【詩のようなもの】 終末の面倒くさそうな口説き文句 《風まかせ文芸部》
ほら
よくあるだろ
高嶺の花や
片想いのコに
気持ちを告げて
卒業できなかった
みたいなやつ
大体は
そんなもんだ
社会を見ても
あらかた何かから
卒業できないやつ
ばかりだしな
酒
タバコ
ドラッグに
セックス
戦争
宗教
誰かが言い出したら
同じような言葉で
モデルやアイドルを
大げさに讃えまくる
ネット記事まで
卒業できない
習性を利用して
同じ習性のやつらが
せっせと
あの手この手で
金を稼いでる
ときに
命まで替えてね
もしこれを
完璧なシステムと
思っている人間が
世界を動かしてんなら
残念に思う
そいつらの頭で考える
完璧ってのは
ある意味で
正しくて強固だが
考えつく全てが出揃えば
それ以上の
ものはない
そこから先
なんとしても
伝えていきたい
物語ってのは
何もなくなる
完璧に膨らんだものは
完璧に詰まっちまって
そのうちに
この
完璧まがいの
小さな綻びから
気づかないうちに
腐食が進み
結局
生き残る者と
そうでない者を
決めなきゃ
ならなくなる
もちろん
そうならないことを
願っているが
もし
今の世界が
終わっちまったら
そのときは
俺と
廃墟を巡って
デートをしよう
意外に
思うかも知れないが
必要なものは
とりあえず
鏡と
紙だ
本当さ
他にも
いくつかあるが
今はまだ
この場では
言わないでおくよ
気に入ってもらえるか
わからないが
天国には
天国の
地獄には
地獄の
歩き方ってのが
あるんだ
*こちらに参加させていただきました🙇♂️
