消費税法を受け終えて考えた──もし来年も挑戦するなら、同じ勉強はしない
※本記事は、2026年の税理士試験(消費税法)を受験した直後の個人的な振り返りとして、自身の学習方法や当日の経験を整理したものです。
※受験直後だからこそ覚えている感覚と、もしもう一度勉強するなら変えたいことを残すための記事です。
消費税法の試験が終わった
今日、税理士試験の消費税法を受け終えた。
長かった。
授業を受けた。
理論を覚えた。
計算問題を解いた。
仕事と大学院を並行した。
途中で引っ越しもした。
体調を崩して、模試を受けられなかったこともあった。
別の模試では、電卓を忘れた。
かなりきれいではない一年だったと思う。
もっと計画的に進めたかった。
理論を早く固めたかった。
総合問題も、もう少し解きたかった。
ただ、今日でひとまず本試験は終わった。
合否はまだ分からない。
できなかったと決めつけるつもりもない。
受かったと思い込めるほど、税理士試験は親切でもない。
ただ、試験を終えた今、
もしもう一度消費税法を受けることになったら、同じ勉強はしない
と思っている。
今年の勉強がすべて間違っていたわけではない。
実際に役立ったこともある。
もっと早くやればよかったこともある。
逆に、時間を使ったわりに、そこまで効果的ではなかったと感じることもある。
合格していれば、
この勉強方法でよかった
と思いたくなるかもしれない。
不合格なら、
全部間違っていた
と考えたくなるかもしれない。
だが、実際の勉強はそこまで単純ではない。
良かった部分と、変えるべき部分が両方ある。
だから、結果が出る前の今、試験直後に感じたことを書いておきたい。
問題が回収されている間に、なぜか涙が出た
試験終了の合図があった。
ペンを置く。
その後、試験官が答案や問題を回収していく。
この回収が、意外と長い。
試験が終わったからといって、すぐ席を立てるわけではない。
受験生は席に座ったまま待つ。
前の列から順番に回収されていく。
答案を書いていた緊張は終わっている。
しかし、まだ会場からは出られない。
何もすることがない。
ただ、座って待つ。
その時間に、なぜか涙が出てきた。
別に、まったくできなかったわけではない。
手応えがゼロだったわけでもない。
絶望して泣いたわけではない。
問題を見た瞬間に、今年は終わったと思ったわけでもない。
むしろ、自分でもなぜ涙が出たのか、最初はよく分からなかった。
たぶん、試験が終わったことで、それまで張っていたものが切れたのだと思う。
何か月も消費税法のことを考えてきた。
仕事中も、帰宅後に何を勉強するかを考えた。
朝は理論を確認した。
休日は総合問題を解いた。
覚えても忘れた。
書いても抜けた。
時間が足りないと思った。
本番に間に合わないかもしれないと思った。
それでも、今日まで来た。
試験終了の合図があり、答案を回収されている間に、
もう今日は勉強しなくていい。
もう本試験は終わった。
そう身体の方が先に理解したのかもしれない。
頭では冷静だった。
だが、身体はそうでもなかった。
人間は、緊張している間は意外と動ける。
終わってから、まとめて感情が出る。
かなり非効率な仕組みである。
それでも、涙が出たということは、この一年を自分なりに使ったということなのだと思う。
合否が分かる前だからこそ、残しておきたい
試験後の記事は、結果が出てから書くこともできる。
合格していれば、
この方法が良かった。
不合格なら、
この方法が悪かった。
そう整理しやすい。
ただ、その整理は結果に引っ張られる。
合格した勉強方法が、すべて優れていたとは限らない。
不合格だった勉強方法が、すべて無駄だったとも限らない。
試験には、その日の問題との相性もある。
体調もある。
時間配分もある。
偶然もある。
結果が出た後では、すべてを結果から逆算して説明したくなる。
人間は、過去へ理由を付けるのがかなり上手い。
だからこそ、今の段階で書いておく。
試験を受け終えた直後に、
何が役立ったと感じたか。
何を変えたいと思ったか。
当日、何に困ったか。
次に受けるなら、何を早く始めるか。
これは、不合格を予想する記事ではない。
今日の経験を、合否が出るまで放置しないための記事である。
15時30分開始という時間にも、もう特別感はない
消費税法の試験は15時30分開始だった。
ただ、この開始時刻そのものに、今年もあまり特別な意味はなかった。というのも、これが消費税法の受験は3回目で、もはや「午後から始まる試験」というリズム自体に身体が慣れてしまっているからだ。
午前中から一気に試験モードへ入るというよりは、朝起きてからの時間をどう“持たせるか”の方が重要になる。会場へ向かうタイミングも、早すぎても遅すぎても調整が必要で、その感覚もすでに一度目のような試行錯誤ではなく、ある程度の型のようなものができている。
それでも、慣れたからといって楽になるわけではない。むしろ「この時間帯に試験がある」という前提の中で、どう集中のピークを合わせるかという調整だけが、より淡々とした課題として残る。
3回目ともなると、15時30分開始という事実は驚きでも緊張でもなく、ただの条件の一つとしてそこにあるだけだった。
消費税法の試験は、15時30分開始。
午前中に始まる試験とは違い、かなり待ち時間がある。
朝起きて、すぐ会場へ向かい、そのまま試験を受けるわけではない。
起床してから試験開始まで、何時間もある。
この時間の使い方は、思っていた以上に重要だった。
午前中に何を勉強するか。
どこで過ごすか。
何を食べるか。
何時に会場へ向かうか。
どのくらい早く着くか。
直前に何を見るか。
試験は二時間だが、本番当日は二時間だけを考えればよいわけではない。
朝から15時30分までを、どう過ごすかも試験の一部になる。
早い時間から理論を詰め込み過ぎると、試験前に疲れる。
何もしなさ過ぎても、不安になる。
昼食を重くすると眠くなる。
逆に、食べなさ過ぎても集中できない。
早く会場へ着き過ぎると待ち疲れる。
ぎりぎりに着けば、暑さと焦りで消耗する。
試験開始時刻へ集中力を合わせる必要がある。
これは、知識とは別の難しさだった。
午前中に何を見るかを決めておいた方がいい
もしもう一度受けるなら、本試験当日の午前中に見るものを、事前に絞っておく。
理論マスター。
理論ドクター。
間違えやすい論点。
最後に確認したい項目。
こうしたものを少数に絞る。
当日の朝になって、
何を見よう。
この問題集も気になる。
あの論点も不安だ。
そう考え始めると、教材を行き来するだけで時間が過ぎる。
不安な論点は、試験当日に突然増える。
昨日まで気にしていなかった理論まで、急に重要に見える。
ただ、そのすべてを当日の午前中に覚え直すことはできない。
だから、
当日はこれだけ見る
と決めておく。
直前期に必要なのは、知識を増やすことだけではない。
見るものを減らすことでもある。
会場には早めに着き、暑さを落ち着かせた方がいい
税理士試験は夏に行われる。
外は暑い。
駅から会場まで歩く。
荷物を持つ。
人も多い。
会場へ着く頃には、汗をかいている。
その状態で、すぐ試験へ入るのはかなり厳しい。
今回感じたのは、会場には少し早めに着き、身体を落ち着かせる時間を取った方がよいということだった。
暑い屋外から、冷房の効いた建物へ入る。
汗が引く。
呼吸が落ち着く。
水分を取る。
トイレへ行く。
席や会場の雰囲気に慣れる。
試験開始前に、身体を試験モードへ戻す。
本番は知識の勝負である。
だが、身体が暑さで消耗していれば、その知識をうまく使えない。
夏の試験では、会場へたどり着くまでに小さな競技が一つ追加されている。
受験科目には書かれていないが、暑さ対策も必要である。
着替えは持っていった方がいい
これも、もし次に受けるなら準備したい。
着替えである。
会場までの移動で汗をかく。
そのまま冷房の効いた部屋へ入る。
シャツが濡れたままだと不快である。
身体も冷えやすい。
二時間の試験中、ずっと気になる可能性もある。
だから、薄いシャツやインナーだけでも、着替えを持っていった方がよいと思う。
荷物は少し増える。
ただ、試験中の快適さは大きく変わる。
税理士試験の対策というと、
理論。
計算。
電卓。
筆記用具。
に目が向く。
しかし、夏の試験では、
汗をかいた状態で二時間集中できるか
という問題もある。
税法以前に、服が不快で集中できないのはかなりもったいない。
受験会場へファッションを披露しに行くわけではない。
着替えられて、集中できればよい。
理論は、とにかく書いた方がいい
勉強面で最も強く思うのは、
理論はとにかく書いた方がいい
ということだった。
読む。
眺める。
声に出す。
理解する。
どれも必要である。
ただ、試験では書かなければならない。
分かっているつもりでも、白紙から書こうとすると出てこない。
最初の一文が出ない。
途中の要件が抜ける。
言葉が似た理論と混ざる。
順番が崩れる。
教材を見れば、
これだった
と思う。
しかし、本試験では教材は見られない。
理論暗記は、読んだ回数だけでは進まない。
何も見ずに書こうとする。
書けない。
答えを見る。
また書く。
数日後にもう一度テストする。
この繰り返しが必要だと思う。
理論暗記は、何度もテストする
もし次に勉強するなら、理論を覚える時間と同じくらい、
テストする回数
を意識する。
一度覚える。
翌日に書く。
数日後にまた書く。
一週間後にもう一度書く。
書けなかった部分を戻す。
また確認する。
理論暗記は、完成してからテストするものではない。
テストしながら完成させるものだと思う。
完璧に覚えてから書こうとすると、なかなか書き始められない。
だが、書いてみれば、何が出てこないかが分かる。
読むだけなら、すべて知っているように感じられる。
白紙は、その錯覚をかなり丁寧に壊してくる。
親切ではない。
だが、正確である。
理論は、まず個別の暗記を進めた方がいい
今年は、理論の横のつながりも意識した。
例えばWordへ理論をまとめ、
土地
などの個別ワードで検索する。
すると、異なる論点の中で、同じ言葉がどう使われているかを確認できる。
これはかなり役立った。
ただ、その前提として、個別の理論そのものを覚えている必要がある。
つながりを理解していても、個別理論の文章が出てこなければ答案にはならない。
もし次にやるなら、
まず個別理論を早めに暗記する。
その後、Word検索などで横のつながりを確認する。
この順番を意識したい。
理解は暗記を助ける。
横のつながりは記憶を助ける。
ただ、最後は書けなければ点数にならない。
税理士試験は、理解した気持ちへ点数を付けてはくれない。
かなり事務的である。
理論の暗記は、計算にも生きる
理論暗記は、理論問題のためだけではないと思う。
制度を理解し、言葉を覚えることで、計算問題の判断にもつながる。
この取引はなぜ非課税になるのか。
どの課税期間で処理するのか。
どの仕入れが控除対象になるのか。
どの届出が影響するのか。
理論を覚えていると、計算問題での判断の根拠が見えやすくなる。
計算だけを手順として覚えると、問題の形が少し変わったときに迷う。
一方、制度の考え方が分かっていれば、処理を思い出す手掛かりになる。
だから、理論と計算を完全に別の科目のように考えない方がよい。
理論を覚えることが、結果として計算の安定にもつながる。
個別理論の暗記は地味である。
だが、計算の土台としても効いてくる。
総合問題を何度も最初から解き直す必要はあるのか
総合問題の解き直しについては、少し考えが変わった。
最初は、
一度解いた総合問題は、もう一度最初から最後まで解いた方がよい
と思っていた。
もちろん、通しで解く意味はある。
時間配分。
集中力。
問題を飛ばす判断。
資料を読む順番。
二時間を通した処理。
これらは、実際に通して解かなければ確認しにくい。
ただ、毎回すべての総合問題を最初から解き直すことが、自分にとって最も効率的だったかというと、少し疑問が残った。
仕事をしながら、二時間の問題をもう一度解く。
その後、復習もする。
かなり時間がかかる。
しかも、すでに正解できた部分まで、また同じように解くことになる。
その時間を、理論暗記や弱点の復習へ使った方がよい場合もある。
計算は、間違えた部分を中心に戻す方がよかった
自分の場合、計算の復習は、
間違えた部分。
判断に迷った部分。
忘れていた論点。
時間がかかった処理。
を中心に戻す方が効率的だったと思う。
なぜ間違えたのか。
知識がなかったのか。
資料を読み落としたのか。
区分を間違えたのか。
電卓入力のミスなのか。
原因を確認する。
そして、その部分だけもう一度処理する。
総合問題全体をやり直すより、弱点へ直接戻る。
社会人受験では、時間が限られている。
二時間まとまって取れない日もある。
そのとき、
二時間取れないから何もしない
ではなく、
二十分で間違えた論点だけ戻す
方がよい。
完璧な勉強時間を待っていると、勉強できる日はかなり少なくなる。
通し演習は「確認用」にする
だからといって、総合問題を通して解く必要がないわけではない。
模試。
直前答練。
本番前の時間配分確認。
こうした場面では、二時間通して解く意味がある。
通し演習は、本番形式で処理できるかの確認に使う。
日常の復習は、間違えた部分へ絞る。
この二つを分けた方がよいと思う。
毎回フルで解き直す。
あるいは、部分復習だけで済ませる。
どちらか一方ではない。
目的によって使い分ける。
通し演習は試合形式。
部分復習はフォーム修正。
毎日試合だけをしても、弱点は直りにくい。
毎日フォームだけ直しても、本番の流れには慣れない。
両方必要だが、同じ頻度で行う必要はない。
テキストや問題集は、早めに減らしていい
もう一つ、もし次に勉強するなら変えたいことがある。
教材を早めに減らす。
特に問題集は、役割を終えたら物理的に捨ててもよいと思う。
試験勉強をしていると、教材が増える。
テキスト。
理論マスター。
個別問題集。
総合問題集。
答練。
模試。
プリント。
自分のメモ。
最初は、持っている教材が多いほど安心する。
これだけ勉強してきた。
必要な情報は全部ある。
そう感じる。
しかし、直前期に全部を見ることはできない。
どの教材に何が書いてあったか分からなくなる。
同じ論点が複数の場所にある。
戻る場所が増える。
結果として、復習するときに迷う。
教材が多いことと、知識が整理されていることは違う。
問題集は、後から意外と見返さない
問題集は、解いている時点では重要である。
ただ、解き終わった後、何度も最初から見返すかというと、実際にはそれほど見ないことも多い。
特に、正解できた問題は、後から見返す機会が少ない。
必要なのは、
間違えた論点。
忘れやすい処理。
注意すべき条件。
である。
ならば、それらを理論マスターなど一つに移す。
必要な情報を集約した後、問題集そのものは手放してもよい。
物理的に捨てることで、戻る場所を減らす。
もちろん、すべてを早い段階で捨てる必要はない。
通し演習用に残す問題もある。
間違えた問題を再度解くこともある。
ただ、
いつか見るかもしれない
という理由だけで全部残す必要はない。
人間の「いつか」は、本棚をかなり占領する。
最終的に見る教材を絞る
もしもう一度勉強するなら、直前期に見るものを早い段階から決めておきたい。
理論マスターと理論ドクター、計算パターン例のある問題集の一部。
このくらいへ絞る。
教材を増やすより、情報を集める場所を決める。
問題集で間違えたら、理論マスターへ戻す。
答練で気づいたことも、同じ場所へ追記する。
模試での課題も集約する。
最終的に、
ここを見れば、自分が間違えてきたことが分かる
という場所を作る。
直前期に強いのは、教材をたくさん持っている人ではない。
戻る場所が分かっている人だと思う。
本番会場へ本棚は持ち込めない。
残酷だが、かなり公平である。
仕事が忙しい前提で計画を作る
もしもう一度勉強するなら、
仕事が落ち着いたら勉強する
という前提では考えない。
仕事は、だいたいこちらの試験日程に合わせて落ち着かない。
忙しい月がある。
残業する日がある。
帰宅後に二時間の問題を解けない日がある。
休日が別の予定で消えることもある。
今年は仕事に加え、大学院もあった。
引っ越しもあった。
体調を崩したこともあった。
社会人受験は、人生の空白時間で行うものではなかった。
何かを抱えながら、その隙間で進めるものだった。
だから、次にやるなら、
平日は理論のテスト。
計算は間違えた部分の確認。
休日や模試で通し演習。
というように、時間の長さによって学習内容を分ける。
二時間取れることを前提にし過ぎない。
三十分でも進められる勉強を用意する。
仕事が忙しい週でも、完全に止まらない仕組みを作る。
気合いではなく、生活に合う形にする。
理論暗記は、もっと早く始める
今回、一番大きな反省は、やはり理論暗記だった。
直前期まで、理論への不安は残った。
もっと早い段階から、白紙で書くテストを繰り返せばよかったと思う。
授業で理論を学ぶ。
理解する。
その時点で、少しずつ書く。
翌週にまた書く。
数週間後に戻る。
早く始めれば、一回あたりの負担を減らせる。
直前期にまとめて覚えようとすると、理論同士が渋滞する。
覚えたと思った瞬間に、別の理論が前の理論を押し出す。
頭の中の駐車場が足りない。
だから、早い時期から何度も出し入れする。
一度で覚えるのではなく、忘れることを前提に戻す。
次にやるなら、理論暗記を授業終了後の作業ではなく、最初から中心に置く。
試験当日の準備も勉強の一部だった
6月には、体調不良で模試を受けられなかった。
7月の模試では、電卓を忘れた。
本試験当日は、やっぱり暑かった。
こうした経験から思うのは、
試験当日の準備も、勉強の一部である
ということだ。
受験票。
電卓。
予備の電卓。
筆記用具。
時計。
水分。
軽食。
着替え。
冷房対策。
会場までの経路。
午前中に見る教材。
昼食。
到着時間。
これらを事前に決める。
知識があっても、当日に力を出せなければ意味がない。
試験は、覚えた量だけでなく、当日その知識を取り出せる状態かも問われる。
本番直前に慌てないように、持ち物と行動を仕組みにする。
注意力へ期待し過ぎない。
人間の注意力は、重要な日に限って普通に抜ける。
実績がある。
それでも、今年の勉強が無駄だったとは思わない
もし不合格だったとしても、今年の勉強をすべて無駄だったとは思わない。
消費税法の仕組みを学んだ。
理論を覚える難しさを知った。
計算問題でどこを見落としやすいか分かった。
仕事と大学院を並行しながら、勉強を続けた。
毎月、学習内容を振り返った。
本試験まで行った。
そして今日、答案を書いた。
結果が出なければ意味がない、という考え方もある。
試験である以上、合格が目標なのは間違いない。
ただ、結果がまだ分からない今の時点で、一年間を全部否定する必要はない。
改善したいことは多い。
もっとできたと思う。
それでも、何もしなかった一年とは違う。
理論を何度も書いた時間も、総合問題で間違えた時間も、今日の答案につながっている。
合格していれば、次の科目や次の挑戦へ使える。
不合格なら、今年の反省を次の勉強へ使える。
どちらにしても、今日感じたことを残す意味はある。
もしもう一度受けるなら、こう変える
もし来年も消費税法へ挑戦することになったら、次のように変えたい。
理論暗記をもっと早く始める。
読むだけでなく、白紙から書くテストを繰り返す。
一度覚えて終わりではなく、何度も再テストする。
個別理論を先に固め、その後でWord検索などを使い、横のつながりを確認する。
理論の理解を、計算処理の根拠にもつなげる。
総合問題は、すべてを毎回最初から解き直さない。
計算は、間違えた部分や迷った処理を中心に戻す。
通し演習は、模試や時間配分確認のために使う。
問題集やプリントは、必要な内容を集約したら減らす。
最終的に見る教材を、理論マスターや自分のまとめへ絞る。
仕事が忙しい前提で、三十分でも進められる学習を用意する。
午後3時30分開始を想定し、当日の午前中の過ごし方を決めておく。
会場には少し早めに着き、暑さと汗を落ち着かせる。
着替えを持っていく。
持ち物は、前日にチェックリストで確認する。
そして、電卓は忘れない。
今年は模試で一度忘れている。
人間は反省を文章にすると賢そうに見えるが、実際に鞄へ入れなければ意味がない。
まとめ:同じ勉強はしない。でも、この一年は否定しない
今日、税理士試験の消費税法を受け終えた。
答案を書き終えた。
試験官が問題や答案を回収している間、なぜか涙が出た。
別に、できなかったからではない。
結果はまだ分からない。
ただ、長く続いていた緊張が、その場で切れたのだと思う。
この一年、仕事と大学院を並行しながら勉強した。
引っ越しもあった。
体調を崩した。
模試を受けられなかった。
電卓を忘れた。
理論暗記には最後まで苦しんだ。
総合問題の復習方法にも迷った。
教材も増えた。
もっとできたと思う。
理論は、もっと早くから書けばよかった。
何度もテストすればよかった。
総合問題は、間違えた部分を中心に戻し、通し演習とは役割を分ければよかった。
教材も、早めに集約すればよかった。
本試験当日の午前中や、暑さ、着替えまで、もっと事前に考えておけばよかった。
改善したいことはいくらでもある。
だから、もしもう一度挑戦するなら、同じ勉強はしない。
ただ、この一年を無駄だったとも思わない。
今日、試験会場で答案を書いた。
問題回収を待ちながら涙が出た。
それだけ、この試験へ時間と気持ちを使ったのだと思う。
合否はまだ分からない。
今は、受かったとも、落ちたとも決めない。
まずは、受け終えた。
そこまで来た。
結果がどうであっても、今日感じたことは残しておきたい。
もし次があるなら、今年の反省を使う。
次がなければ、この経験を別の勉強へ使う。
試験は終わった。
結果はまだ先である。
だから今は、一年間の自分へ、
お疲れさまでした
と言ってもよいのだと思う。
少なくとも今日は、理論を書かなくていい。
白紙の答案用紙も、もう目の前にはない。
そして次に受けることがあるなら、着替えと電卓は、前日のうちに鞄へ入れる。
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