【わたし達夫婦に畑のご縁ができたワケ/前編】
いよいよ待ちに待った春に突入いたしました。
畑仕事の記録が増えてゆく前に。
わたし達夫婦が畑にご縁した経緯を記録しておこうと思います。
そもそも、わたし達夫婦は野菜のプランター栽培すら、したことはありませんでした。野菜を育てる知識はゼロだったのです。
しかも「畑をしたい」と思っていたわけでもありません。
だのに、降って湧いたように、畑とご縁ができたのです。
●畑との出会いは突然に
それは、2019年4月のこと。
夫が散歩友達(70代 男性)と、お互いの犬を連れて散歩をしていた時のこと。
おじさま(散歩友達)から、話を切り出されたのです。
※会話は広島弁でお届けしとります※
「あんたぁ、そういやぁ、畑をやりたい言いようったじゃろう」
「え?!・・あぁ、、、!いやぁ、畑じゃなくて。定年退職したら、家庭菜園をやるのもえぇなぁと思う、という話はした気がするけど」
と、答えた夫。
「その気持ち、変わっとらん?」
「まぁ、家庭菜園はできればえぇなぁ、とは、思うけど」
「あんた、それ、今すぐやりんさいや」
「え?!いや、今すぐはちょっと、できないかなーーと」
「うちの一族の "畑" が遊んどるんよ。口をきいてあげるけぇ。すぐに借りられるけぇ。いっぺん、見に来てや」
「畑?!いや、やりたいのは、小さい区画を借りて家庭菜園したい、ゆうことなんじゃけど。で、そこは何処にあるんですかね」
「あんたの家のすぐそばよね」
「え〜?うちのすぐそばに、そんな畑があったかなぁ?」
「まぁ、畑ゆうても。長いこと使うとらんけんのぅ。まぁ、まずは、見てみてや」
「やりたいのは家庭菜園。それも、今じゃなくて、定年退職してからのこと」
と、何度も言う夫の言葉を退けての、おじさまの強引なお誘い。
夫は断ることができずに、その「畑」という場所を見に行くことになったのでした。
●そこは200坪の耕作放棄地だった
さて、その数日後に、おじさまと一緒に「畑」を見に行った夫。
確かに我が家から、めっちゃ近い場所でした。
何しろ、玄関から畑までは徒歩1分なのですから!
馴染みのある場所ではありました。
が。その場所は「畑」という状態ではなかった。


「え。ここ?畑なんですか?毎日、散歩で歩いて見とるけど。。畑じゃとは分からんかった」
と、ボーゼンと見る夫の横で、悠然と喋る、おじさま。
「もともとは田んぼじゃったんよ。一族でやりよったんじゃが、田んぼを止めた後で、何人か畑をしよったけど。最後の人が畑を止めてから、長いこと使う人がおらんでねぇ。誰か、やってくれんかのぅ、思いよったんよ。向こうーに、畑の奥に。柿の木と梅の木があるんじゃがね。あの木は切らんとって欲しい。わし等の子どもの頃からある木じゃけぇ、思い出があるけぇ。あとは好きにしてくれたらええよ。でも条件があってのぅ、使うんなら、全部を使うて欲しい。入り口だけでチョロチョロっと使うんじゃのぅて、全部を使うてね。水はこの用水路に流れようるんを使えるけぇね」
「。。全部、、、いうても、こがいに草やらなんやらが生えとるし。ちょっと広さがよう分からんけど。何坪あるんですかね」
「ほぅじゃのう、200坪はあるかねぇ」
「。。。。200。。いや、やっぱりピンと来んけど」
「まぁ、やりだしたら分かるよね。じゃぁ、ここの持ち主に、一緒に挨拶に行こうや。日取りはまた決めようや。頼むで」
以上のような話をして家に帰った夫は、わたしに、こう言いました。
「なんか、よう分からんけど。畑を借りることになった。タダで」
はい?!借りる?!畑を?!無料で?
いや、無料は気になるけど、それよりも。
わたし、了解してませんけど?!
まずは、その場所はどこか、教えて欲しいんですけど?!
ということで、夫と一緒に「畑」を見に行き。当然のことながら、ボーゼンとした、わたし。というか腹が立った、わたし。
「いや、この状態を "畑" にするん?!無理じゃろ、どう考えても。やるんなら、一人でやってよ。わたし、手伝わんよ!忙しいし!!」
と、冷たく言い放ったのでありました。
「分かった。なんとか始めてみるわ」
と、しぶしぶ答える夫。
ションボリな夫には申し訳ないけど、心の声は止まらない。
「だって、どう見ても無理よ。あの荒れ地を畑にぃ?どうかと思うよ。勝手に安請け合いして!無理ったら、無理。絶対的に無理!」
と、わたしの心は、グズグズ文句を言い続けていたのでした。
でも、畑の持ち主さんへのご挨拶は、夫と一緒に行くことにしたのです。正式に書類を書いて交わす契約ではないけれど、土地をお借りするという話なので。
そして、決まったご挨拶の日は奇しくも、2019年5月1日。
令和元年の初日だったのです。
「令和元年の初日かぁ。すごく意味がある気がする」
わたしの心にチラッと、そんな想いがよぎりました。
●そして始まった開墾の日々
「やるんなら一人でやりんさいよ!」
と言い放った、わたしでしたが。
令和元年の初日に、畑の契約をしたことに強いメッセージ性を感じました。
「入り口の草刈りだけは手伝おうか」
と、いう気持ちが湧きまして。
農活グッズを購入して、いざ、出陣!

いやぁ、しかしですね。
その場所に生えていた草は、草刈り鎌でどうにかなる相手ではありませんでした。
何しろ、生えてる草は、セイタカアワダチソウ、カヤ、ススキ、カラムシ、木のように成長したヨモギ 、イバラ、チガヤ、、などなどの、大きくて強い雑草達だったのです。
1日で刈れる範囲はしれています。
二人で1日かけて刈った面積は、これっぽっち。

まったくもって作業が進む気がしない。
やむなくして草刈り機を購入。

さぁ、こうして畑への投資が始まったからには、簡単に止めるなんてできません。
というよりも。
この時以降、わたしと夫は、この場所に「どハマり」してしまい、現在に至るのです。
この記録は後編へ続く。
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