12/18 パドレス"Michael King"と契約
これまでのFA・トレード情報についてはこちら↓
① 契約内容
マイケル・キング再契約
3年総額:7,500万ドル
1・2年目終了後にオプトアウト権
サインボーナス:1,200万ドル
2026年:年俸500万ドル
2027年:年俸2,800万ドル(オプトアウトしなければ)
2028年:年俸3,000万ドル(選手オプション)
👉 実質AAV(贅沢税計算用):2,500万ドル
オプトアウトを使えば
1年だけで2,200万ドルを受け取ってFAに戻れる
=クオリファイングオファー(QO)とほぼ同額
② なぜ「意外」な契約なのか?
当初の前提:
パドレスは財政的に余裕がない
キング+ディラン・シース両方流出が有力視されていた
結果:
シースは流出
キングは短期高額で引き留め成功
👉
「長期拘束は無理だが、短期なら勝負できる」
というパドレスの現実的な選択。
③ 戦力面での評価
◎ 2024年(フル稼働時)のキング
ERA 2.95
173.2回 / 201奪三振
NLサイ・ヤング投票7位
→ エース級の成績
◎ 2025年前半(負傷前)
ERA 2.59
奪三振率 28.4%
9桁(1億ドル超)契約候補に見えていた
👉
健康なら 「ローテ1~2番手」確定レベル
④ ただし大きなリスクもある
❌ ケガの履歴
2021:指の打撲
2022:肘の骨折
2025:
肩の神経系トラブル(約3か月離脱)
復帰後に膝の炎症
105イニング以上投げたのはキャリアで1度だけ
👉
「能力は本物、耐久性が最大の懸念」
⑤ この契約の“本質”
キング側のメリット
1年で離脱しても 2,200万ドル確保
2年目も投げられれば 再び大型FA市場へ
QO再提示なし(次のFAで不利にならない)
👉
超安全設計の“高級ピロー契約”
パドレス側のメリット
長期リスクを避けられる
健康なら 格安でエース級
ダメなら 2~3年で契約終了
👉
短期勝負+柔軟性重視
⑥ パドレスの先発ローテへの影響
現在の想定ローテ
マイケル・キング
ニック・ピベッタ
ジョー・マスグローブ(TJ明け)
ランディ・バスケス
JP・シアーズ
※ ダルビッシュは 2026年全休
👉
キングは事実上のエース格
⑦ 贅沢税への影響
課税対象総額:約2億5,900万ドル
基準額(2億4,400万ドル)超過
税率30%
キング再契約による税負担:約450万ドル
👉
財政的には「ギリギリだが許容範囲」
⑧ まとめ
「お互いに逃げ道を確保した、非常に合理的な再契約」
パドレス:
→ 長期破綻を避けつつ、勝負は続行キング:
→ 健康なら再び1億ドル級を狙える
💡
成功すれば“神契約”、失敗しても致命傷にならない
という、今オフ屈指のバランス型ディール。
