” と評価される一級品。三振能力は高く(マイナーで 奪三振率 34.5% を記録)。
課題:制球が大きな課題で、全体の四球率は 15.5%、High-A では 18.1% と非常に高い。まだ“第3の平均的な球種”が確立できておらず、対右打者で特に四球が多い。
体格:6'4"、220ポンドとスタート向きのサイズ。
将来像:制球が改善し、3球種目を持てれば先発本線の見込み。改善が難しければ、火力ある速球&スライダーで後半イニングのレリーフとして活躍する可能性が高い。
■両球団にとっての意味合い
カージナルス:短期的に $20M をオフバランスにし、即戦力右腕(Fitts)と高リスク高リターンの若手(Clarke)を獲得。球団方針は若返り・資産の再配置へ。さらに Brendan Donovan、JoJo Romero、Willson Contreras、Nolan Arenado、Lars Nootbaar といった主力が今後トレード候補として名前が挙がる余地があることも示唆されている。
レッドソックス:短期的に金銭とプロスペクトを差し出してでも耐久力のあるベテラン先発(Gray)を獲得。これにより Crochet–Gray–Bello の3本柱ができ、短期的に「勝ちに行く」布陣を整える。さらに球団の給与余力は残っており、必要なら追加補強も可能。
■11/23 Brandon Nimmo(メッツ) ↔ Marcus Semien(レンジャーズ)
メッツとレンジャーズの“1対1”大型トレード。
メッツはテキサスに 500万ドル を送金し、残り契約の差額を調整。
■ 年俸と贅沢税の構造
Semien
残り3年 7200万ドル
贅沢税の計算上は 2400万ドル
Nimmo
残り契約:2030年まで 1億125万ドル
税計算上は 1925万ドル(500万ドル送金後の扱い)
→ Mets:総支出は減るが、税負担は少し増える
→ Rangers:税負担は減るが、総支出は増える
レンジャーズは今オフ「削減」に動くと思われたが、同日に 4選手をノンテンダー(約2110万ドル削減)していた。
■ レンジャーズ の狙い
コンタクト志向の攻撃へ転換中。
Nimmo は三振率は平均的だが、選球眼・コンタクト質が優秀。
2025年は打率 .262 / 出塁率 .324 / 25HR /114 wRC+114。
左翼の Adolis García をノンテンダーしたため、Nimmo がそのまま LF へ。
右翼は Langford か Carter。
セカンドは空き →
Josh Smith / Ezequiel Duran / Sebastian Walcott が候補。さらに獲得の選択肢もある。
「Semienの35~37歳の3年より、Nimmoの32~36歳の5年弱に投資する方がリスク少ない」と判断した模様。
■ Semien が放出された理由
2025年は 足の損傷+骨折で 127試合のみ。
打撃は3年連続で悪化:
2023:wRC+128
2024:wRC+101
2025:wRC+89
BABIP低下もあるが最大の問題は長打力の減少。
→ テキサスは「衰えリスク」を警戒。
■ メッツ の狙い
メッツは「守備力強化」が最優先とフロントが明言。
Semien は ゴールドグラブ級の二塁守備+リーダーシップ。
左打ちの Nimmo が抜け、右打ちの Semien を加えることで打線のバランスも改善。
左翼は Jeff McNeil に固定される見込み。
McNeil は中堅兼任、またはトレードの可能性もある。
■ メッツの今後の編成への影響
本来の補強ポイントは一塁(Pete Alonso流出)と三塁だったため、セカンドに大型投資したのはやや意外。
Prospect の使い方にも影響
Jett Williams は2026デビュー予定だが、SS/2Bは Lindor & Semien で埋まるため
→ 外野転向の可能性が上昇。内野の
Vientos / Luisangel Acuña / Ronny Mauricio / Batyは、誰かが トレード要員になるかもしれない。外野は Nimmo 流出で手薄に。中堅候補を探しており、Cody Bellinger は既に候補として報じられている。
Soto を レフト へ動かす前提で ライト 補強(Kyle Tucker案)も憶測として浮上。
■11/21 カブス Phil Maton と契約合意
・Cubs が Phil Maton と 2年 / $14.5M の契約に合意(3年目は球団オプション)。
各保証年に イニング到達で最大 $250K のインセンティブがある。
Maton は2025年に Cardinals → Rangers を渡り歩き、堅実な成績(最終的に防御率3.52、奪三振率36.7 など)を残した。
Cubs はブルペンの右腕補強がマストで、Maton はその穴を埋める意図。
■契約内容のポイント
契約期間:2年保証+クラブオプションで3年目の可能性
保証総額:$14.5M(2年分)
インセンティブ:各年ごとにイニング基準で最大 $250K(年ごと)
→ 成績次第で最大 $15.0M 相当になる可能性もあるが、基本は $14.5M。
■直近の成績・経歴
MLB 10年目(2017デビュー)で今回が所属8球団目。
強烈な球速はない(ファストボールは90mph前後)が、カーブを主体にカッターやシンカーを織り交ぜる配球で三振を奪うタイプ。
2025年は Cardinals で前半良好(38 1/3回、防御率 2.35)→ トレード後の レンジャーズで 防御率 上昇(最終3.52)も 奪三振率は36.7% と高水準。
キャリア通算で強い被弾抑制(ハードヒット率の低さ)が特徴。
■カブス 今後の展望
ブルペン補強:Brad Keller がFA、Andrew Kittredge がトレードで抜けた状況で、右の後半戦要員が不足。Maton は late-inning(終盤)や高レバレッジで使える右腕として期待される。
クローザー構想:Daniel Palencia が回復すればクローザー復帰の見込みだが、Maton はそれに次ぐ“重要なセットアップ”候補。Porter Hodge と並ぶ重要戦力になる。
層の厚さ:Luke Little や Jordan Wicks は経験不足なので、ベテラン右腕でバランスを取る意味でも合致。
年俸面:RosterResource の試算で Cubs の 2026 年年俸は約 $177M。近年は $200M 超の年もあるため、財政的には余裕あり。さらにブルペンはもっと積める。
■11/21 ジャイアンツ "Joey Wiemer" を獲得
Marlins から Joey Wiemer を獲得(対価は現金)。
それに伴い ジャイアンツは Andrew Knizner を DFAにした。
Wiemer は「マイナーオプション切れ」なので、40人枠で冬を越すか、開幕ロスターでないなら再び DFA→ウェーバーの可能性あり。
■Joey Wiemer — 現状と長所・短所
基本情報
年齢:26
ドラフト:2020年 Brewers 4巡目
経歴:Brewers → Reds → Royals → Marlins(ウェーバー獲得)→ 今回 Giants
MLB通算(部分出場を含む): 499 PA、打率 .205/出塁率.279/長打率.359(パワーはあるが出塁率が低い)
長所
対左投手への強さ:対左で 打率.255/出塁率.298/長打率.484(173 PA)と長打力がはっきり出る
守備力:3ポジション(左中右)をこなせ、MLBでの守備指標はプラス。合計 +11 DRS / +7 OAAを1249イニングで記録しており、守備的価値は本物。
走力:若手らしい機動力は残るが、粗さが残る。
短所 / リスク
出塁率の低さ:通算出塁率.279 は長打の恩恵を受けつつも出塁能力でチームに貢献しにくい。
打率が低い:長期的にレギュラーとして機能するにはコンタクト改善が必要。
オプション切れ:マイナーに落とせないため、ロースターのやりくり上限になる(40人枠で保持する必要がある)。
総合評価
「左投手相手に強いユーティリティ外野手/守備的アセット」。
すぐにロースターで使える守備要員・プラトーン打者という位置づけ。成長余地はあるが、出塁向上が鍵。
■ロースターへの影響
外野層の再編:Wiemer は三塁同様に全外野を守れるため、Drew Gilbert(左打ち)とプラトーンを組むことが想定される。
他の外野候補:Luis Matos、Marco Luciano も同様にオプション切れで、2025年は打撃不振によりプロスペクト評価が下がっている。Matos と Luciano もオプション無いので、少なくとも2人はロースター整理で外れる可能性が高い(春までに誰が残るか競争)。
40人枠の制約:Wiemerはオプション無しのため Giants は 40人枠の余裕を意識。Knizner をDFAにしたのはそのための措置だが、さらに整理が必要になりうる
■Marlins 側の背景
Marlins は Rule 5 保護のためロースター整理をしており、その過程で Wiemer を DFA(あるいはロースター外)に置いた。結果的に Giants が「現金と引き換え」で獲得。
Marlins はかつて期待していた Wiemer を保護せず放出した格好で、プロスペクト評価の低下が原因。
■11/21 バックス "James McCann" と再契約
Diamondbacks がベテラン捕手 James McCann と 1年契約で再契約
契約金:$2.75M(保証)+最大 $500K のインセンティブボーナス
ボーナス詳細:
50日アクティブロースターで $100K
75日・100日で各 $125K
125日で $150K
この契約で 40人枠を開けるために リリーフ Taylor Rashi を non-tende
■James McCann — 背景と現状
基本情報
年齢:ベテラン捕手
経歴:オールスター 経験あり
ダイヤモンドバックス では Jose Herrera を抑えてバックアップ捕手の地位を確保
2025年成績
42試合出場
打撃:打率.260/出塁率.324/長打率.431
初期 9試合で 9安打(2本塁打)6四球
後半 106 PA は 打率.232/出塁率.267/長打率.364 と失速
守備面
優れたディフェンダーではないが「投手陣との相性が良く、受球能力は十分で肩も問題なし」
バックアップ捕手として十分な守備力
■契約内容とポイント
保証額 $2.75M は MLB レベルのフルシーズン契約としては妥当
ボーナス条件 は主に「アクティブロースター日数」に連動
前回の契約との違い:
前回はマイナー契約で昇格オプション付き
今回は完全な MLB 契約で保証あり
■チームへの影響
捕手層の安定
Gabriel Moreno が正捕手
James McCann がバックアップとして 1年フルシーズン対応
Adrian Del Castillo は 3番手/緊急用で実戦経験は少ない
戦略面
バックアップ捕手に経験豊富な McCann を置くことで、試合ごとのローテーションや投手起用に柔軟性が生まれる
McCann の打撃は軽量ながら、守備・投手リードで価値を発揮
財政面
保証 $2.75M + ボーナス最大 $500K は比較的低コスト
40人枠整理でチームに余裕を持たせつつ、即戦力捕手を確保
■ 11/21 Alex Jackson(オリオールズ) ↔ Payton Eeles(ツインズ)
ツインズがオリオールズから捕手 Alex Jackson を獲得
見返りは 内野手 Payton Eeles
ロスター枠を空けるため 外野手 DaShawn Keirsey Jr. をDFA(戦力外)
さらに、救援投手 Justin Topa と1年契約で調停回避(2026年の年俸1.225Mドル)
Alex Jackson 獲得の背景
2024〜25年のツインズの控え捕手 Christian Vázquez がFAで退団
正捕手 Ryan Jeffers のバックアップが必要
その補強として Alex Jackson(30歳) を獲得。
Jackson はどんな捕手?
元ドラ1(2014年ドラフト全体6位)
多球団を渡り歩く ジャーニーマン(7球団目)
守備は平均的〜やや上
打撃はMLBレベルでずっと苦戦
2025年成績(BAL)
37試合 100打席
.220/.290/.473、111 wRC+
一時的にHR量産ペースだったが、継続性は低い
→ ストライクアウト率 37%、四球率 5% と極端
→ 多くの指標では「今年の成績は実力以上」と見られている
オリオールズの背景
オリオールズの捕手状況は非常に層が厚い
Adley Rutschman(正捕手、球界No.1級)
Samuel Basallo(一部1B/DHも守る、超有望株)
Maverick Handley(三番手候補)
→ Jackson は 実質4番手で、年俸1.8Mの見込みだったため Non-tender候補。
→ それなら “マイナーの内野手層強化” を見返りにトレードした。
Payton Eeles(26) はどんな選手?
身長165cmとかなり小柄
パワーはほぼ無し(2025年AAAでSLG .321)
しかし 選球眼とスピードが非常に優秀
2025年AAA
打率 .253
四球率 12.4%
三振率 17.2%
盗塁 21/28(成功率75%)
ユーティリティな守備
⇒SS、2Bを中心に3Bや外野も守れる
→ Jorge Mateoの後継になり得るベンチを獲得。
■11/19 ブレーブス "Raisel Iglesias" と再契約
Braves がクローザー Raisel Iglesias と 1年契約で再契約
契約金:$16M(2025年と同額)
シーズンは年齢 36 歳で迎える
当初 ブレーブス はブルペンよりも ショートや先発ローテーションの補強を優先 する方針だったが、Iglesias を残す機会があり契約を決定。
■Raisel Iglesias — 背景と現状
基本情報
MLB 11年目のベテラン投手
2022 年トレードで エンゼルス から移籍
移籍後 218.2回で 防御率 2.35、113セーブで MLB 4位
2020-2024 年は毎年 防御率3.00 以下の安定したクローザー
2025年シーズン
前半戦は不調:4月だけで5本のHR被弾、2か月で防御率 5.91
後半戦は好調:6月以降46イニングで防御率 1.96、奪三振率 29.3%
通年では 防御率 3.21、29セーブ(34機会中)
奪三振率 27.4%、四球率 6% と制球力は良好
■契約内容とポイント
1年 $16M の契約は、Iglesias にとって安定した単年契約
他チーム(Dodgers, Blue Jays)もオファーを出していたが 本人はブレーブス残留を選択
予想では2年 $26M 契約になる可能性もあったが、2年目はなし
■ブレーブス ブルペンの現状
Iglesias が残ることで 右のクローザーは確定
戻ってくる選手:
Joe Jiménez:2025年手術で欠場、復帰
Dylan Lee:左腕リリーフでの高いオプション
放出済み:
Pierce Johnson(右腕セットアップ)
Tyler Kinley(右腕セットアップ)
現状では 右腕セットアップ投手がもう1枚必要
■チームへの影響
ブルペン安定化
クローザーは経験豊富で安定した Iglesias
後半戦の成績からも、大事な場面で抑えられる可能性高い
戦略面
ブルペン残留により、スターターやショートの補強にリソース集中可能
若手右腕セットアップが不足しており、追加補強が必要
財政面
保証 $16M で、給与総額は約 $192.5M(13選手分)
他のノンテンダー選手や年俸調整で+$4~8M程度の上乗せが可能
現状は Luxury Tax のベースライン $244M 以下
■11/19 Mauricio Dubón(アストロズ) ↔ Nick Allen(ブレーブス)
■Mauricio Dubón(31)⇒ブレーブスへ
内外野どこでも守れる ユーティリティプレイヤー
最近4年間アストロズでプレー
2度の ユーティリティ・ゴールドグラブ賞受賞
遊撃・二塁・三塁、そして中堅・左翼まで守れる万能タイプ
🔹 打撃
2023年:打率.278/出塁率.309/長打率.411
直近2年でやや悪化し、2025年は
打率.241/出塁率.289/長打率.355(7HR)三振が極端に少ないが四球が少なく長打力も弱い
🔹 守備
遊撃では OAA/DRS は平均〜プラス
※アレンほどではないが、平均的なショート
■ブレーブス側の狙い
ショートの最低限の保障
→ アレンは打撃が弱すぎるため、正遊撃手としてはリスクが大きいオジー・アルビーズ(二塁)、オースティン・ライリー(三塁)のバックアップとなる
マイケル・ハリスIIの補完としてセンターも守れる
ブレーブスは Ha-Seong Kim 再契約を狙っているため、キムが獲れなかった時の控えのプランBとしても有効
■ Nick Allen(27)⇒アストロズへ
MLBでも屈指の 守備専門ショート
高校時代から “守備の名手” として評価され続けてきた選手
🔹打撃はMLBワースト級
2025年:打率.211/出塁率.284/長打率.251(HR 0、416PA)
400打席以上立った打者の中で「MLB最低の打撃成績」
4年間の通算でも、打率.213/出塁率.265/長打率.272
🔹守備
ショートのDRSで リーグ3位
Statcast OAAでも 3位
守備力はまぎれもなくエリート
■ アストロズ側の狙い
金銭面の軽量化(約400万ドルの節約)
ベテランAltuveの負担軽減
→ 二塁の守備固め・後半守備専用として使える二塁手の補強(Brendan Donovan / Brandon Lowe / Polanco など)を検討中なので「守備だけできる控え」が欲しい状況
アレンは オプションなし のため、MLBに残すかDFAするかのどちらかになる
■契約・コスト面
🔹Dubón 5.8M(FAまであと1年)
🔹Allen 1.5M(Super Two) 4年コントロール
・アストロズは 400万ドル以上の節約
・ブレーブスは ショートの最低ライン+ユーティリティ補強 を買った形
■11/18 Grayson Rodriguez(オリオールズ)↔ Taylor Ward(エンゼルス)
■ Grayson Rodriguez
評価は「エース級のポテンシャル」
2018年ドラフト1巡目指名
プロスペクト時代は全体6位評価、投手としてはNo.1級
2023〜24年で一時は大きく成績を伸ばし、将来のエースとして期待されていた
■ ケガが続き信頼性が低下
2022年:背中系の故障で登板数が大幅減
2024年:肩の故障でシーズン後半を欠場
2025年:肩炎症+広背筋損傷で「1年丸ごと欠場」
ポテンシャルは高いものの、健康面の不安が強い投手になってしまっていた。
■ Taylor Ward
🔹打撃 2025年成績(キャリアハイ)
36本塁打(キャリアハイ)
100打点超え
SLG .475(キャリアハイ)
打率は.228と低いが、 ホームランを量産するパワーヒッターとして評価が上昇。
🔹 守備
2022年に本格的に外野へ転向
近年はレフト専任
オリオールズの外野は若手が多いが、Ward 追加でレフトはほぼ埋まる
■ 契約状況
2026年がアービトレーション最終年 → 2026年末でFA
2026年年俸予想:約13.7Mドル
オリオールズは「1年の強打者」を得るために「2029年まで保有できる先発の逸材」を放出した形。
■ エンゼルス側の狙い
先発投手が「圧倒的に不足」していた
エンゼルス先発陣(2025終了時)の軸は:
Yusei Kikuchi
Jose Soriano
リリーフから先発再挑戦の Reid Detmers
その後ろは未知数の若手ばかり。
→ エース候補を外から連れてくる必要があった
Taylor Ward 放出は戦力的には痛いが…
エンゼルスの外野は
Jo Adell
Jorge Soler
prospects:Nelson Rada など
外野の厚みはあるため、パワーヒッター Ward を出してでも先発投手を補強した。
Grayson Rodriguez にはリスク+大きなリターン
健康なら「No.1〜2先発」級
契約コントロールは2029年まで → 破格の価値
エンゼルスは「故障リスクを承知でハイリターンを狙う」決断。
■ 年俸と予算面の影響
エンゼルス
Ward の年俸約$14Mがなくなる
2026年の総年俸は約166M → 昨年より40M低い → まだ大型補強が可能
オリオールズ
Ward の14Mが加わる
総年俸は105M → 昨年より60M少ないが
先発補強の必要性が急増
■11/17 ヤンキース "Ryan Yarbrough" と再契約
1年契約:2.5Mドル保証
最大$250Kの出来高
イニング数により 50Kずつ
対象:75、85、95、105、115イニング
→ ヤンキースにとって安価でリスクが極小
→ Yarbrough にとっては「昨年のような契約探しの苦労を回避できる安心感」
■ 2025年の成績と評価
4.36 ERA(64回)
先発8 / 救援11試合
ERA+は94(ほぼ平均)
FIP 5.06(悪い)
→ HRが多かったのが原因(64回で13本は多い)SIERA 4.14 / xFIP 4.30
→ 実力値はちょうどリーグ平均レベルバレル率は6.9%(キャリア並み)
奪三振率20.8%(キャリアハイに並ぶ)
四球率7.2%(良好)
→ 全体的には
「普通の投手」「悪くない」「安定性あり」という評価。
■再契約した背景
ヤンキースの2026年先発事情はケガだらけ。
🔹開幕時に不在 or 不安の投手
Gerrit Cole:トミージョン後 → 来年春〜初夏復帰見込み
Carlos Rodon:開幕に間に合わない
Clarke Schmidt:TJ手術 → 来年後半のみ
Luis Gil:健康だがケガの多い選手で30先発は期待しにくい
🔹残りの先発候補
Max Fried
Will Warren
Cam Schlittler
など若手と新加入組
→ 安全パイの先発要員が足りない
→ 先発もロングリリーフもできる Yarbrough は最適
■想定される役割
開幕時は第5〜第6の先発候補(スポット先発担当)
主力が戻ってきたらロングリリーフ
故障者が出たらすぐ先発に転用 → これを繰り返す
「便利屋」要素が高く、年間100イニング弱を平均レベルで投げられるベテランの価値は高い。
■ 11/16 マリナーズ "Josh Naylor" と再契約
年数:5年
総額:$92.5M(約135億円)
契約ボーナス:$6.5M
年俸:
2026:$10M
2027:$16M
2028:$18M
2029:$20M
2030:$22M
フル・ノートレード条項あり(本人の同意なくトレード不可)
遅延支払いなし
マリナーズが大型FAにここまで出すのは珍しく、球団としてもかなり強く引き止めに動いた契約。
■ なぜマリナーズはNaylorにここまで出したのか?
トレード後のパフォーマンスがすごかった
打率 .299 / 出塁 .341 / 長打 .490
9本塁打
19盗塁(0回しか刺されてない)
ポストシーズンでも
→ 打率.340/出塁率.392/長打率.574 と爆発
チーム成功の中心人物だった。
■ 来季のチーム維持
Naylor
Jorge Polanco
Eugenio Suarez
など主力がFAになるタイミング。
残り予算は 約$34M
ただしシーズン途中で補強資金を追加する可能性もある
今後は Polanco・Suarez をどこまで残せるか に注目。
■契約がFA市場に与える影響
Naylorが早期に市場から消えたことで、1Bを欲しがる球団は代替候補に流れる
Pete Alonso
Munetaka Murakami(村上宗隆)
Kazuma Okamoto(岡本和真)
Cody Bellinger(1B/OF)
特に1B市場は層が薄いので、Naylorの離脱でこれらの選手の価値がさらに上がる可能性。
■11/5 "Cole Wilcox" (レイズ) ↔ 金銭(マリナーズ)
シアトル・マリナーズが、レイズから右腕 Cole Wilcox を金銭トレードで獲得。
レイズはロースター調整のため彼をDFA(戦力外)にしており、マリナーズが空いた40人枠を使って獲得。
Cole Wilcoxとは?
年齢:26歳
投手(右投げ)
2020年オフの ブレイク・スネルの大型トレード でパドレス→レイズに移籍した有望若手だった
2021年9月にトミー・ジョン手術 → 2022年のほぼ全休
先発としては伸び悩み
レイズは2023〜2024年に彼を先発として育てたが、結果はイマイチ。
2年間合計 / 250.1回、防御率 4.28、奪三振率 19.8、四球率 8.3
目立った球威や支配力はまだ発揮できていなかった
2025年にリリーフ転向 → 成績が改善
マイナー成績(2025)
58.1回、防御率 3.70
三振率:25.1%(以前より上昇)
四球率:10.8%(やや高い)
ゴロ率:50.3%(高めで優秀)
→ パワーピッチャー型+ゴロを打たせるタイプ に変化し、リリーフで覚醒気味。
マリナーズ側の狙い
マリナーズはちょうどFAで選手が抜けて40人枠に余裕があった。
■11/4 "Andrew Kittredge" (カブス) ↔ 金銭(オリオールズ)
オリオールズが、カブス(CHC)からAndrew Kittredgeを金銭トレードで獲得。
■Andrew Kittredgeの2025年成績
かなり優秀:
防御率 3.40
奪三振率 30.8%(リーグ92パーセンタイル)
四球率 5.3%(同じく非常に優秀)
ゴロ率 49.2%(平均より高い)
Chase% 41.6% → MLB全投手でトップ!
→ “支配力と制球の両立”という、リリーフとして理想的なタイプ。
■ オリオールズ側の狙い
2025年のブルペンは弱点。
シーズン中に多くのリリーフを放出してしまい層が薄い。
フェリックス・バティスタが2026年は肩手術でほぼ全休。
→ クローザー級のキットリッジは重要。
カブスが残り年俸(約$2.8M)を支払ったぶん、オリオールズが節約できた
