歳の離れた同級生〜あなたとわたし〜
ある日、認知症のおばあちゃんが
「あなたと私、同級生だもんね」
と笑顔で言ってきた。
そのおばあちゃん、わたしの祖父母と同世代。
どう考えても、わたしは孫世代。
………思わず苦笑い。
ご家族は大笑い。
「同じところに住んでたでしょ?」
そう。
おばあちゃんが若い頃に過ごしていた町が
おばあちゃんの疎開先が
わたしの地元だった。
でも、ここはその町から
ずいぶん離れた県のグループホーム。
こんな場所で、
同じ町の話が出てくるなんて思わなかった。
同郷のひとがいるなんて。
認知症って、不思議だ。
年齢も、時代も、
ときどき全部ごちゃまぜになる。
わたしの育った街を知っている人がいて
とても嬉しかった。
わたしは、否定しなかった。
その日、わたしには
1番年上の同級生ができました。
世間は狭いなぁ
