筋トレを秒で挫折した私が、体力ゼロから見つけた「ちょうどいい運動」
心療内科に通う以外は、パートナーと食料の買い出しに行く位で、家に引きこもりがちの日々でした。
そのせいで、階段をのぼると息は切れるし、足は重くなります。コンビニまでの道のりも、なんだか妙に遠く感じます。
「こんなに体力なかったっけ……?」と自分でもちょっとびっくりしてしまいました。
「このままでは年金生活になるころには、寝たきりになってしまう。」
これはまずいと、一念発起して、体力をつけようと決意しました。
外にひとりで出かけるのは、まだ怖い。家で出来るのは筋トレかな?と思って、YouTubeで「初心者 筋トレ」と検索してみました。
出てきた動画を見た瞬間、秒で挫折しました。
スクワット20回を3セット?
無理っす。
プランク1分?
体勢を取った瞬間に崩れ落ちます。
画面の中の人たちが笑顔でキラキラしていて、なんだか逆にやる気が折れてしまいました。
初心者以下の私ができることってなんだろう。
筋トレをあきらめた私が、次に検索したのは「ストレッチ 簡単」。
いくつかの動画を見て出会ったのが、オガトレさんのYouTubeチャンネルでした。
朝用と夜用の動画があって、寝転がったままできるメニューもあります。オガトレさんの落ち着いた声色が安心できました。
「これなら私にもできるかも!」と思えたのが大きかったです。
ハードルは低ければ低いほどいい。「今日はやらなくてもいいか」を作らないためには、まず「できそう」と思えることが大事なんだなと、この時初めて知りました。
朝起きてすぐと、夜寝る前に、それぞれ10分~15分くらい。
体を伸ばしているだけなのに、なんだか自分の中の錆びついていた部分が、少しずつ動き出すような気がしました。
「まずは2週間続けてみましょう」
動画の最後に言われる言葉を胸に、毎日ストレッチを続けました。
調子に乗ってしまいました……
ストレッチを始めて2週間が過ぎたころ、私は調子に乗りました。
「ストレッチだけじゃ物足りなくなってきたな。そろそろスクワットくらいできるのでは?」なんて思って、見よう見まねでスクワットを始めました。もう少し負荷をかけたくて、「初心者 HIIT」で見つけた動画で、HIITにも手を出してしまいました。
気分が良くなってきて、朝の散歩をするようになりました。
最初は家の周りを1周するのが精いっぱい。それが15分になり、30分になり。おまけに、外に出るのも週1回だったのが、週3回になり、気づけば毎日になっていました。
距離も回数もどんどん増やしていって、なんだか「頑張れている自分」がうれしくなっていたんだと思います。
今思えば、完全にフラグがたってますね。
案の定、足を痛めました
朝いちでストレッチをして、ご飯を食べた後は、スクワットとHIITもして。
そんな生活をして数日が経った日の事です。
「あいたたた!」と、朝から一人で声をあげる羽目になりました。
やりすぎたんです。完全にやりすぎました。
体力をつけようと思って始めたはずなのに、無理をして体を痛めるという、なんとも本末転倒な結果に。
このときの顛末は、別記事「あいたたた。回復の道は長い。」でも書いたので、よかったらそちらも読んでみてください。
今は、振り出しに戻るというか、マイナスからのスタートです。
というわけで、今はスクワットはお休み中です。
1日~2日で足の方は良くなると思ったんですが、案外長引いてまして、ストレッチも床に足をつけようとすると痛いので、椅子に座ってできる位のレベルまで落としました。
散歩はゼロにはせず、無理のない短い時間だけ続けています。
歩かなさすぎるとまた外に出られなくなりそうで、そこだけは自分なりの落としどころです。
回復って、たぶん一直線じゃないんですよね。少し進んでは休んで、また少し進む。それを繰り返しながら、のろのろ前に進んでいるところです。
同じようにしんどい思いをしているあなたへ
家から出るのがしんどい時期があった方、体を動かすことにもハードルを感じている方。もしこの記事を読んでいたら、伝えたいことがひとつだけあります。
いきなり気合を入れて頑張らなくていい、ということです。
私は「筋トレ」で挫折して、「スクワットとHIIT」で足を痛めました。結局続いているのは、いちばん簡単だと思っていた「ストレッチと短い散歩」なんです。
体を動かすことって、気合いや根性の話じゃなくて、「今日の自分にできる分量」を見つけることなんだろうなと、今は思っています。
もし少しでも興味が湧いたら、寝る前にちょっとだけ体を伸ばしてみる。それくらいから始めてみるのも、悪くないかもしれません。
(もちろん、無理にとは言いません。それすらしんどい日があるのも、よく知っているので。)
何事も少しずつ、少しずつ。
同じように体を取り戻している途中のあなたも、私も。
一緒に、ほどほどにがんばっていきましょう。
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