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実習で学んだこと④ 患者さんは“疾患”ではなかった

「疾患に患者像を当てはめるのではなく、患者像に疾患を入れる」

実習前の自分は、患者さんを疾患から見ることが多かったように思います。

脳卒中の患者さん。

大腿骨近位部骨折の患者さん。

心不全の患者さん。

もちろん理学療法を行う上で疾患を理解することは大切ですし、今でもそこは変わりません。

ただ、実際に患者さんと関わる中で、それだけでは見えてこない部分がたくさんありました。

患者さんとお話をしていると、病気や身体のことだけではなく、その人自身のことを知る機会がありました。

昔やっていた仕事の話。

趣味の話。

家族の話。

退院したらやりたいことの話。

そういった話を聞いているうちに、自分の中で患者さんの見え方が少しずつ変わっていきました。

同じ疾患であっても、大切にしていることは人によって全く違います。

家事をしたい人もいれば、散歩に行きたい人もいる。

趣味を再開したい人もいれば、家族と過ごす時間を大切にしたい人もいる。

だからこそ、目の前の動作だけでなく、その人がどのような生活を送りたいのかを考えることが大切なのだと感じました。

実習前は、「脳卒中の患者さん」というように疾患名で見ていた部分があったと思います。

しかし実際に関わった方々は、疾患を持つ前からそれぞれの人生を歩んできた一人の人でした。

今振り返ると、とても当たり前のことかもしれません。

それでも実習を通して患者さんと関わったからこそ、その当たり前の大切さに気づくことができたように思います。

これからも疾患や身体機能だけでなく、その人自身にも目を向けられる理学療法士になりたいと思います。

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