見出し画像

【保存版2026】情報系・理工系の新入生が入学前に絶対やっておく「デジタル準備」12選



4月、新生活。

PCや回線、アカウント周りを「とりあえず」で始めると、
あとから地味〜に効いてきて、テスト前や締切前に首を絞めてきます。

この記事では、情報系・理工系の新入生向けに、

「入学前〜4月頭のうちに、ここだけは準備しておくとあとが楽になる」

という“デジタル版・入学準備チェックリスト”をまとめました。


1. PC選び:スペック表より「4年間戦える現実ライン」

「学校推奨スペック」を“鵜呑み”にしない

情報系・理工系だと、だいたいこんな感じの文言が配られます。

「メモリ16GB以上推奨」「SSD 512GB以上」「Core i7 or 同等」

ここだけ見ると、

「じゃあ一番高いやつ買っとけば正解でしょ」

となりがちなんですが、実際は

  • 大学の授業だけなら、正直オーバースペックなケースも多い

  • でも、将来的に個人開発や動画編集もやってみたい自分もいる

この“間”をどう落とすかがポイントです。

情報系・理工系の「現実ライン」はこのへん

個人的なライン感としては、

  • CPU:M2〜M3 / Ryzen 7 / Core i5〜i7クラス

  • メモリ:16GB(ここはケチらない)

  • ストレージ:512GBあれば安心、最悪 256GBでも外付けSSD前提で戦える

  • 重さ:1.4kgを超えたあたりから、持ち出し頻度が目に見えて落ちる

ガチでAI・映像・3DCGを攻めたい人は別ですが、
「授業+基本情報+ちょっと個人開発」くらいなら、ここに収まっていれば十分です。

むしろ大事なのは、

「スペックより、持ち出して“毎日開けるかどうか”」

重い・デカい・バッテリー持たないPCは、
どれだけ速くても結局「家専用モニター」になりがちなので、
持ち運びのしやすさは真面目にチェックしておいたほうがいいです。

この記事では“考え方”だけ書いているので、具体的なPC候補やぼくの手元の構成は、ほかのガジェット記事/デスク環境記事のほうで詳しくまとめています。


2. 回線:レポート提出の締切前に“落ちない”インフラづくり

固定回線+スマホ回線の“二刀流”前提で考える

レポート提出締切の5分前に、
マンションの回線が詰まって提出画面が固まる——これはリアルに起きます

なので、おすすめはこの構成。

  • 自宅:光回線 or 安定したホームルーター

  • 外:スマホのテザリング(ギガ多めプラン or サブ回線)

家のWi‑Fiが死んでも、

「最悪、スマホでテザリングすればなんとかなる」

という状態を作っておくことが、精神衛生的にもかなり効きます。

オンライン授業・提出で詰まない「最低ライン」

  • 下り:30Mbps以上あれば、授業+動画+軽いDLは基本問題なし

  • 上り:10Mbps以上あると、提出やアップロードでストレスが減る

ここは、入学前に一度スピードテストをしておくのをおすすめします。

自宅回線やテザリング運用については、ぼくのデスク環境・回線まわりの記事でもう少し具体的に書いているので、気になる人はそちらもどうぞ。



3. 学生用メールアドレス+個人用メールの役割を分ける

「全部Gmailでいいや」が地味に後悔ポイントになる

新入生あるあるが、

「学校のアカウントも、ショッピングも、SNSも、全部同じGmailで登録」

をやってしまうパターン。

これをやると、

  • 学校からの重要なお知らせ

  • Amazonやメルカリのメール

  • SNSのお知らせ

  • 各種サブスクの更新通知

が、全部ひとつの受信トレイに雪崩れ込んできます。

理想は“最低3アカウント”運用

  • 学校メール:大学から配られるアドレス(レポート・授業関連専用)

  • 個人メイン:Gmailなど(買い物・金融系・アカウント登録用)

  • ゴミ箱枠:メルマガやお試し登録用の“捨てアド”

この3つが分かれているだけでも、

「重要なメールを見落として詰む」

確率がかなり下がります。


4. パスワードマネージャーを1つ決めて、入学前に全サービスを突っ込む

パスワードを“覚える”時代はさすがに終わり

情報系で「同じパスワードを全部に使い回してます」は、
正直けっこうヤバいです。

  • 大学ポータル

  • シラバス・LMS

  • GitHub / GitLab

  • 各種クラウド

  • SNS / メール / ショッピングサイト

これらを全部「○○○○123!」で回すのは、自分の首を締めるだけ。

マネージャーを1本に絞って、“とにかく登録しまくる”

選ぶサービスは、正直どれでもいいです。
(1Password / Bitwarden / Googleパスワードマネージャー など)

大事なのは、

「入学前のこのタイミングで“全部”そこに突っ込んでおく」

という一点。

  • 大学関連で新規サービスに登録するたびに → その場でパスワードマネージャーに保存

  • 既存のSNS・ショッピング系も → この機会に全部パスワード変更して一元管理

これを4月前半にやっておくと、
あとで「どのサービスで何使ってたっけ…」地獄に落ちる確率がかなり減ります。

ここで紹介した仕組みづくりに使っているサービスやストレージ類は、この記事のいちばん最後に「ツールまとめ」として一覧で置いておきます。


5. クラウドストレージを「学校用」「個人用」で分けておく

OneDrive / Google Drive / iCloud…どれを軸にするか決める

大学によっては、

  • 「レポートや資料はOneDriveで共有」

  • 「Google Workspaceアカウントが配布される」

など、半強制的に使うクラウドが決まっている場合があります。

そこに加えて、

  • 個人で使いたいクラウド(Google Drive / iCloud / Dropbox など)

  • 写真や動画を置く場所(Google Photos 等)

が乱立してくると、
「どこに何置いたか分からない問題」が発生しがちです。

「用途ベース」でクラウドに役割をふる

一例としては、こんな分け方。

  • 学校配布のクラウド:授業資料・レポート・共有用ファイル

  • 個人クラウドA:コード・ドキュメント・ポートフォリオ系(将来見返すもの)

  • 個人クラウドB:写真・スクショ・一時的なファイル置き場

ここを入学前にうっすらでも決めておくと、

「とりあえずデスクトップに置いといてパンパン」

を防ぎやすくなります。


6. バックアップ方針を決めて、最低1回フルバックアップしておく

「PCが急に死ぬ」は、だいたいテスト前か締切前に来る

  • テスト期間中にストレージが飛ぶ

  • 課題の最終週にOSが起動しなくなる

みたいな事故は、
「よりによってそのタイミング?」という瞬間に起きます。

なので、

「まるごとバックアップをどこに置いておくか」

だけは、入学前に1回決めて実行しておくのがおすすめです。

最低限ここまでやっとくと安心ライン

  • 外付けSSD or HDDを1つ用意

  • MacならTime Machine、Windowsならイメージバックアップで一度フルバックアップ

  • 大事なドキュメント・コードは、必ずクラウド+ローカルの二重持ち

「そこまでやるの面倒…」という気持ちも超分かるんですが、
一度でも痛い目を見ると、100%やるようになります。
その“痛い目”を、入学前にショートカットしておくイメージです。


7. エディタ・IDEを1つ決めて、最低限の拡張機能まで入れておく

「とりあえず VS Code」は全然アリ

情報系だと、だいたいどこも

  • VS Code

  • CLion / IntelliJ

  • Eclipse

  • Xcode

あたりを使うことが多いですが、
個人的にはVS Codeを1本“ホーム”として育てておくのがおすすめです。

「自分用の開発環境」を最初に1セット作っておく

  • テーマ(ダーク or ライト)

  • フォント(見やすいものを1つ)

  • 拡張機能

    • 日本語化

    • Git連携

    • Python / C / Web系の基本サポート

    • TODOコメントやコードフォーマッタ など

授業で「このエディタ使ってね」と指定されても、
自分のホームとしてのVS Codeが育っていれば、

「自分の環境に持ち帰ってもう一回書き直す」

という選択肢が取れるのが大きいです。


8. GitHubアカウントを作り、SSHキーと大学PCとの紐付けまで済ませる

「Gitは後ででいいか」は、だいたい後悔フラグ

1年目のうちは、

「Gitはまだいいか、どうせ授業でやるし」

と後回しにされがちなんですが、
ここを入学前〜1年目前半で触っておけるかどうかで、2年目以降の楽さがかなり変わります。

最低限、ここまでできればOKライン

  • GitHubアカウント作成

  • SSHキーを作って、Mac/WindowsとGitHubを紐付け

  • git clone / add / commit / push の一連の流れを、自分のメモ用リポジトリで一回試す

ここまでできていると、

  • レポートや課題のソース管理

  • 個人開発の履歴管理

  • ポートフォリオとしての「見せられるコード」

まで、全部同じ仕組みで回せるようになります。


9. カレンダー・Todoアプリを「授業時間割ベース」で初期セットアップする

予定管理を「頭の中」から追い出しておく

情報系・理工系の1年目は、

  • 授業時間割

  • レポート締切

  • 小テスト

  • バイト

  • サークル or 部活

など、種類の違う予定が一気に増えます。

ここを全部“頭の中”でやろうとすると、
どこかで必ず取りこぼします。

時間割をまるごとカレンダーに落とし込む

  • Googleカレンダー or iCloudカレンダー など、1つ軸を決める

  • 「月曜2限:○○」「火曜3限:○○」を全部そのまま繰り返し予定として登録

  • レポート提出やテストの日程が出たら、すぐカレンダーに足す

さらに、TodoistやNotionのようなタスクアプリとゆるく連携しておくと、

「いつ・どの授業の・どの課題に・どれくらい時間を割くか」

が見えやすくなります。


10. ブラウザの同期設定とブックマーク構造を整える

「どのPCからでも同じ環境」を作っておく

  • 自宅PC

  • 大学の共用PC

  • 研究室PC(将来)

  • スマホのブラウザ

どこからでも、

  • 同じブックマーク

  • 同じ拡張機能

  • 同じパスワード

が使える状態にしておくと、
“いつもの環境”に戻るまでの時間が短縮されます。

ブックマークは「授業用」と「遊び用」を分ける

  • 授業・学習用:

    • LMS / ポータルサイト

    • オンラインシラバス

    • 練習用サイト(AtCoder / paiza など)

  • 個人・趣味用:

    • SNS

    • YouTube / 音楽

    • ショッピングサイト

これをフォルダでラフに分けておくだけでも、
「今日やるべきページ」にたどり着くまでのクリック数が減ります。


11. オンライン授業用の音声・カメラ環境を「最低限ストレスがない」レベルにする

「聞こえない」「声が小さい」は、地味に消耗する

  • ノートPC内蔵マイク

  • 内蔵スピーカー

だけでも授業は受けられますが、

  • 相手の声が小さい・こもる

  • 自分のキーボード音や周りの雑音を拾ってしまう

などで、想像以上に集中力が削られます。

これくらい整っていると安心ライン

  • マイク付き有線イヤホン or シンプルなUSBマイク

  • スピーカーはPC内蔵でもOKだが、できれば外部スピーカー or イヤホン併用

  • カメラは内蔵で十分(画質より、逆光や暗さに注意

本格的な配信機材までは不要ですが、

「音が聞こえづらい」「自分の声が届きづらい」

状態だけは、早めに解消しておいたほうがいいです。


12. お金まわり(サブスク・教科書・通学)の支出ログ環境を作っておく

情報系は「じわじわ効いてくる固定費」が多い

  • 各種クラウドの有料プラン

  • 開発ツールのサブスク

  • 教科書・技術書

  • 通学・カフェ代

1つ1つは大した額じゃなくても、
1年間積み上げるとそれなりの金額になります。

「月いくらITに使っているか」が見えるようにしておく

  • 家計簿アプリ(マネーフォワードME / Zaim など)を1つ決める

  • 「学習費」「サブスク」「ガジェット」などカテゴリを作る

  • 入学から1年目は、ざっくりでいいので支出のログを残す習慣をつける

これは将来、

「どれくらいお金をかけると、どれくらいリターンが返ってくるのか」

を考えるときの元データになります。

実際にどれくらいお金をかけて、どれくらい元が取れたのかは、月次レポート系の記事でわりと生々しく数字を出しているので、コスト感が知りたい人はそちらもチェックしてみてください。


おわりに:4月1〜7日の「7日間だけ」でいいから、どれか1つから始めてみてほしい

ここまで12個、いろいろ挙げてきましたが、
いきなり全部やる必要はまったくありません。

むしろ、

  • 4月1〜7日のあいだに

  • この記事を思い出したタイミングで

  • 「1つだけ」でも前に進めてみる

それだけでも、1年後・2年後の自分から見たときに、

「あのとき、最初に環境作っておいてよかったな」

と思える瞬間が、必ずどこかで来るはずです。


「学校のカスIT環境を集めました。」を見て、あらためて思ったこと

最近、ゆるコンピュータ科学ラジオの「学校のカスIT環境を集めました。」

という回を観びました。

  • 学校の回線が遅すぎてログインが“ガチャ”になる話

  • 国立大学のシラバス検索システムが絶望的に使いづらい話

  • GIGAスクール構想なのに、4〜5万円クラスの“ギリ動く端末”を大量配備してしまった話

……など、「笑えるけど、笑いごとじゃないカスIT環境」がこれでもかと出てきます。

あの動画を見ていて強く感じたのは、

「環境がカスだと、せっかくの学びのチャンスも“無駄な我慢”で溶けていく」

ということでした。

だからこそ、この【保存版2026】では、

  • 予算の中で“4年間戦えるPCライン”を自分で引く

  • 回線やバックアップ、クラウドやGitHubなど「地味だけど効くインフラ」を先に固める

という、“自分でできる範囲のカス回避”にフォーカスして書いています。

もしこの記事が刺さった人は、ぜひ合わせてあの動画も観てみてください。
「こうはなりたくないな」「ここは真似してもいいかも」が、いくつも見つかるはずです。


情報系・理工系の4年間は、スペック表や資格だけじゃなくて、

「どんな環境で、どんなふうに戦ったか」

も含めて、ぜんぶまとめて自分の“資産”になっていきます。

この【保存版2026】が、
あなたがその最初の1歩を踏み出すときの、小さな地図になればうれしいです。

追記:この準備に使えるツール・サービスまとめ

ここから先は、時間があるときに少しずつ整えていけばOKなゾーンです。
この記事で触れた内容と相性がいいツールを、カテゴリ別にざっくり並べておきます。

パスワード・アカウント管理まわり

  • パスワードマネージャー:1Password / Bitwarden / Googleパスワードマネージャー など
    → 「新規登録したら即保存」を4月中のマイルールにしておくと、本当に楽になります。

https://passwords.google.com/?hl=ja


  • 二段階認証アプリ:Google認証システム / Microsoft Authenticator など
    → 大学ポータルやGitHubあたりは、早めに2段階認証をオンにしておくと安心です。

ストレージ・バックアップまわり

  • 外付けSSD:512GB〜1TBクラス
    → 「Time Machine用」「イメージバックアップ用」として1台あると、締切前の事故にだいぶ強くなります。

  • クラウドストレージ:OneDrive / Google Drive / iCloud / Dropbox など
    → 「学校用」「個人用」「写真用」でざっくり役割分担しておくのがおすすめです。


学習・開発まわり

  • エディタ:Visual Studio Code
    → テーマ・フォント・拡張機能を一度整えるだけで、4年間の“ホーム”になります。

  • 練習サイト:AtCoder / paiza / Progate など
    → 「とりあえず毎週1問だけやる」でも、1年後の積み上がりがかなり変わります。

お金・ログまわり

  • 家計簿アプリ:マネーフォワード ME / Zaim など
    → 「学習費」「サブスク」「ガジェット」カテゴリだけでも切っておくと、“賢い散財”の振り返りがしやすいです。

  • Todo / ノートアプリ:Todoist / Notion / GoodNotes / Apple純正メモ など
    → 授業・課題・バイトを一か所に集約できる“頭の外部ストレージ”として1本決めておくと楽です。


※この記事の一部リンクには、Amazonアソシエイトなどのアフィリエイトリンクを含みます。
読んでくれた人の負担は変わらないまま、「これ良さそうだな」と感じたツールをポチッとしてもらえると、ぼくの学生エンジニア活動の燃料になります。

いいなと思ったら応援しよう!

Kazu | Macで元を取りたい学生 × 賢い散財 燃料と投資への還元 この記事が役に立ったら、コーヒー1杯分を奢っていただけると嬉しいです。いただいたサポートは全額、僕の「カフェイン(作業燃料)」と、次なる「ガジェット検証費」に投資されます。学生エンジニアの生存と、より良い記事執筆のために応援よろしくお願いします!