メタル君の「今日の精神医学豆知識!」(586)-(590)
皆様、こんにちは。鹿冶梟介(かやほうすけ)です😆
今日小生は衝撃の事実を発見しました!😱
皆様、心して聞いてくださいよ... ...(ゴクリ)。
なんと今年はもう年末のお休みまで、祝日がありませーーーん😭!!!
しかも何を思ったか当院はなんと12月30日が仕事納めです... ....😭(悶絶)
やばい...、やばすぎる... ...。
げ、現実逃避しなきゃ...、ということで今日も昼から飲んでまーす🍷(結局飲むんかい!)
メタル君の「今日の精神医学豆知識!」は、X(旧: twitter)で毎朝8時にアップしております。
X(旧: twitter)民の皆様も、X(旧: twitter)では語りきれなかった【メタルのおまけ】がございますので、ご興味があれば本記事を是非お読みください!
【今日の精神医学豆知識集!(その118)】
586.境界性パーソナリティ障害の患者さんの初診時の主訴はしばしば曖昧なことが多いよ。主訴が「虚しい」「生き甲斐がない」とか掴みどころがなく、また症状の始まりも「物心ついた頃から」「小学校時代から」と慢性的で契機と思えるエピソードがないよ。
【メタルのおまけ】
主訴が曖昧なケースは境界性パーソナリティ障害か境界知能〜知的障害の患者さんに多い印象があるね。困りごとを聞いても、「普通になりたい」とか「ちゃんと生活できるようにしたい」なんていうケースも境界性パーソナリティ障害を念頭に置いておいた方がよいよ。
↓「境界」と聞くと、境界のRINNEを思い出します!
587.境界性パーソナリティ障害(BPD)の患者さんは、しばしば自己破壊的な行動(自傷行為、薬物乱用、性的乱脈、過食嘔吐)をするけど初診では自ら語らないことが多いよ。BPDの患者さんたちは行動面の問題よりもきっかけとなる感情面の問題を重視する傾向があるね。
【メタルのおまけ】
これもあるあるだね。"パニック障害"の診断で他の病院から紹介されしばらく通院していた患者さんが猛暑日でも長袖だったので「暑くないの?」と聞いたら、「...こうなっているので」と多数のリストカット痕をみせてくれたことがあったな...。以来、真夏に長袖の女性患者が受診したらBPDの可能性を考えちゃうな...(日焼け予防の場合もあるけど)。
↓最近はリストカット痕を隠すファンデーションテープがあるんですね!
588.境界性パーソナリティ障害(BPD)の患者さんは豊かな語り口で悲劇的来歴を話すから、熱心で若いドクターは「なんとかしてあげたい」という庇護欲を掻き立てられ患者さんのペースに巻き込まれちゃうよ。その結果、BPD患者さんの要求も徐々にエスカレートしていくよ。
【メタルのおまけ】
BPDの患者さんは要求の駆け引きが上手で、心理学でいうローボール・テクニックなどを駆使してドクターに自分の要求を飲ませようとするよ。若くて優しいドクターは「...しょうがないな」と言うことを聞いちゃうんだけど、そこから先は地獄だから治療開始時点で限界設定(リミットセッティング)をすることが重要だよ。
↓未読ですが、これ読んでみたいですね。
589.境界性パーソナリティ障害(BPD)の患者さんとの面接を重ねると、ある時「先生は私のことをどう思いますか?」「先生は元彼に似たところがあります」など、二者関係を求めるような事を言ってくるけど、これは主治医を過度に理想化しはじめている証拠だから気をつけよう。
【メタルのおまけ】
精神科初期研修で必ず指導されるのは「患者さんから"好き"と言われても恋愛は御法度」と教えられるよ。そもそも患者さんが医師を好きになるのはいわゆる陽性転移の結果であることが多いから本当の意味での恋愛感情とは区別すべきものなんだよね。でも、医師・患者関係を超えて好き同士になったのなら...、ダメとは思わないな。知り合いの精神科医がBPDの患者さんと結婚したけど今でも幸せそうだよ。
↓主治医を理想化しはじめたら要注意です(脱価値化がまっております…)。
590.境界性パーソナリティ障害(BPD)の患者さんは無名の「私だけのドクター」を求めるように思えるよ。これはBPDの患者さんは二者関係に固執し希求する傾向があるからだね。一方自己愛性パーソナリティ障害の患者さんは権威・肩書のあるドクターを希望する傾向があるよ。
【メタルのおまけ】
BPDの患者さんが"無名の"ドクターを好むのはそのドクターを独占しやすいからだね。だって有名ドクターだと他の患者さんに取られちゃう可能性があるからね。余談だけどBPDを専門としているドクターの外来待合室はピリピリした空気が流れているよ😱(みんな、仲良くね!)
↓未読ですが、面白そうです!
【メタル君の考察】
今回は「境界性パーソナリティ障害(BPD)」に関してツイートしたよ!
BPDの患者さんは本人も苦しんでいるけど、周囲の人も巻き込まれて苦しんでいることが多いね。
人間関係における破壊力は凄まじいものがあるから、失礼な言い方かもしれないけど"怪獣"や"台風"と例えるドクターもいるね。
特にBPD患者さんが入院すると医療スタッフを振り回し、なぜか医療従事者間で"敵味方"に別れることもあるんだ...。
BPD特有の対人関係における"操作性"故のトラブルなんだけど、やっぱりBPD患者さんが入院する際には限界設定を設けることが必須だね。
これからもマニアックな精神医学ネタをびしばし提供するぞ😆
↓これ可愛いですね!ちょっと欲しいかも。
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— 精神科医・鹿冶梟介(かやほうすけ) (@kayahosuke) March 22, 2022
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