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ジャズによる「アート思考」から生まれたイベント(私の「ジャズ作品」としての「パンダカフェ」②)

昨年からパンダを題材にした対話会「パンダカフェ」を始めました。これは私にとっての「ジャズ作品」のようなものだと考えています。

後半はこのイベントが私の「作品」だと考える理由について書きます。

※前半のパンダカフェがなぜ「ジャズ」なのか?についてはこちら。

ジャズを聴きにいっているうちに、「アート思考」を実践していたのかも知れない

それは「私が定期的にジャズを聴きに行っていることによる、『アート思考』のひとつの実践の形と言えるから、と考えています。

「アート思考」については、いろんな考え方や解釈があると思いますが、例えば「ビジネスパーソンがじっくりとアート作品と向き合い、そこから立ち上がってくる自分の感性や価値観、問題意識から出発して、試行錯誤しながら自分なりにビジネス等を形にしていく」というようなことが、ひとつの側面として語られていると理解しています。

振り返ってみると、それに近いことが私の身にも知らず知らず起きていたのかも知れない、と思うのです。

ジャズライブに定期的に通うようになって、もうすぐ丸3年になります。その間、ずっと考え続けていたことは、「私はなぜこの音楽に惹かれるのだろう」「今ここで聴いている音楽が見せてくれる『私』というものは何なのだろう?」ということです。

ライブハウスで音に没入する数時間。月に1回のその時間は、日常生活で認識している「私」というものからしばし離れ、より根源的な自分のカタチ(大切にしていることや望んでいること、普段見過ごしている違和感など)を感じさせてくれるような気がします。

自分の中から出てきた思いと、試行錯誤から出てきたイベント

そうしているうちに、私の中から自然と出てきた思い(問題意識)は

「もっとみんなが、社会から求められていることだけではなく、自分の中から出てくることを自由にのびのびと表現できるといいな」

「皆さんそれぞれの中にいろんな素晴らしさや輝きがあるんだから、それを出して形にしていくことが、これからの世の中にとっても良いことなのではないか」

「自分が感じていることを率直に語り合って、同じような思いを持つ人どうして繋がり合える場があると良いのでは?」

ということでした。

そして、そういうことをいきなりストレートに語るのは難しいかも知れないけど、みんなが知っている「パンダ」をテーマ(メタファー)にすれば、気楽に楽しく、かつ意外に深く話せるのではないか、という思いに至りました。

そして、たくさんの方からの後押しやアドバイスを得て、試行錯誤しながら企画・準備を進め、ついに昨年「パンダカフェ」がスタート。

おかげさまで大盛況のイベントとなり、回数を重ねるごとに私の中で「これは人の役に立つ、何らかの意義のあるものだ」という確信が深まりつつあります。

自分の向き合っていく仕事を「作品」と捉える

「アート・イン・ビジネス」(電通 美術回路編、2019年、有斐閣)では、これからの時代に「アートパワー」をビジネスに生かしていくことの展望と、その実践例について書かれています。

その中で、Soup Stock Tokyo創業者・遠山正道氏の、こんな言葉が目を引きました。

自分が向き合っていく仕事自体を、(アートのような)『作品づくり』であると捉え、強い意思と、自分がなぜその仕事をするのかという必然性を本人が実感し、それが周囲に伝わるようなワークモデル=『自分ごと』としてビジネスする/生きていく姿勢が求められる時代がやってくる」

私にとってパンダカフェは、仕事として求められているから、とか、マーケットリサーチをして当たりそうだったから、とか、そういう経緯で生まれたものではありません。自分の感性と価値観、意思をもって、「こういうものが世の中にあったらいいんじゃないかな?」とやってみたのがパンダカフェです。

そして、それが知覚され、実践されるにあたって拠り所になったのが、繰り返しライブハウスでジャズを聴きながら感じた、まだ明示的に認識されていなかった部分を含めての「私の中にあるもの」だったのだと思います。

したがって、遠山氏の言葉をお借りすれば、「パンダカフェは私の『作品』」と言えるのだと思います。

※パンダカフェの詳細についてはこちらから。







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