奥行と平面の表現
みなさん、こんにちは。今日は最近の作品制作で取り組んでいる、「奥行と平面の表現」について書いてみます。
写真における次元の考察
前提として私は、写真は「2次元」の紙やモニターに「3次元」の表現する手段だと考えています。一方で絵画やイラスト、漫画などは「2次元的」な表現と「3次元的」な表現、またその中間があると考えています。
私は漫画やイラストがすごく好きな一方、表現手段として写真を使っているため、「3次元を平面的に表現する」ことを目指して取り組んでます。このように考えるキッカケとなったアーティストを何人か紹介してみます。
Dick Bruna
彼の作品であるミッフィーは平面的でかつ、記号的なキャラクター。鑑賞者のその時の心情や見方によって感じることが変わる素晴らしい作品群だと思います。

またブラック・ベアシリーズでも目だけで表情を付けるなど、2次元を完全に操る天才だと思います。

M.C. Escher
エッシャーはモザイク模様で有名な画家ですが、立体的な表現を3次元では成しえない構造で描く素晴らしい才能の持ち主です。


日本の漫画
鳥山明先生をはじめ、日本の漫画で育った私は、当然2次元と3次元が最高に融合した作品を多く読んで影響を受けてきました。
このように素晴らしい「2次元の世界」に囲まれていた私は、写真を始めてその「3次元性」に違和感を覚え、結果として写真で平面的な作品、イラスト的な作品を作る事に取り組んでいるという訳です。
褒められた作品について
今回 Nobu-Oh (@oh_nobu) さんの企画である作品を褒めて頂きました。

企画の詳細は Nobu-Oh さんの note をご覧ください。
褒めてもらった投稿はこちらです。
一つの〝作品〟としての完成度が高すぎます!
— Nobu-Oh (@oh_nobu) November 1, 2025
いくつもの直線で構成された世界の中で、強制的に視線を持っていかせる階段の曲線。
にも関わらず、一段一段はしっかりとした直線でできている。
そんな無機質な美しさの中に人物がいることで、どこか温かさを感じさせる画作りの素晴らしさ!
感動です! https://t.co/0pNG0vOOeP
作品で取り組んだこと
この場所は、複数の階段のオブジェクトが宙吊りになっている、とても立体的で奥行のある場所です。複雑な直線や曲線が混在し、奥行きを感じるモザイクデザインの壁もあります。
これだけ複雑で立体的な場所を、「平面的に」表現できたら素敵だろうなと思ったのが、作品制作のきっかけです。何度か足を運んで様々な画角を研究した結果、今回の構図に辿り着きました。
実際の写真からはかなり多くの不要な要素を削除していますが、想像した形に非常に近い形で表現が出来たと思います。
平面的な作品が持つ魅力
立体的でかつ、記録的な要素を持つ写真とは違った魅力を持つ「平面的」な作品ですが、ここまで憑りつかれている理由はいくつかあります。
印画紙という2次元の素材にあっていると思う
次元が一つ少ないことによる、想像の余白がある
普段住んでいる世界との境界線となるため落ち着く
自分が絵を描けないから
なかなか書ききれないテーマなので、是非、直接会った際に色々と話せたらと思います。
さいごに
今日は今の取り組みとその成果である作品について紹介しました。みなさんはどんなこだわりを持って撮影や制作をしていますか?
是非お聞かせくださいね!
いいなと思ったら応援しよう!
もったチップでコーヒー飲んで、また次頑張ります!