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問題解決の方法【01分割する】使い方の解説+クイズで理解

「サイズを大きくすると、邪魔じゃまになる」といった悩みを感じたことはありませんか?

そんな時には、問題解決の方法【01分割する】が使えます。

図1.分割する

問題解決の方法【01分割する】の使い方事例を使って解説します。

記事の最後に「問題解決の方法」のクイズを用意しました。

クイズに答えることで「使い方」の理解を深め、記憶にも残りやすくなります。

問題解決の方法【01分割する】

「問題解決の方法」には、基本方法展開方法があります。

基本方法は1つ、展開方法は「1つ~複数」になります。

【01分割する】では次のようになります。

  • 【01分割する】

    • 基本方法:部分に分ける

    • 展開方法A組立て/分解しやすいように分ける

    • 展開方法Bさらに細かく分ける

基本方法と展開方法の使い方を「事例」を使って解説します。

基本方法:部分に分ける

記事の最初に述べた悩み「サイズを大きくすると、邪魔じゃまになる」について、スマホを例にして具体的に考えてみましょう。

  • スマホでの悩み

    • 画面サイズを大きくすると本体も大きくなり、持ち運びが不便になる(邪魔になる)

基本方法「部分に分ける」を使って、解決アイデアを考えてみましょう。

画面を大きくしたいのですが、画面を大きくすると、本体も大きくなるという副作用が生じます。

そこで基本方法を適用して、画面を「部分に分ける」ことを考えます。

画面を2つに分けると、本体も2つに分かれますから、折りたたみができるようになります。

図2.部分に分ける

その結果、次のような2つの状態を、必要に応じて切り替えることができます。

  1. 画面を見る(操作する)時:画面を広げた状態

  2. 持ち運びする時:折りたたんだ状態

上記の状態では、大きい画面になります。

また上記の状態では、コンパクトになって持ち運びが容易になります。

基本方法「部分に分ける」を適用することで、2つの状態を両立することができます。

展開方法A:組立て/分解しやすいように分ける

椅子を例にして、展開方法A「組立て/分解しやすいように分ける」の使い方を解説します。

休憩する時など、椅子はとてもありがたい存在です。

でも、使わない時は邪魔になります。使わない時は、なるべくコンパクトにしたいですよね。

どうすれば良いでしょうか?

基本方法「部分に分ける」を使って、座面背もたれ分割できるようにすればコンパクトになります。

しかし使うたびに、毎回(ねじなどで固定して)組み立てるのは大変です。これでは、使い勝手は良くなりません。

そこで、展開方法A「組立て/分解しやすいように分ける」が使えます。

折りたたみ椅子は、背もたれ・座面・脚部の3つに分かれています。

図3.折りたたみ椅子

上の図のように分けることで、収納する時は、折りたたみが簡単になります。

また使用する時には、組み立てが簡単にできます。

部分に分ける時は、組立てや分解が簡単になるように分けると使い勝手が良くなります。

展開方法B:さらに細かく分ける

ヒゲソリを例にして、展開方法B「さらに細かく分ける」の使い方を解説します。

使い捨てのヒゲソリでは「り心地を良くしたい」というニーズに対して、従来の1枚刃2枚刃にしました。

刃の枚数が増えると、1枚の刃にかかる圧力が減ります。その結果、肌への負担が減り、り心地が良くなります。

その後、さらに機能の向上のニーズが出てきました。

どのように対応できるでしょうか?

そのような場合は、展開方法B「さらに細かく分ける」が使えます。

2枚刃を、さらに細かく分けて3枚刃にします。

そして3枚刃を、さらに細かく分けて4枚刃にします。

このようにして、ヒゲソリの刃は「2枚刃→3枚刃→4枚刃」と変化してきました。

図4.ヒゲソリの刃の変化

刃の枚数が増えると、1枚の刃にかかる圧力がさらに減ります。

その結果、肌への負担が減り、り心地もさらに良くなります。

展開方法B「さらに細かく分ける」の解説は以上です。

最後に「問題解決の方法」のクイズを用意しています。

クイズに答えることで、次のようなメリットが得られます。

  • 使い方の理解を深めることができる

  • 間違えても、その理由がわかれば、より理解しやすい

  • 答えを考えることで記憶に残りやすい

クイズ

次のような事例があります。

  1. 建物内の部屋

  2. 電気シェーバー

  3. マルチコア プロセッサ(コンピューターのCPU)

  4. マーケット・セグメンテーション(市場の細分化)

  5. 持ち運びできる自転車

  6. 会社の組織

  7. 手の指

それぞれの事例は、方法01「分割する」の「①~③」のどれに当てはまるでしょうか?

  • 方法01「分割する」

    • ①「部分に分ける」(基本方法)

    • ②「組立て/分解しやすいように分ける」(展開方法A)

    • ③「さらに細かく分ける」(展開方法B)

クイズの答えを見るに、少しの間(2~3分)考えてみましょう。

その後で、答え合わせをすると理解が深まります。

クイズの答え

1.建物内の部屋

【答え】:①「部分に分ける」

壁で仕切ることで「リビング/ダイニングキッチン/寝室/浴室/トイレ」といったさまざまな用途に使えます。
プライバシーの保護にもなりますね。

2.電気シェーバー

【答え】:③「さらに細かく分ける」

「さらに細かく分ける」の解説のところで、ヒゲソリの刃が「2枚刃→3枚刃→4枚刃」と変化してきた例を取り上げました。
電気シェーバーでも、同様の変化が生じています。

3.マルチコア プロセッサ(コンピューターのCPU)

【答え】:①「部分に分ける」

複数のプロセッサ・コアを、1つのパッケージに集積することで、コンパクトで高性能なプロセッサを実現しています。

4.マーケット・セグメンテーション(市場の細分化)

【答え】:①「部分に分ける」

市場を細かく分けることで、供給者が市場を絞り込むことができます。
絞り込んだ市場に対して、効果的なマーケティングが行えます。

5.持ち運びできる自転車

【答え】:②「組立て/分解しやすいように分ける」

持ち運びできる自転車は、分解してコンパクトにすることで、持ち運びがしやすくなります。
そして目的地に着いたら、組み立てて乗ることができます。

6.会社の組織

【答え】:③「さらに細かく分ける」

会社の組織では、次のように細分化されています。

  • 経営部門

    • 研究開発部門

      • 〇〇部

    • 製造部門

      • 〇〇部

    • ……

研究開発を行う部門、ものづくりを行う部門などを、それぞれの専門に応じて細分化することで、レベルの高い商品をつくることができます。

7.手の指

【答え】:③「さらに細かく分ける」

例えば人体では、胴体から手が分割(2本)し、さらに手から指が分割(5本)しています。
また指には関節があります。
このような仕組みで、手を使って、さまざまな作業を行うことができます。

クイズの答えは以上です。

上記の答えは「これが正解です!」というものではありません。

見方・考え方を変えることで、異なる解釈をすることもできます。

この点を認識することで、アイデアの幅が広がります。

※記事の内容は「40の発明原理」の「01分割」を参考に作成しました。

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発明原理の参考文献

  1. ゲンリック・アルトシューラー 『超発明術TRIZ シリーズ1 入門編「原理と概念に見る全体像」』の「付録1 典型的手法の表」

  2. Darrell Mann 『TRIZ 実践と効用 (1) 体系的技術革新』の「第10章 問題解決ツール-技術的矛盾/発明原理」

  3. Darrell Mann, Simon Dewulf, Boris Zlotin, Alla Zusman 『TRIZ 実践と効用 (2) 新版矛盾マトリックス(Matrix2003)(技術一般用)』の「第6章 発明原理集(拡張版)」

  4. Yuri Salamatov 『超発明術TRIZ シリーズ5 思想編「創造的問題解決の極意』の「付録 B.発明原理」

  5. 高木芳徳『トリーズ(TRIZ)の発明原理 あらゆる問題解決に使える[科学的]思考』の「第2部 40の発明原理」

  6. 青戸けい『アイデア発想に役立つ「発明原理コレクション」オールカラーのイラストで分かる!』の「第1章 発明原理とは」

  7. 青戸けい『問題解決のパターン集【発明原理グループ1】』 の「1章.40の発明原理」

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