【#6】様々なHires Fix(データ配布有り)【ComfyUI講座】【2025年版】
今回は「様々なHires Fix」についてです。Hires Fixについては第四回で解説を行いましたが、今回は第四回とは異なるHires Fixについて紹介していきます。厳密にはHires Fixではないですが、概ね目的は同じです。
Hires Fix「サンプラー型」(1.2~2倍)

第四回で紹介した最もオーソドックスなHires Fixです。
受け取った画像を拡大する
拡大した画像を再びKサンプラーで再構成する(I2img)
出力する
メリット
生成結果が予測しやすく、制御はKサンプラーの「ステップ」「ノイズ除去」を(1枚目生成で設定したKサンプラーの半分を目安に)微調整するだけなので扱いやすいです。
デメリット
1.2~2倍で運用できますが、2倍を超える場合は破綻しやすいです。
ただSDXLModelの最小生成サイズは1024サイズ→2倍にすると2048サイズなのでフルHD規格(1920x1080)を十分に満たしています。
Hires Fix「アップスケールモデル型」(~4倍)

アップスケールに特化したModelを採用して高画質化が得意なHires Fixです。
この.json(ワークフロー)にはチェックポイントModelに加えてアップスケールModelが必要です。
受け取った画像を拡大する
拡大した画像を拡大Modelで再構成する(I2img)
出力する

アップスケールModelは「4x-UltraSharp」を使いました。このModelはアニメ系のアップスケールモデルとして非常に人気があります。下記URLより.pthをDL出来ます。
メリット
アップスケールモデルはアップスケールに特化したModelです。
4x-UltraSharpは倍率4倍が推奨とされ、「アップスケールモデル型」のデメリットであった2倍までのアップスケールを超えることが出来ます。
デメリット
4x-UltraSharpは4倍で使われる事を前提に学習しているため、他の倍率にすると上手く機能しません。生成結果の制御は「画像の拡大(指定サイズ)」ノードにある拡大方法を変更するしかなく自由度に欠けます。
関連カスタムノード
「ComfyUI_realESRGAN_Upscaler」は今回紹介したアップスケールModelを管理運用するノードを追加してくれます。
Hires Fix「タイル分割型」(~8倍)

拡大して見たい場合はGitHubを参照してください。
ControlNetを中継しているためワークフローが複雑化しています。
「ComfyUI_UltimateSDUpscale」というカスタムノードが必須で現行のHires Fixではメジャーな方法です。
受け取った画像を拡大する
ラッパーに必要な画像を準備する。
ComfyUI_UltimateSDUpscaleでラッパーします。
出力する
ラッパーとは
元画像をパッチ(タイル)に分割する
各タイルに対して img2img 処理を適用
タイル同士が目立たないようにブレンディング(境界をなじませる)
拡大後の画像を合成して元に戻す
これらの作業をComfyUI_UltimateSDUpscaleが裏側で実行することです。
メリット
8Kという超高画質を生成できます。必要な複雑な工程をラッパーにより簡素化。
デメリット
8Kが生成出来るというメリットしかありません。
この方法で求められる8K生成はマシーンパワーを必要とします。そのため快適に利用する場合、ローカル環境よりオンライン環境のほうが良いです。
Hires Fixは自由度か高画質か
自由度:サンプラー型>アップスケーラー型・タイル型
倍率:タイル型(x8)>アップスケーラー型(x4)>サンプラー型(~x2)
サンプラー型は自由度があるので絵柄を細かく調整できます。
アップスケーラー型は自由度に欠きますがサンプラー型より大きく高画質な画像生成が可能です。
タイル型は8Kという超高画質が生成出来ます。
次回:カスタムノードの導入「ComfyUI-Custom-Scripts」について
前回:値の一括管理とワークフローの管理について
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