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英語学習のコツ

最近、英語やアートの講座をしています。その際に、自分がどのように英語を習得したかという経験を振り返る機会がありましたので、今日はそんな私の学習プロセスの振り返り。徒然なるままに。


目的の明確化

小学校高学年からクラスメートと同じようにアルファベットから学び始めたと思います。その当時、NBAバスケットバールのマイケル・ジョーダンのプレイに憧れていました。そんなNBAのことをもっと知りたい、そのためには英語を学ばなければいけないという目的の明確化がありました。

これが当時の私の英語学習の目的地、またはゴールになりました。ゴールが設定できれば、ひたすらにそこに到達するように日々、努力をするという感じですよね。例えば、山登りなら山頂を目指して歩き続ける、マラソンならゴールまで走り続ける、筋トレやダイエットなら自分が目標とした体重を目指して日々、継続するみたいな感じ。

目的がはっきりしたら、結構、自発的に動き始めるものだと思います。

関連情報の収集

英語で書かれた書籍や雑誌を手に入れて、そこに掲載されている写真やイラストと英単語を結びつけていく。単語とイメージを自分の中に定着していく感じです。目からの情報。

倍速聞き取り

そして、耳からの情報も重要ですので、英語の映画やテレビ番組、今ならyoutubeなどでいくらでもそのような素材はありますから、とにかく聞いてみる。この時にできたら、15秒とか30秒単位で何度も聞いてみる。音を聞き取れるところまで、何度も何度も聞いてみる。もし、手元にテキストがあれば、何度も聞いた後に、音と単語を確認して、記憶に定着させていく。

たぶん、このプロセスは赤ちゃんが単語を覚えるプロセスに似てるかもしれないです。とにかく、周りの人が発する単語を何度も聞いて、きっと頭の中でその音を反芻し、最終的には見様見真似でその音を口ずさむ感じかなと。たぶん、赤ちゃんは最初は「あ〜、あ〜」という感じだと思いますが、ある時、周りの人が理解できる単語として声を発してくれます。たくさん聞いて、自分の中に溜めて、しっかり溜まってきたら、今度は表現として出ていくという自然なプロセス。

私は中学か高校の頃に、当時はポータブルCDプレイヤーやMDプレイヤーというものがありましたので、就寝時に英語の音楽や対話を聞きながら聞いていたことを思い起こします。今、考えると努力していたと思います。

大学生になった頃、国際文化学科にいたこともあり、英語のネイティヴな先生方に教えていただけたことも助かりましたが、当時、スポーツ・ジムのバイトの仲間から教えてもらった「七田式超右脳開発トレーニング」という教材がとても役に立ったことも覚えています。その中に、英語の対話を通常よりも速い速度で聞き流す手法とCDが入っていたと思いますが、速い速度で聞いてから、普通の速度に戻すと、不思議と聞き取れなかったことが聞き取れるようになった実感を思い出します。

最近は、パソコンやアプリで倍速などで再生できるものもあり便利ですね。Quick Time PlayerやAudibleにはそんな機能がありますので、時よりそれらを使っています。それと、実は時折、海外版のnoteのようなMediumというwebsiteも活用しています。自分が書き込むこともあれば、他の方が書き込んだものを読んでみたり。そこで気づいたんですが、有料会員であれば、読み上げ機能がついていました!しかも、読み上げているところをハイライトで示してくれる。速さも声を変えられる。

スケジューリング

とはいうものの、英単語の意味を理解するには、やはり定義や意味を日本語で読んで、何度も暗記をした覚えがあります。中学校や高校の時は、受験勉強のために自分なりの学習スケジュールを組んで45分とか1時間単位で、定期的にやってくるテストに向けて勉強していたことを思い出します。その際に、単語帳を見ながら声を出して暗記していました。それから私は高校生の頃は自転車と地下鉄で通学していたので、当時好きだった洋楽の曲を聞いたり、地下鉄に乗車中は単語帳を見て目で単語を覚えたり、イメージとして覚えていました。懐かしい青春の日々!これが結構、英語の語彙力の基盤になったと改めて思い出します。

反復と暗記

高校生の頃は基本的には教科書の丸暗記的なこともしていました。とにかく、テスト範囲の内容を少なくとも3回は復讐する感じ。記憶が薄れていますが、テスト範囲って多分20〜25ページ分くらいだったと思います。英語の教科書自体は全体で100~120ページくらいで案外分厚いので、当時は圧倒されがちでしたが、例えば20ページであれば、表裏で10ページ分、1日表裏1ページを暗記するように声に出して何度も読んだり、書き出したりすればかなり覚えられると思います。合わせて、文法もそのセクションごとに教科書や文法の本を参考に確認し、問題集をこなしていたと思います。

ただ、やっぱり、当時の英語学習やその他全般に関して、振り返って思うことは、暗記が多かったかなと。なので、普段の生活で英語を実践的に使いたいと思っても、必要な柔軟性や反発力、自己表現に関する知識や能力が欠けていたと思います。

英語ネイティヴを演じる

先ほど、私の憧れのマイケル・ジューダンのお話をしました。反復にもつながりますが、私は中・高生の頃よくジョーダンの試合やプレイを当時普及していた衛星放送で見たり、録画して何度も見返していました。その見た映像を自分のものにするためにイメージ・トレーニングをし、実際の練習でその動きができるか体を動かしてみる。何度もやっていると案外それらしい動きができます。他の選手の良さそうな動きがあると、やっぱりそれを真似てみる。そうするとそれぞれの特徴や癖があるのがよくわかります。これを何度も反復する。

こういった考えを英語学習にも応用してみると、案外効果があるかと思います。実際に、10年くらい前にアーティスト向けに少し英語講座をした時は、自分ではない誰かに成り切ってもらうために、かつアーティスト向けでもあったので、画用紙や画材を提供し、それぞれに思いつく海外アーティストや俳優などの人物のお面を作ってもらい、それをつけた状態で発言をしてもらうことをしました。英語学習、特に英会話になると間違えてはいけないという心理や恥ずかしいという心理が働くので、お面づくりで少し和やかにしつつ、誰かに成り切ってもらう、別の人格になってもらうという試みをしたんです。

この考えは実は私がアメリカ留学時の大学院でのアートのクラスを参照しています。授業名は、「Participation Art」という名称で、アーティストのAndrea Groverさんが教えてくれたクラスです。参加型アートを学んだり、自分たちで発案して、実践したりと、とても刺激的なクラスでした。この授業の最初に、Andreaさんから美術史に名を残すアーティスト名のリストが共有され、クラスメートは一人一人アーティストを選び、オルター・エゴ(別人格)としてそのアーティストになりきるというものがありました。自分ではない誰かの思考を遡る感じです。

聞き慣れたフレーズと話口調

そんな感じで大学院時代を過ごしていたのですが、気の合う友人知人、学校の先生や仕事場の上司など、頻繁に会う人たちが出てきます。そうするとその人たちの会話でよく使う表現や話口調などが、案外、耳に残ります。これが自分にも伝染して、いつの間にかその人のフレーズや口調を口ずさむことが多々あり、今では自分のもののように使うくらい自然と自分の身についたものもあります。

実は、アメリカ留学後、オーストラリアやイギリス、スコットランドなどの英語圏に行く機会がありましたが、行った先々でアート系の友人知人がいたり、できたりしました。それぞれの国の英語には特徴があり、自分をそちらに順応させないとわからないところもあったので、現地の人の話し方に合わせて行ったら、やっぱりそこのフレーズや口調が自然と自分に身につきました。なので、振り返ってみると自分の英語は色々な国の表現やこれまであった知人友人の口調が入り混じった英語になっていると実感しています。

英語ジャーナリング

この点は大学生の頃にだいぶ培われた気がします。先日もnoteでお伝えしたように、「人生でやりたいことを100個」を英語で書く課題には、未来をイメージするというポジティヴな感覚と同時に英語でそんなイメージを自分の言葉で伝えるということに繋がりましたし、一つの学期を通して英語で日記を書く課題もありました。もちろん、ネイティヴのように英語を書くことはできませんでしたが、知っている単語や調べた単語を駆使して、自分の伝えたいことをこれまで覚えた知識をもとに試す練習になりました。

たぶん、最近では朝のジャーナリングが習慣化されている方も多いと思いますので、そのジャーナリングを英語で書くことを習慣にするのもとても効果的でしょうね。昨日の出来事、思いついたアイデア、やってみたいこと、今の気持ちなど、自分に関係することなので、英語でのやり取りの際の瞬発力にもなります。

海外一人旅

それから私が大学生の一年生の頃には、語学研修に行ったり、当時バックパッカーというのが流行っていたころで、一年に一度はアメリカ一人旅を行なっていました。そのあたりでやはり本場では自分の学習してきた英語がなかなか通用しないという現実。ただ、何に気付いたかというと、旅で会った人たちはみんなそれぞれちょっとずつ違う英語を話しているということ。それと生活スタイルや価値観が違うので、自分が日本で育ち培った価値観をもとに推察したり、解釈したりすると、案外、勘違いや齟齬が起きてしまうということ。なので、そのあたりをしっかりと言葉や文字や数字などで明確に確認する必要があるということ。

そして、一人旅はその場その場で出くわす問題や課題に対して、自分で一つ一つ対応していかなければいけない状況になるので、嫌でも試行錯誤や語学習得ができます!そして、思いもかけていなかった出会いなどもありますので、海外の一人旅は本当に一番のおすすめです!

内容の明確化

日本人同士で日本語の会話をしているとかなりその場の雰囲気や文脈、言葉を介さずにお互いの推察に委ねるような抽象的な状況に時折出会しませんか?会話の後に、結局、何の話してたの?とか、何がどこまで決まった?のとか。日本人同士の感覚なら、それでもある程度、伝わることもあるので、それでやり過ごせることもあると思いますが、先ほどもお伝えしたように言語も価値観も生活スタイルも違う人たちと意思疎通する際には、その曖昧な状況では話が伝わらないので、やはり言葉や文字や数字、時には絵やイラストなどを交えて明確化させることが必要です。少なくともキーワードをいくつか発するだけでも、相手が連想ゲームしてくれて、会話を進めていくこともできます。

それから日本語で会話して時々困るのが、「誰が」を明示しないまま、会話が進んでしまうこと。私は時々、日本語の会話で「誰が」、「何を」、「どうするの?」を聞き直すこともあります。たぶん、英語での会話でも時折聞き直すことはありますが、日本語で話す時よりも稀です。というのも英語は、「I」、「You」、「He/She」、「We」、「They」などがはっきりしているからです。ただ、「We」や「They」などの複数の人を指す主語の場合、誰から誰までを含んでいるのかという時には、確認することもあります。私もその「We」の一員でしたっけ?みたいな。

アクションのイメージ

案外、見過ごされがちなのが、頭の中のイメージ。英語の文章の順番は、主語、動詞、目的語みたいに、日本語とは少し違うので、いつも頭の中にその状況をイメージします。例えば、「I walked to a supermarket yesterday」という一文があったら、文章を読んだり、聞こえてくる順番通りに、頭の中で、「私」が登場し、その私は「歩いた」状況、「どこどこへ向かっていて」、そこは「スーパーマーケット」で、それは「昨日」だった。そんな感じ、逆に自分がなにか言いたい時は、「(誰?)自分」がいて、「(どんなアクション?)歩いた」「(どこ?)へ」「(どこ?)スーパーマーケット」「(いつ?)昨日」みたいな感じでイメージして、一つ一つ英語で発話する感じ。なるべくイメージで右脳で考える感じ。文法的に考えると論理的思考になりすぎて、なかなか時間がかかったり、スムーズに言葉が出てこなくなってしまうので、イメージ・トレーニングした方が早い気がします。

発音、ベロ、口、唇の使い方

私は大学を卒業後、小さな頃からの夢だったアメリカ留学をさせていただきました。1年だけの予定でしたが、最終的にはアートの修士号を得るところまでいきました。さて、その1年目は自分が当時興味を持っていたことをできるだけやるという感じでいましたが、全て英語で行われる大学レベルの授業についていける英語力が必要で、2学期分くらい英語のクラスをとりました。

この授業を受講して実感したことは、これまでの小学校から大学までに学んだことを全てやり直す感じでした。発音、単語の意味、文法、文章の書き方まで全て英語やり直す感じ。ちなみに文法に関して、当時、とても役に立ったと実感している本として、「English Grammar In Use」という本です。もしご興味があれば、探してみてください。

その際に、「th」、「v」、「r」など、英語には日本人には馴染みのない音があること、そして、それらの音を発する際の口やベロや唇の使い方が違うこと、何をどのように伝えるのか明確にまとめ話すことなどを、教材はもちろんですが、担当の先生達の知見からも教えてくれました。そして、基本的には自分に自信を持って話すこと!

連想ゲーム

それから分からない単語や分からない部分は、案外、推察や連想によって理解できることもあります。実際、日本語の会話でも聞き取れなかったり、分からない部分を自分の持っている知識で補えって、会話を進めていることが多々あると思います。英語の会話でもそんな応用はできます。この点に関しては、やっぱり言語学習だけではなく、実体験が多ければ多いほど、そう言った知見の応用ができます。

価値観の違いをしっかり自覚する

私たちは一人一人ユニークな存在です。特に日本の文化は世界の人からもとても注目を浴びています。そんな日本文化の中で育った私達のことにも海外の方々はとても興味を持ってくださっていると思います。少なくとも私がアメリカにいた時は、一人一人が本当に自分らしさを持っていて、自信を持っていきている人ばかりだったと思います

私はアメリカ南部のテキサス州ヒューストンに留学していましたが、知らない人から挨拶されたり、声をかけられることも多々ありました。私がヒューストンで生活していた時、統計的にヨーロッパにルーツを持つ人々、アフリカにルーツをもつ人々、アジアにルーツを持つ人々、南米にルーツを持つ人々などが、バランスよく生活している国際都市と聞いていました。そして、ここに私のような日本人がいたわけです。そうなると本当に皆さん英語の発音も結構、バラバラ。表現の仕方も独特。価値観も違う。

だから、話して一つ一つ確認せざるを得ないし、自分とは何者かを伝えなければいけない。分からない時には、言葉だけではなく、絵や図表などで確認する。私はアートを学んでいたので、絵や図表、イメージなどを駆使して曖昧な部分を明確化してコミュニケーションをとっていました。この点でアートも一つの言語であるという理解も生まれ、英語学習にはそんな手法やイメージの重要性を実感しています。

描写や批評の練習

実際に、アートの授業では、美術史のような座学と制作のような実地があり、実地の中では自分の作品についての解説や他の人の作品についての批評を口頭で行う必要がありました。そこでは作品の大きさ、色、見せ方などの描写、自分が何をどのように捉えたのか、作品から何を想起したのか?美術史に沿ってどう捉えるのか?どんな文脈で展示すると最大の効果が生まれるだろうかなどを伝え、意見交換をしていました。

例えば、「50cmくらいの円形で、青と緑で彩られた地球儀にも見える彫刻作品が、天井からテグスで吊り下げられ、スポットライトの照明に照らされ、床には大きな影ができている。私にとっては地球儀を思い起こさせると同時に、ミラーボールも連想させます。ただ、回転していないので、もしそういったものを表現するのであれば、回転させる仕組みをつけたり、ところどころモザイクのようにミラーを貼り付けたりすることで、空間に動きや反射が広がって、鑑賞者を包み込む面白い体験空間になるかもしれない。」

批評会はこんな感じで、自分が何をどう見たか、どんなことを受け取ったり、想起したりしたのかを言葉にして伝えることで、何が伝わり、何が伝わっていないのかなどを、対話を通して深めて行っていました。改めてコミュニケーションの根本ですね。実は日本で生活していても実感があると思いますが、同じ道を誰かと一緒に歩いていても、後で振り返って話をすると、案外、見ていたものが違ったり、何を感じ取ったのかなどが違うことってありますよね。そのふわっとした状態をなるべく言葉で定義するような、共通認識にするような対話ですね。

見たものを言葉に置き換え、自分の視線でどう見えたか、何をイメージしたか、自分の知識に照らし合わせ、どんな助言ができるか。改めて、複雑なことが頭の中で行われていたという実感と、直に英語でこれらをやっていたことがとても効果的だったと思います。なので、時折、私の英語の講座で実践したこともありますが、美術作品の批評会を英語でやると本当に良い効果があると思います。英語の発話に関する語彙力の強化や瞬発力も養われますので。

自分とは何者かの掘り下げ

さて、もう一つ英語学習のコツでお伝えしたいことは、自分とは何者なのかをしっかりと掘り下げて、それを伝える準備をすることかと思います。これは英語学習だけではないと思いますが、自分とは何か?どんなユニークな人間であるのか?そんなことを掘り下げて、英語で伝えられるように単語や表現を習得していくと、いつの間にかかなり積極的に自信を持って話せるようになるのではないかと思います。

便利ツールを使ってみる

最後に最近は本当に便利なツールがそこらじゅうにあるので、語学習得は昔と比べたら、かなり早く効果的にできると思います。アプリやAIとのチャットで対話しながら発音や文法も学ぶことができますので。それに日本に来られている海外の方々も多いので、対話をする機会が本当に多くなっていると思います!

英語やアートの学習にご興味がある方はご一報ください。

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